- 俺が競馬にハマったのは・・・9
369 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 00:42:36.63 ID:Vw8hKo2VO - 俺が小学生低学年の頃、家は母子家庭になった。
うっすらとしか覚えていないが、とにかく母親はバイタリティーに富んでいたように思う。 専業主婦で免許もなかったが、教習所に通い、 すぐ免許を取得し、仕事も始めた。 今思えば、職種から収入は低かっただろう。 恐らくは二十万くらいしかなかったのではないか 仕事を休むようなことはせず、とにかくいつも働いていた 年末年始もほぼ仕事だった 当時は何も感じなかったが、今思えば家族を食わせるために相当無茶をしていたのだろう
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370 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 00:59:38.93 ID:Vw8hKo2VO - 俺はそんなことは露知らず、遊びほうけ、
家で勉強なぞはしたことがなかった ただ、なぜか本を読むのが好きで、寝る前や雨の日などは本を貪り読んだ 江戸川乱歩から入り、歴史小説、探偵物から純文学、ミステリー、 ジャンルはそのときの気分次第だったが 小学生が読むようなものではない本も読んでいた もちろん、小遣いなんて貰えないから図書館だ それが良かったのか、俺は小学生、中学生のうちは、とにかく勉強ができた 俺は常に学年で上位の成績を維持していた 俺は他の子供達とは出来が違う、周りは馬鹿ばかりで、 価値がない奴らだと感じるようになっていった だが、周りとはそこそこうまく付き合っていたし、 友達も多かった。欲しいものは裕福な家庭だと感じるようになっていった
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373 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 01:14:47.52 ID:Vw8hKo2VO - 高校生になると、金が欲しいという衝動が抑え切れなくなっていった
金に関しては親から殆ど与えられなかったため、 自分の自由になる金、というものをあまり手にしたことがなかった だからなのか、身体が大きくなるのに比例するように、 より金に対して憧れを抱くようになった 高校生ともなれば、バイトもできる歳だ ドラマに出て来るような母子家庭の子は、勉強もバイトもこなし、 家にわずかな金を入れ、将来は僕が母さんを助ける! なんて歯の浮くような台詞を言うような場面を見かける 俺はどうだったか 高校一年の春、パチンコにハマった
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376 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 01:40:21.97 ID:Vw8hKo2VO - 俺の記憶が確かならば、記念すべき初打ちは、友達と隣町に遊びに出掛けた日だ
勿論パチンコが目的ではなく、ボウリングの予定だったように思う 道中、パチ屋の前でなんとはなしにチャリンコをとめ、 ボウリングの前にパチ屋に入ってみることにした 入口に近いシマをうろうろし、打っている人の台の様子を伺っていたが、 店員にバレて学校に連絡がいき、退学になるんじゃないかと、 店員が近くに来る度チンチンが縮み上がるような感覚だった ただ、何回かすれ違うもののスルーされたことで、 段々と気が大きくなっていった俺は、 友達が店を出ようと言うのを制し、パチンコを打ってみることにした 初めて打った台はハネモノの演歌道だ 玉の借り方などチラチラと横目でみながら、恐る恐るハンドルを回した 最初は台の構造、スペックも知らない チャッカー、Vゾーンなども理解していないので、 どうなれば良いなど全く理解せずハンドルを握り締めていた。 結果、何回Vにぶち込んだのか覚えていないが、打ち止め札が付けられた
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377 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 01:58:17.24 ID:Vw8hKo2VO - こち亀かなにかで打ち止めと言う単語を知っていた俺は、
すぐに状況が理解できた スムーズに出玉を流せたのか、換金システムがわかったのか、記憶が定かではないが、 とにかく1000程度しかなかった所持金が6000くらいに増えていた 俺はに舞い上がった 友達にジュースと菓子を奢っただけで、神になったような気がした ボウリングはすっかり頭から抜けた帰り道、 俺はこんな素晴らしいものはないと何度も反芻していた それからパチに嵌まるのに時間はかからなかった 周りに大人しかいない空間、店員が近くにくるたびの緊張、 ハネが開くときの期待、Vに吸い込まれる銀玉・・・ 箱に玉を落とすときの快感・・・ 全てが心地好かった また最初のころは何故か全くもって負けなかった 毎回毎回、初打ちの友達に付き合ってもらっていたが、 そいつは一切打つことはなかった
