- 体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
414 :名無し百物語[]:2024/02/07(水) 19:15:53.10 ID:6zLHD53Q - 石じじいの話です。
短い話を。 1. ある地方では、風が吹いてくると、急に発熱しうわ言を発することがあったそうです。 「誰それが死んだのは、なになにの祟だ!」というようなうわ言です。 これは、狐憑きのようなものだと理解されていました。 以前、これに似たような話を書いたことがありますね。 2. 「天狗憑き」というのがあったそうです。 それは、士族(もともと武士の身分だった家)の人にだけ憑くのだと。 平民は犬神に苦しめられ、士族は天狗に悩まされるのだと言われていたそうです。 士族って・・・いつの時代でしょうか? 調べてみると、「天狗憑き」というのは各地にあるようです。 3. 大分県には、外道(ゲドウ)という存在があったそうです。犬神の一種だとか。 以前の話に、おなじ「ゲドウ」という名前のものが出てきました。同じものかどうかは不明です。 大分県はじじいの故郷の近くです。 4. 「テテ」と呼ばれる家系があったそうです。飛騨地方での話のようです。 その家系の人たちは、その人達の魂が獣から来たのであるとして排斥されたそうです。 犬神筋と同じような差別ですね。 そういえば、じじいが飛騨地方に石探しに行ったときに、山中で少年に会う話がありました。 5. ある寺での霊験です。 手や腕に痛みが起きたときには、観音様に奉納してある木綿製の手甲を借りてきて、それを痛いところにあてておきます。 すると治るのだそうです。 全快したら、その手甲を倍にして奉納します。 皆さんは、「手甲」の実物を見たことがありますか?使ったことがありますか? 私は、今でも庭いじりをする時に使います。 子供の頃には、母が子供用のものを縫ってくれました。 母や父が使っていたものを今でも使っています。
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