- 鍼灸マッサージ質問相談室パート11
434 :さてつ先生机下御待史[sage]:2018/12/20(木) 18:30:48.07 ID:VBaXTDkm - 今回の整形外科でX-pかMRIどちらを撮ったのか分かりませんが、ヘルニアの椎間板自体は水分が豊富だがX線には映らないのでMRIじゃないと見えません。
整形でX-pを撮って「ヘルニアでしょうね」ということもありますが、それは上下の骨の間隔とか見て診断することが多いようです。 ただブロック注射でそこの神経根に注射した時に同様の響きがあったということは、そこから来てる神経がヘルニアで刺激されて足の症状が最初に起きてたということは考えられます。 太ももに鍼をした理由はなんでしょう? 多分、太ももがダルイとか足の疲れが、筋肉が突っ張るとかであればヘルニアで刺激された神経が興奮して、その結果その神経の先にある筋肉が緊張してグッと縮んで痛みとか気だるさが出た、というのもありえます。 そういう場合はヘルニアの方が先にあった可能性は高いです。 鍼で椎間板が急に飛び出るというのは可能性としては低いです。 前後で比較してればそこに原因があると言えますが、症状が出てからMRIを撮ってもいつからあったのかは特定できません。 その腰痛学会での議論でもあったんですが、たまたま内臓の治療で症状が無い人のMRI撮ったら(つまり健康というか前の状態ね)ヘルニアがあるのに無症状なのが分かったというくらいなので、 これはもう現在の医療の限界というか、人間ドックでMRIでも撮ってないとヘルニアが原因かどうかは分かりません。 ただお医者さんも「分かりません」と言ってブロック注射をするわけにもいかないし、知らない鍼灸師のやることなんでそういうコメントをした可能性もあります。 とは言え、後遺症が残るレベルの心配は不要とは言っても今後年末までのことを考えると、かかった鍼灸院にもう一度連絡して「痛み取れなくて日常生活に支障が」ということは言っていいでしょう。 そこまでの鍼灸師に「じゃあまた治療しましょう」と言われても信用できないでしょうが、まぁお金でというしか保障は出来ませんが鍼灸師が入ってる保険から 整形外科の治療費や多少のお見舞い金なんかは出るかも知れません。 そっから先は保険会社との交渉なんでそれはそれで面倒ですが、ネット上でのアドバイスとしてはそういう流れしかお伝え出来ないですねぇ。 その鍼灸師が日本鍼灸師会とか何らかの会に所属してるのならそういう所に相談するのもありかと。 繰り返しになりますが、整形でブロック注射ということは、神経が鍼の刺激で過敏になって痛みシビレが出てる状態だと思われるので、時間経過とともに収まる、 ただ既に1週間経ってるっていうと、2〜3週くらいで落ち着くのに時間がかかる(肩こりやギックリ腰みたいな筋肉に比べて神経の方が症状が変化するのに時間がかかる)かも知れません。 脳卒中やらで片麻痺なんかある場合(てかウチのカーちゃん)なんかは感覚が鈍麻してるので、入院中にそれこと委中っていう膝の裏の神経狙って足が飛び上がるような鍼したりしました。 あと人中(鼻の下と唇の上のとこね)に涙でるくらい今日刺激でやったり。 それが効いたのかどうかは分かりませんが、カーちゃんの脳梗塞の後遺症は取りあえず回復しました。 ツボって肩こりとか腰痛みたいに「あーそこそこ」っていう場所にもあるけど、太い神経や動脈なんかの大血管が通ってる所にも多くて、 特によく使う足の甲の太衝やくるぶしの後ろの太谿なんかは響くの分かってても外せないとかで僕でも患者さんに「痛てっ」って言われることあります。 殷門や委中なんかの坐骨神経の所なんかは響くの分かってるんで響きそうだなーと思ったらソーッと鍼を刺すようにしますが、中国針とか使う中医系の鍼灸師なんかは割とガッツリ行ったりします。 前にYoutubeで腰痛で「Oh−!Ouch、Oh−!Ouch」って言いながら腰に針刺して、帰る時に「Thank you、 Dr. (ニコ」って言って帰るどうがあったんで、まぁ文化の違いというか そういう刺激の強い治療もアリっちゃーアリなんで。 お大事に。
|