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379 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 02:18:52.69 ID:Vw8hKo2VO - 勝ち続けていたある日、それは起こった
とにかく当たらない、当たらない、全く当たらない! 何度か移動しても、うんともすんともいわない 経験のない事態に、「こんなはずはない!こんなはずはない!」と繰り返しながら二百円を突っ込む 千円札を百円玉に替える また二百円を突っ込む・・・ 延々と繰り返し、ついに所持金がつきた その日、恐らくは五千円くらいしか持っていなかったと思う パチで勝てるからいいやいいやで金遣いが荒くなっていた俺は、 単なるビキナーズラックで得続けた金を浪費していたのだ もちろん、家には一円たりとも入れていない 汚い金だからダメ、ではなく、とにかく金を自分の好きなように遣いたかった あの日、熱くなって両替機を往復し、金を注ぎ込み続ける俺の姿を、 シマのハジから冷ややかな眼で窺っていた友達の姿を今も思いだす そのあとも何回もパチ屋に付き合ってもらったが、 そいつはとうとう一回も打たなかった 今でも不思議だ 優等生だった俺の堕ちていく様が見たかったのだろうか? 縁が切れて大分経つ今、そんなことを考えることもある
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380 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 02:38:51.59 ID:Vw8hKo2VO - パチを打つ金が底をつき、俺は途方に暮れたが、
あることを思い出した うちの親は五十円玉、百円玉、五百円玉があまるたび、 菓子袋にためこむ習性があり、 それを押し入れの中に隠していた 俺はなにかの偶然で、それを知っていた 総額五万はあっただろうか? 一回手を出したら終わりだ・・・という感情はあり、流石の俺も躊躇したが、 頭の中で鳴り響き始めた軍艦マーチには勝てなかった 俺はその日、五百円玉を四、五枚抜き取り、一人でパチ屋へ向かった 家に金を入れるどころか盗んだ親の金でパチンコに興じていたことになるのだが、 罪悪感を感じたのは最初だけで、菓子袋の小銭は日を追うごとにみるみる減っていった
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381 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 03:03:01.64 ID:Vw8hKo2VO - 常に俺は他人とは違うという余計なプライドがあったためか、
パチに関しても根拠のない自信で満々だった 俺は他人とは違う・・・パチンコで俺なら勝ち続けられる・・・ 釘だって読めている・・ 実際には釘など全く読めていないのだか、 当時はそう本気で思い込んでいた しかし、ビキナーズラック分の浮きは瞬く間に吸い込まれていった 最後の方はハネモノではなく、デジパチにも手を出していた 重かった菓子袋がスカスカになり残りわずかになったとき、 とんでもないことをしたと一瞬我に返った だが、すぐに思い直し、小銭をポケットに詰め込み、パチ屋へ向かった 最初は無視していた五十円玉も、次第に戦力になっていった 様々な店で百円に替えてもらっていたのだ 大量なら一回銀行に行けば済むものを、少しずつ、少しずつ溶かしていった 菓子袋の小銭が全てなくなったのはどれくらいの日数がかかったのだろう? 数週間だったような気がするが・・・ とにかく、毎日毎日、親が菓子袋を開かないことを祈っていた
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382 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 03:19:04.51 ID:Vw8hKo2VO - ある日、親が叫ぶ声が聞こえた
「お金がない!」 俺は青ざめ、胃の方から冷たい空気がこみあげてくるのを感じながら、 慣れ親しんだ菓子袋を持って呆然とする親に向かって、冷静に言った 「泥棒でもはいった?」 「何言ってんだ!お前だろう!」 二秒でバレた うすうす何かあると感じていたようだ 実際に俺がやったのだが、疑われたことが実に悔しく、 最後まで罪を認めずに、知らない知らないで貫き通した あろうことか、疑われたことにキレてさえいた それまで優等生をかろうじてキープしていた俺は、 この出来事から急速に落ちぶれていった
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383 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 03:21:51.48 ID:Vw8hKo2VO - 競馬がでてくるまでが長くてスンマセン
酔っ払った勢いで書きはじめちゃいました
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385 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 03:33:07.27 ID:Vw8hKo2VO - おう!人馬!
