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名無しさん
さいたま市浦和区part 80

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さいたま市浦和区part 80
150 :名無しさん[sage]:2021/04/04(日) 13:39:14.98 ID:FBBHtKXB
 先日テレビを見ていて、某テレビ番組の中で、魅力度ランキング44位の埼玉県について どう思うか、
という街頭インタビューを行っていた。インタビューは主に関東近郊の各地で行われていて、
隣県の市民が埼玉の認識を喋っている光景は なかなか面白かったが、私はそれを見ながら違和感を覚えていた。

―――埼玉県って、魅力度ランキング44位なの!?

 その魅力度ランキングとやらが どこまで正しいかはともかく、47位中44位とは、あまりに低すぎる。
ただ、そう思いながらも、埼玉って何もないからな〜、と妙に納得できるのも事実だった。

 先述の新書を書いていたときにも痛感したが、埼玉は本当に何もない。千葉にある某テーマパークのような著名観光地も特にないし、
これといって特別な名産品があるわけでもない。ネギ? 煎餅?……
確かに、有名であることには間違いないのだが、今ひとつ魅力に欠ける。

 観光地、無いわけではないのだ。川越・蔵造りの町並み、行田の埼玉さきたま古墳群……。
でもね、自慢できる観光地が古墳って……。千葉県なら、間違いなく自慢ポイントに、某テーマパークがランクインするだろう。
だが、それと並んで古墳など、見劣り以前の問題である。

 埼玉県は、テレビ番組などにおいて、しばしば千葉県とライバルにさせられるが、これでは勝負もついた。
埼玉は、もはや千葉のライバルとも言えそうにない。

 埼玉に旅行する人など、聞いたこともない。―――いるのだろうが、かなりの少数派と見える。
関東圏の人にとっては余裕の日帰り圏だし、観光スポットもパッとしない。

 埼玉の日本一を紹介する本というのがある。県民ですら知らない日本一が紹介されている。
が、別に埼玉が誇らしいとは思えなかった。〇〇の出荷額が日本一、と言われても、「だから何?」という思いは拭えない。
埼玉の誇りと、他県の羨望は、全くと言っていいほど一致していない。

 県民の目から見ても、埼玉は魅力がない。海が無いのは仕方ないけれど、海が無い県など他にもいくらでもあるし、
この際 海の有無と魅力は無関係、と結論づけていいだろう。

 私は、この魅力度ランキングとやらを見て埼玉を悲観し、ならば埼玉を称える文章を作ってやろうと意気込んで
デスクに腰を下ろしたわけだが、称える……となると、やはり日本一ランキングを使いたいところである。
だが、そんな数字など称えるに値しないだろう。

 そこで私は、埼玉を称える意思を割とあっさり諦め、どうして魅力が無いのかを考えることにした。

https://ncode.syosetu.com/n4113db/1/
さいたま市浦和区part 80
151 :名無しさん[sage]:2021/04/04(日) 13:43:53.37 ID:FBBHtKXB
埼玉をディスる風潮の到来

 タレントのタモリが考案したとされる「ダ埼玉」という言葉。

 埼玉の野暮ったさ、田舎臭さを嘲笑し揶揄すること目的とした言葉として知られるが、
この言葉が巻き起こした今の埼玉の運命を大きく変えたと言えよう。
あながち大袈裟とも言い切れないような、「ダ埼玉」にまつわる話である。

 時は1980年代初頭。この頃はバブル経済の絶頂期で、日本中が乗りに乗っていた時代。この時期を懐かしむ人も少なくないだろう。
その頃、風俗の愛好者に、埼玉県民など東京近郊の住民が多いことが分かった。
当時の埼玉県民がどれほど風俗を愛好していたかは定かではないが、それはタモリの耳にも入る。

 ところで、埼玉県民は奇抜で垢抜けない服装をしていた人が多かったらしい。
要するに、当時の埼玉県民の服装は恐ろしいほど田舎臭かったようだ。
そうした格好を、タモリは以前から「ダサい」と評しており、先述の「風俗愛好者 多い説」は埼玉を貶けなす絶好の材料となる。

 県民が恐れていたであろう事態が現実の物となったのは、翌年10月に放送された、フジテレビ系の某番組の中でのこと。
タモリは、その番組に以前から出演していたが、1982年10月4日に放送された番組内で、
彼は「埼玉」と「ダサい」を掛け合わせた造語である「ダ埼玉」という言葉を発明して連発。使いまくった。

 全国放送で使いまくられたこの言葉は、たちまち世間に広まり、話題となった。
そしてこの言葉、あまりにも上手すぎたのである。

 タモリも例外ではないが、多くの人々には「埼玉は野暮ったい」というイメージがあったのだろう。
で、彼の発言は、こうしたイメージを一言で言い切った。埼玉に そういったイメージを抱いていた人々にとって、この言葉はさぞ的確に映っただろう。
当時から賛否両論あったが、世間では若者を中心に面白がって使いまくる人々が続出。「ダ埼玉」はその年の流行語にもなった。

