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さてつ先生机下御待史
鍼灸マッサージ質問相談室パート11

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鍼灸マッサージ質問相談室パート11
440 :さてつ先生机下御待史[sage]:2018/12/20(木) 21:59:16.11 ID:bq2aJXoJ
>>436
あーいやいや、途中半端に間時間に書いたから分かりにくいけど、
その鍼やった後のシビレ痛みじゃなくて、その前に何か足腰に愁訴があって受診したのなら、っていう意味ね。

ヘルニアの程度と症状に相関がないと(確か腰痛学会のガイドラインか何かに書いてあったっけ?)は言うものの
さっきの患者さんなんか頭痛とたまに腕や足が痺れるって言って
四肢のシビレは脳を疑うが、内科の医師に診察はしてもらってて
上半身と足はたまたま別の原因でなるのかな、頭は偏頭痛と緊張性頭痛の混合型で
首肩こり酷くてアレンtestは陽性だしTOSはあるだろう
足はデルマトームの知覚testどうだろ、って異常なかったんだけど
足の母趾背屈testやったら右が落ちてた。

画像で確定は出来ないけど、母趾背屈はL5のヘルニアで減弱するのでヘルニアがあってもおかしくないし
シビレも下腿外側L5領域なんで矛盾もない。

ただシビレが出るタイミングは何がキッカケということもないし、出たり出なかったりとかある。

あと別の患者さんは、確かMRI撮ってるはずだけど、腰から太腿の痛みがあって
うつ伏せで腰とか鍼やるとその場で改善するけど、
仰向けになって太もも前面とか他の愁訴の部位をやると、やってる最中に腰が痛くなる。

一度や二度じゃなくずっとそんなんでこれは明らかに腰の前湾やらアライメントで
神経が刺激されて支配筋の筋緊張の影響があるとしか考えられない感じ。

これも常時、継続的にというか、まぁあちこち体調崩してる方なんで症状が無いということはないんだが
マシな時や春先、冷えた時なんかは悪化したりする。

あと古典的気象病の神経痛じゃないけど気圧の変化とか湿度とかでも増減するね。

逆に子宮筋腫でお腹のMRI撮った患者さんの画像見せて貰ったらガッツリL5辺りに出っ張りあんだけど、全く無症状。

腰痛学会のガイドラインじゃないけど、思い込む事があるので画像撮るな、ってあったけど
指摘したら気になって「そのせいか腰が…」っていうから、あぁ違う違う、無症候性のヘルニアありますよ、って言って心配なら経過観察の時に医師に聞いたら、って言ったら整形の医師も問題ないよ、って。

今来てる自分の親くらいの高齢な方も、最初飛び込みで「足痛くて…」って
立ってもいられないってんで座って貰って治療したけど
特に発症のキッカケも思い当たらず、年齢的にもうヘルニアだか加齢による変形だか分からんけど
鍼やってたら痛み消えたって言ってる。

まだすっきり完全にではないけど、何がキッカケで何が効いたのかぶっちゃけ俺でもワカランw

>>437
い、いやぁ、こ、これは純粋な学術的探究心からあばばば
でも2〜6/10かぁ。普段の感度10で10以上あれば何か得した感じになんだろうけど(´・_・`)

>>438
鍼灸師なら学校で習うような事柄だし肩こり腰痛膝痛何かもよく診る鍼灸師なら皆知ってる範囲の事だよ。
古典、現代的の鍼やるかに関わらず知らないとマズイと俺は思うけど。

深鍼も浅いのもやるよ。
天下一品だってコッテリもアッサリも唐揚げ定食もあるじゃん。

頭の天辺の百会に2寸鍼6p入ると快感( ´∀`)
3寸も使いたいことタマにあるけど、ディスポだと既製品で無いんだよね。
鍼灸マッサージ質問相談室パート11
441 :さてつ先生机下御待史[sage]:2018/12/20(木) 22:33:06.68 ID:bq2aJXoJ
>>439
と書いてる間にレス付いてた。
やはり足腰の愁訴で通院されてたんですね。

ここからは個人的な妄想ですが、その鍼灸師がいつもは詳しく説明するのに
なんかツレナイ対応とかその後の電話での対応も良くないというのは
鍼灸師的には「やっちゃたぁ…」というやましさがあるのかも。

私も首肩のコリがスゴく酷い方で、症状がツラくて神経痛になってる方で
刺鍼後に胸の辺りの違和感を言われた時は一瞬「あ、気胸起こしちゃったかなぁ…」と焦りました。

ただ、たまたま卒業時にそういう医療過誤の講習で対応を正しく十分に行う事が
患者さんへの誠意でもあるしお互いにその後の対処も前向きに行えると聞いてたので
その時は自分でも胸部所見も取って説明もしてそれだけで一時間近く説明したことあります。