キサマの話が終わってから書くと言ったのに、 俺の携帯が止まるのが先に来そうな気がして、 つい書いちまったやないか!このドビンムシ! 先生のライフワークとなるであろう一大巨編に駄文で割り込んですみませんでした 邪魔にならない程度に隙間を埋めさせていただきます 今日はここまでにします
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391 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 13:53:25.78 ID:Vw8hKo2VO - しばらくの間は、とにかく金が欲しい
親が風呂に入っている隙に財布から金をくすねたりした 当然のことながら、その金は全て貸玉機に吸い込まれていった 親とはまた金を盗んだ盗んでないのすったもんだがあったのだが、 それは割愛する 段々と親は俺を諦め始めたようだった 財布や金目のものを肌身離さず持つようになり、 風呂や寝ているときでさえ、俺には手が出せなくなった イライラした とにかく金が欲しくて欲しくて仕方なかった 何も考えずにパチンコを気の済むまで打ち倒したかった 家の金を当てにできなくなった俺はバイトを始めた 俺は徐々に、徐々に壊れていった ただでさえ高校生という年代は、いわゆる真面目な理想とされるラインから 一歩外れた道を歩きたがるものだ 俺はその流れに完全に乗っかった 学校を休みがちになり、タバコを覚え、酒を飲み、単車を乗り回し、女を覚えた バイト先の二つ上のヤンキーながら可愛らしい先輩に可愛がられ、 仕事後に家に呼ばれて、そこで初めて女の味を知った 夜なのに先輩の家には誰もいず、 射精後に、複雑な家庭の子はだらし無くなるんだな、 と他人事のように客観視していた
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393 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 14:05:53.85 ID:Vw8hKo2VO - その女とはバイトで一緒のシフトになるたび、
猿のようにやりまくった ただ、女には本命のコテコテのヤンキー彼氏がいることを知っていたし、 その彼氏との子を堕ろし、一緒に水子供養にいったような話も聞いていた 俺は嫉妬もしなかった コイツ頭悪いなあド底辺じゃないのと思いながら話を聞いていた とにかく、やれれば満足だった 彼女にしたいとは思わなかったし、ヤンキー彼氏との面倒はゴメンだった より金の良いバイトを変えてからは連絡を取ることはなかった 携帯もない時代、連絡先を聞いたりするようなことはしなかった 二人とも、バイトを辞めるなりすれば自然に離れる関係を受け入れていた 童貞卒業後も、彼女が欲しい、とはあまり思わなかった ただ、色々な女とやりまくりたい そう考えるようになった
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396 :ドクズ[sage]:2012/11/23(金) 14:35:07.17 ID:Vw8hKo2VO - 万遍なく色々な女とやるためどうしたかというと、
とにかく俺は(パチ友達とは別の)女好きな友達とナンパをしまくった 高校時代のナンパは、上々の成果をあげたように思う 出会い系もSNSもない時代、女達も出会いを求めていたのだろう 今のような陰湿な事件も記憶になく、 警戒されるようなことは少なかった 概ね俺達が声をかけると嬉しそうに迎えてくれる子が多かった また、自分でいうのもアレなのだが、俺達はハッキリ言ってかなりイケていた 電車の中や乗換駅で女から話し掛けられたりすることもあったし、 改札近くで呼び止められ、告白されたこともたまにあった 何もかもうまくいっていると思ったし、不安なんてなかった 同じ学校で女に縁がなさそうな奴らは全て侮蔑の対象だった 生きてて楽しいのか?そんなことを良く考えるようになった ただ、俺はそいつらよりも金がかかる パチもしたい 雀の涙程度のバイト代はあっというまに消えていく 金がない 金が欲しい ああ、とにかく金が欲しい・・・
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397 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 14:37:09.91 ID:Vw8hKo2VO - 一旦休憩
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403 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 15:48:04.88 ID:Vw8hKo2VO - パチンコに加え、タバコ、女・・・