 バブル絶頂期にさらなる発展を遂げた東京とは対照的に、埼玉はベッドタウン、
そして農村のイメージや野暮ったく田舎臭いイメージが強かった。

 こうして、世間的には「ダ埼玉」という言葉に納得してしまう人々が増えてきた。異論を唱えるのは埼玉県民だけで、
他県民などは ほとんど反発しない。まあ埼玉県民の中にも「仕方ないか」と諦める人もいただろうが、埼玉のダサいイメージは、割とあっさり定着した。

 こうして、埼玉を“ディスる”風潮が始まったのだ。そしてこの言葉に、マスコミなどが飛びついた。
彼らは好んで使用するようになり、雑誌などで埼玉の特集が組まれると、結構な確率で使われるようになった。

 話はこれだけで終わらない。この時期、こうした埼玉をディスる風潮に乗じて、埼玉の差別的な偏見を題材にした、
埼玉をディスる漫画が出現する。いよいよ埼玉も終わりか、と思われたが、この漫画はあまり売れなかったようで、
そこまで話題にはならなかった。そしてこの頃から、埼玉をディスる風潮は落ち着きをみせる。

 幸か不幸か、一過性のものとなった風潮は、「ダ埼玉」という言葉のみを残して消え去った。
風潮の発端ともなった「ダ埼玉」だけが残るとは不思議だが、この言葉が埼玉の大幅なイメージダウンに貢献したのは言うまでもない。

https://ncode.syosetu.com/n4113db/2/
さいたま市浦和区part 80
152 :名無しさん[sage]:2021/04/04(日) 13:49:00.46 ID:FBBHtKXB
 今まで述べてきたように、埼玉県はマスメディアによる露出が少なく、ときどき旅番組が取材に来る程度であった。
しかし、迎えた2009年、かのNHK連続テレビ小説で埼玉・川越が舞台となった。
朝ドラは、毎回 実在する地域が舞台になっている。特に、風習、文化などに特色があり、いかにもドラマが作りやすそ〜な地域にお呼びがかかる。

 しかし、埼玉は今まで述べた通り、これといった特色がない! とはいえ、朝ドラの舞台は不公平がないように全国各地を
まんべんなく舞台にするから、埼玉を無視するわけにはいかない。

 2007年、福井県が舞台だった「とりとてちん」が終わり、いよいよ やっていないのは埼玉と島根だけになってしまった。
埼玉県民も「うわ、ヤバイ」と思い始めたはず。普通に考えれば次の舞台は埼玉か島根のどちらかであるが、どうしたものか。
そして迎えた2008年、先にテープを切ったのは島根で、「だんだん」が放映、ついに埼玉だけが残ってしまった!

 こうして、埼玉を舞台にしていないことに気がついたNHKは、「だんだん」の次の朝ドラで埼玉を舞台にすることを決定、
ドラマ制作に取り掛かったのであるが―――。やっぱり、埼玉にはネタが無かった。
結構 苦心して作ったのだろうが、こうして2009年に放映された「つばさ」は、いろいろな意味で考えさせられる作品だった。
 
 舞台は川越。文化、歴史、祭り、風土などを題材にする朝ドラにとっては、まあまあ妥当なところだろう。割と名も知れてるし。
続いて、主人公の設定。多部未華子さんが務めたヒロインは、和菓子屋の娘。川越と和菓子屋を結びつけるのも、まあ異論は無い。
至って妥当なセンだと思う。

 問題はその後。回を追うごとに、ヒロインの拠点はFMラジオ局に変化! 和菓子屋はどこ行った!? 川越じゃなくてもいいじゃん! 
ってか当時は川越に そんなもの無かったし!

 ヒロインの拠点であるFMラジオ「ラジオぽてと」は、劇中で登場するコミュニティーラジオである。
ううむ、「ラジオぽてと」って、もっといいネーミングは無かったの……?

 お蔭様で、「つばさ」の舞台が川越であった必要性はどこへやら、コミュニティーラジオでのドタバタ劇と化してしまった。
川越の自慢である歴史的な町並み、建造物は、映像が切り替わる1瞬だけ移るに留まった。時の鐘がコンマ1秒だけ出てきて、
「グワ〜ン」と鐘が鳴る―――そんなカンジ。

 たまに和菓子屋が出てきたかと思えば、家庭内のドタバタシーンや盛り上がる場面で、川越とは何の関係も無いサンバダンサーが大挙してくる、
無意味なくらいコミカルな演出。これには「テンションが高すぎて うるさい」といった地元からの声が多かったらしい……。
埼玉の何も無さを補ったり、ウケ狙いを図ろうとしたあまり、空振ってしまった、という感がある。

 劇中に登場する「ラジオの精」や「川越キネマの住人」といった埋め草的で突飛なキャラクターも微妙であったように思う。
あのドラマは、無作為な演出が「埼玉の何も無さ」を助長してしまったように思うのだが……。

 このドラマは、それだけでは終わらない。なんとも不名誉は記録を作ってしまったのだ。
「つばさ」の平均視聴率は13.8%で過去最低を更新! それに加えて、朝ドラの平均視聴率が15%を切ったのは史上初、というオマケ付きだ。

 埼玉が舞台であった朝ドラには、埼玉県民にとって期待にも特別なものがあったはず。あの空回りした演出、無理やり考えたような設定、
それに不名誉な記録。これらは、埼玉県民をどれだけガッカリさせたことか(?)!

https://ncode.syosetu.com/n4113db/7/


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