どうしても首のコリの治療で上天柱というちょっと髪の生え際の上の所も刺鍼するのですが
ちょうどここら辺に後頭神経というのが走ってて、やはり刺鍼時にビリっとした響きが出て
それも何度もネッターの解剖図譜お見せながら説明したりしました。


ヘルニアとの因果関係ですが、今はまだそういう解釈(鍼での響きでヘルニアが飛び出た)がしっくり来るかも知れませんが
長期的にはあまり関係ないかもよ、というのも頭に置いといて下さい。

別に責任がどうとかそういう訳ではなく、最近の腰痛では器質的変化が必ずしも疾患の原因とは限らない
という事で、腰痛でもSSRI系の鎮痛補助薬(抗うつ剤としてではなく)使われたり
認知行動療法も腰痛の治療に有効という事もあるし
上に書いたように「ヘルニアがあるから…」という思い込みも悪化要因の一つにもなるので。

それとヘルニアも脊柱管の中に出っぱって、出っぱりが大きいとそれを異物とみなして
脊柱管の中の脳脊髄液の中に居る貪食細胞ってのが出っぱりを食べてくれる事があります。

それで1年とかでヘルニアが自然消失するというのも、これは今のお医者さんの整形外科の教科書にも載ってる事です。
逆に出っぱりが小さいと貪食細胞が異物と見なしにくくてなかなか食べてくれないというジレンマもありますが(-""-;)

まぁなかなか直ぐには納得出来ない部分はあると思いますが
長い目で見て後遺症やシビレ腰痛が逆にたかが鍼の響き程度で慢性化する事はないので。

クシャミでヘルニアが飛び出る話はありますが、クシャミの時の腹圧ってかなりのものなので
鍼の響きとは比べものになりませんし、ちょっとデータとしては古いかな。

最近はクシャミやゴルフの捻り運動がヘルニア突出の原因という医学的な報告は聞いたことないですね。

ただ、神経が興奮して痛覚過敏の可能性はあります。
もっと専門的に言うと、ヘルニアで刺激された神経根付近での炎症性物質(確かプロスタグラン陣とかブラジキニン)による刺激や
それらによる神経周囲(坐骨神経とか神経根位の太さになると神経の周りに更に血管が栄養してる)の微小血流障害だとか
さらにそのSSRIが効くという所から脊髄のシナプスでのセロトニンの働きの悪さが原因とか、そういう事も言われてます。

単純に、出っぱり→痛み、という因果関係じゃないかも、というのが最新の考え方?です。

ただ、これらの仮説はなかなか中を見る事が出来ないので照明が難しくて仮説のまま数年経ってますが。
鍼灸マッサージ質問相談室パート11
442 :さてつ先生机下御待史[sage]:2018/12/20(木) 23:41:45.97 ID:bq2aJXoJ
神経根の炎症説って今どうなってんのかググってたら面白いの見付けた。

http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/pain-spinal.html
ちょっと、というか専門書の更にまとめだが、中段の「神経根性疼痛」っていう所で

>脊髄あるいは脊椎腫瘍などの脊髄圧迫性病変による脊髄神経後根の圧迫または破壊によって生ずる激しい神経痛様疼痛
>脊髄後根の機械的変性と炎症によって誘発される、後根の支配領域に出る走る痛み。
>坐骨神経痛や腰痛の発現に深く関与している。

はいいんだけど、その後の

>神経根痛は、脊髄後根の圧迫によって、後根の支配領域に出る症状。しかし、圧迫だけでは症状は出ない。
>正常な脊髄神経の圧迫は痛みを生じさせない。
>正常人の脊髄神経根をバルーンカテーテルを使って圧迫すると、paresthesiaと感覚鈍麻が誘発されるが、痛みは誘発されない。縫合糸をかけて牽引しても痛みは誘発されない。

って病人じゃない人にバルーンで圧迫したり糸かけて引っ張ったのかよ!wみたいな。

これ多分古い研究だと思うけど、大事だけど今はこういう人体実験的な研究はなかなか出来ないよねぇ

ただ、医師は患者さんに分かりやすくということで「圧迫して痛みますよ」とか説明するけど
こういう(これがどの程度のエビなのかワカランが)ちゃんとした説明は教科書に載せるべきだよね。

確か整形外科の教科書でも機械的刺激とか書いてるけど、
鍼灸治療だと明らかにそれだけじゃ説明付かないこと多いし。


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