トップページ > 創作怪談 > 2023年06月22日 > 77hPniV3

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名無し百物語
体験した怖い話 作り話を語り合うスレ

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体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
233 :名無し百物語[sage]:2023/06/22(木) 21:17:01.34 ID:77hPniV3
石じじいの話です。

みなさんは、ノツゴというのをご存知ですか?
水木しげるの妖怪本にも出てきますね。
これは、じじいの故郷によく出る妖怪です。
同じ村の出身の私も、子供の頃、山を歩いている時にこれに憑かれたことがあります。
憑かれると手足がしびれて動けなくなります。脚がもつれたりします。
それに強い空腹感をおぼえます。
漁村にも出ることがあり、そのときは、船のろがこげなくなるそうです。
じじいも、「山でノツゴに憑かれて往生したわい」と話してくれたことがあります。
ノツゴは、ボウコの一種で、堕胎の子供の霊だとか;栄養失調で死んだ子供
の霊だとか;死んだ牛馬の霊が祟るのだとか、いろいろな解釈があります。
[つづく]
体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
234 :名無し百物語[]:2023/06/22(木) 21:18:07.03 ID:77hPniV3
>>233
[つづき]
土佐では、それは水に関連した神であり、また農業(田畑)を支配する神だとも言われています。
田の神であり、そこで働く人や牛馬の守護神であるとも。
牛馬は田畑での主要な労働力ですからね。
この神は、神社では祀られず、屋敷神のような小さな祠で土居屋敷の敷地内で祀られました。
土居中という地名も、その地方にはあります。御土居の中という意味ですね。
ノツゴに憑かれて動けなくなったときは、青草を手折って供えるとか、草履の乳をつかうとか。
葬儀の時に、棺桶のなかに草履も一緒に入れて埋葬するという風習もありました。
それと関係するのかもしれません。
また、道路の端にある石地蔵や小祠、道祖神に通行人が芝を折ってそなえて通行の安全を祈願するという風習もありますが、それと関係するのかもしれません。
また、田の神は、春の亥の子に降りてきて、十月の亥の日に、仕事を終えて帰っていくという信仰であるイノコ信仰と関連しているのかもしれません。
十月の亥の日のイノコは、私達の田舎でも行われていました。
このようなことをじじいに教わりました。


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