- 体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
325 :名無し百物語[]:2023/09/21(木) 19:57:37.83 ID:J32VV0q3 - 石じじいの話です。
話の聞き取り末期のメモです。詳しく書き残していました。 「霊界レンズ」があったそうです。 それは、霊界の様子を見せるものでした。 そのレンズは、もともとドイツのUボートの潜望鏡のレンズの一部だったとか。 戦争中の技術移転のために輸入されたが敗戦のために廃棄されたということでした。 そのときにレンズの一部のみが、たまたま残ったのだと。 カールツァイス製で二枚のレンズが組み合わされていて、レンズの表面は青緑色だったそうです。 このレンズを使って点光源の像を白い紙の上に結ばせると、その結像部の周辺にぼんやりと霊界が写ったのです。 結像した光源の周辺に、ぼんやりと山の風景や人々が動く様子が映し出されたのです。動画ですね。 太陽を光源として使う場合には、結像部で紙が燃えてしまいます。 そのため、ガラス板にろうそくでススをつけて、それを減光フィルターがわりにして光を弱めて使ったそうです。 光源は、満月の光でもよかったとか。 白い紙に結像した太陽や月のまわりに、ぼんやりと写る人々が動き回る様子は、たしかに霊界のような映像だったそうです このレンズを使って写真を撮影したら霊界が写るのでは?と人々は考えました。 焦点距離が長かったので、これでは不便だということで他のレンズを組み合わせて暗箱のようなカメラを自作しました。 それで月や太陽などを撮影してみると・・・。 写った点光源のまわりに、なにかぼんやりしたものが写っているようないないような。 印画紙に焼き付けると画像がつぶれて、よくわからなくなるので、直接虫眼鏡でフィルムを見て確認しました。 そこには、人の顔に見えるようなものもたくさん写っていたそうです。 普通の風景を撮影しても、ぼやけた風景が写るだけで霊界は写らなかったということです。
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