- 体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
375 :名無し百物語[]:2023/11/17(金) 22:52:38.64 ID:WkSe/Fnv - 石じじいの話です。
これは、漁村で聞いた話だそうです。 漁の時、キビナゴに混じって大きなタチウオのような魚がとれることがあるが、それは食べてはならないとのこと。 それがとれたら、山に埋めろ。燃やしても良い。 なぜ、そうしなければならないのかは、よく分からなかったそうです。 詳しい由来を知っている古老はいなかったのですが、昔からの決まりごとだったと。 ある人が言うには、その大きな魚には海の神がやどっているからだ。 それを山にうめたり陸地で燃やしたりすることで、神が陸地に移動して土地の神になるのだろう、と。 また、ある人が言うには、それには人の霊魂:溺死した人のもの、の意味か? が宿っているから、持ち帰って食べるとその霊魂に憑かれてしまう、と。 さらに、ある人が言うには、タチウオは「太刀魚」とも書き。刀のような姿をしている。この時に、これを食べると刀で斬られて死ぬ、と。 いやいや江戸時代じゃあるまいし。 もしかして、江戸時代からの言い伝えだったのでしょうか?
|
|