トップページ > 創作怪談 > 2023年11月15日 > Cq0Lb8A8

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名無し百物語
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374 :名無し百物語[]:2023/11/15(水) 20:42:29.20 ID:Cq0Lb8A8
石じじいの話です。

この話は、じじいの話の聞き取りの末期、私が中学生の時に記録したものです。

言霊信仰というものをご存知の方も多いでしょう。
この言霊信仰に関連する呪いの呪文があったそうです。これは、祝詞ともお経とも異なるものです。
病気やケガの予防や治療のために呪歌を唱えることによって、その実際的効果を期待します。
それによって病気やケガの原因とみられる悪い精霊を追い払うのです。
つまり、人間の発する言語に禍福を左右する超自然的な威力が内在する、という考えです。
漁師が海に出るときや海女が海に潜るときに、「ツイツイ」とか「ツヤツヤ」と唱える風習があったそうです。
仕事のために山に入るときにも、マムシよけのために、その天敵であるイノシシの別名である「山だち姫」とか「山王姫」と唱えるのです。
それを三回唱えると効果があると。1・2・3、つまりヒフミです。
このような呪文は、就寝前に唱える人も多かったようです。
じじいの教えてくれた呪文は:
「犬神は憑くとも憑かじ人神の・固より守る人の身なれば」
「まじなへばまじなはるべし何物も・神の御霊の分けし身なれば」
「物の気がもののあはれを知りたらば・早くさらひでものがたりせよ」
「やよ狐野辺こそおのがすみかなれ・人の宿りに何とまよふらん」何とまよふらん:は、「なとまよふらん」と読むそうです。
「ものごとに影も形も無くなれば・遺恨といふも何かあらめや」遺恨:は、「ねたむ」と読む。
「己が身を己が心で傷まする・心のまよひ今ぞしづむる」
私は、今でも寝る前に、このような呪文のいくつかを唱えることがあります。


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