とにかく金が欲しくてたまらない俺は、麻雀を利用することにした 高校では麻雀が流行っており、カモがウヨウヨと泳いでいるように見えたのだ 仲間うち麻雀では負けなかった 当たり前である ギャンブルの才能が違うから・・・ではなく、裏技を駆使していたからだ 抜き、拾い、積み込み、なんでもござれだ 役満の連発で大連勝みたいな派手なことはせず、 静かに、一日トータルで勝ち、長く漁場をもたせることを考えて打った トップを取るときは微差で取り、接戦のドクズと呼ばれた 友達から奪うことに罪悪感はなかった 俺は貧乏な生まれだ ノホホンとしている金持ちのこいつらに平らにしてもらっているだけだ・・・ こうしてしばらくの間、麻雀はいい小遣い稼ぎになったが、 苦しいときには周りを利用するようになる癖がついた そのうち、小学生、中学生時代は友人が多かった俺から 段々と人が離れ出していった ただ、そのころは頭も悪く、大人の遊びも知らず、 童貞で、ダサイ服を着ている同年代の奴らを心底見下していたので、 あまり気にしなかった ナンパ友達くらいしか残らなかった
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405 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 16:07:29.64 ID:Vw8hKo2VO - 高一、高二はあっというまに過ぎていった
金、金、女、金、女・・・ 常に、考えていることはそれだけだった 二年間で何十人とセックスしたのだろう? 俺は特定の彼女は一回も作らなかった 付き合っている振りで、セックスできたら連絡を絶つ、ということも何度もやった ナンパ友達と成果を語り合うのが病的に楽しかった ナンパとは言え、知り合いの女とのセックス話を聞くのは異常に興奮したものだ 一度、ナンパ友達の家のトイレで我慢できずオナニーしたこともあった 俺は人としての一線を超えるか超えないかという瀬戸際で、 必ず超えるほうを選択してきたように思う 押してはいけない危険と書かれたボタンがあったら確実に押してしまうタイプ 一瞬躊躇するが、考えるのが面倒になり、実行に移すのだ 実は金関係の悪事は他にも山ほどあるのだが、 とても書けないようなことばかりだ とにかく、バイト、パチンコ、女。 この三つの繰り返しで二年間は矢のように過ぎていった 高三になってから、俺は優等生時代の貯金を食いつぶしていることに気付いた
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407 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 16:25:59.95 ID:Vw8hKo2VO - パチンコ、女と刹那的な快楽に身を任せっきりだった俺だが、
高校卒業後のことを考え始めた やはり大学に行きたい 大学に行かないと就職できない・・・といった理由ではなく、 四年間もの間、大手を振って自堕落な生活を送ることができるのだ 俺は大学生が如何に人生の春を謳歌しているか、 様々な本などで知っていた 俺は変わった 学校を休まず、授業を聞き、家では受験勉強をするようになった バイトや女やパチンコをすっぱりやめてはいなかったが、 かなりセーブした 成績はグングン上がり、親も応援してくれた 参考書代をくれと言うと、くれるようになった 貸玉機やホテル代に消えた参考書代もあったが、 とにかく勉強した 詳細は書けないが、途中、警察のご厄介になり親を泣かせたりもしつつ、 順調に成績はあがっていった 受験シーズン、何校もの試験代をパクリ、 試験当日にパチ屋でバレリーナを打ったりもしたが、 俺は現役でソコソコの大学に受かった 親は涙を流して喜んでいた 一旦道をそれたものの、更正したように見えたことが嬉しかったのだろう
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409 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 16:42:26.20 ID:Vw8hKo2VO - パート1から散々人馬に書け書け早く書けと言ってきたが、
疲れるもんやなw 確か人馬も当時は携帯からやったと思うが、尊敬するわ ダンゴムシなりに頑張っていたんやなwww また、夜に気が向いたら書きます
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410 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 16:44:31.73 ID:Vw8hKo2VO - ちょっと明日明後日のために金策に出掛けてくるもんでスマンな
しかし現在までを書こうとするといつ終わるかわからんw
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426 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 20:13:52.96 ID:Vw8hKo2VO - 少し時間軸を戻す
通っていた高校は進学校の割にクズみたいな奴らばかりで、 目立つグループは受験にも関わらず、普段からパチンコ、パチスロ、 麻雀、トランプギャンブル、競馬、女の話ばかりしていた 真面目に勉強している童貞臭い野郎達よりも、そういったくだらない話に夢中になっている奴らのほうが 勉強もでき、輝いているように見えた 俺は可笑しかった。人生は不公平なものだと感じていた 受験シーズン真っ只中、俺はパチンコ、バチスロ、麻雀に続くギャンブルに目覚めた もちろん競馬である
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427 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 20:16:23.14 ID:Vw8hKo2VO - 受験勉強の息抜きで、三年の秋G1シーズンから競馬を始め、
取ったり外したりで一喜一憂していた その年の有馬記念、俺は妙味という意識で新聞の印を完全に無視し、 宝塚記念覇者のメジロパーマーを本命に据えた 初競馬の秋天でも本命にしており、ここまで人気を落とすなら再度狙うしかないと思ったのだ 仮に外しても痛くない 堅いオッズにぶち込むのは競馬で勝ちたいならやってはいけないと当時から感じていた これは今もあまり変わらない 相手は前残り狙いで三頭に絞り、ナイスネイチャ、レガシー、ダイタクへ四千円ずつ流した 俺は前週のスプリンターを的中しており、その払い戻しを転がして外れ前提で買っていたため、 レースをテレビで見ようなどとは思わず、有馬記念当日はフリー雀荘にいて麻雀に興じていた そして裏でラジオかテレビか知らんが、クズメンバー達の会話で的中を知り、 万馬券になったということを理解した いくらになるんや?俺は楽しみになった
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428 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 20:18:17.25 ID:Vw8hKo2VO - 高校時代は馬券を自分では買いにいっておらず、友達の親に頼んでいた
その人は馬券を買ったらさっさと帰ってきてしまうタイプの人で 払い戻しがあった場合は翌週にくれた いちいち受け取るのが面倒ということもあり、スプリンター的中分を捨てるつもりで転がしたのだった 有馬記念の払い戻しを翌年に受け取るとき、 その親が興奮した様子で出て来、仕切りに俺の博才を絶賛した 競馬は二十年やっているが、百万なんて超えたことがない、 君は末恐ろしい、と繰り返した 俺は冷めた感情で、二十年やってそんなんで、良く続けられるものだと いつものように内心馬鹿にしていた そして、俺はやっぱり凄いんだ、競馬半年の高校生が百万オーバー、こんな凄い奴はいない、 俺はそういう星の元に生まれているんだと、ギャンブルの才能だけではなく、 女にも不自由せず、受験もきっと成功し、何もかもが 俺にとって上手く回るようになると自信を深めた これまでは色々なことがあったが、俺は上手く立ち回る、立ち回れると思った 人から羨ましがられるような人生が約束されていると漫然と感じていた
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431 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 20:22:54.52 ID:Vw8hKo2VO - まさか人馬に煽られる日がくるとは・・・感無量やわw
今まで百回は煽ってきたから仕方ないw 金策は質屋じゃハゲ! 今のパチンコパチスロなんぞ昔のよき時代をしっとるのにやれるか! 子供騙しなんじゃ! 今日は最高の予想をするため、書きこみはここまでとさせていただきます 人馬クズ先生、執筆お疲れ様でした
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442 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 21:01:21.52 ID:Vw8hKo2VO - 最後に
俺、夢をみたんやわ 東京競馬場、メインレースでの着順が決まる夢や その夢にかけるのもアリかなと思ってん 夢に頼って散るのもクズらしい最後かな・・・と
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443 :ドクズ ◆sT6IdjPZkc [sage]:2012/11/23(金) 21:03:36.37 ID:Vw8hKo2VO - あ、スペックとか、質屋になにを入れたとかは、
書く材料になるかもしれないので控えさせていただきます 歳は有馬でわかると思います
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