トップページ > 創作怪談 > 2022年10月26日 > AdfX2LDE

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名無し百物語
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体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
192 :名無し百物語[sage]:2022/10/26(水) 22:46:40.70 ID:AdfX2LDE
石じじいの話です。

じじい箱を漁っていると、他の面白いものを見つけました。
ダチョウの卵のかけら。
これの由来については、メモにあります。
じじいが満州・内蒙古に旅した時に草原で拾ったものです。
ダチョウは、大昔には中国北部や蒙古にも多く生息していたのだそうです。
当時の現地人によると、卵はあちこちで普通に見つかる、と。
https://i.imgur.com/oTYTUbK.jpg
また、草原には、大昔の青銅器のナイフや剣の一部が落ちていることがあったそうです。
じじいもそのような遺物を拾ったそうですが箱には残っていませんでした。
また、草原には大きな石を環状に並べた「墓」らしきものがあったそうです。
盗掘されてしまっていた墓も多かったとか。
盗掘をしていた現地の人間にも会って話を聞いたそうです。
ある時、小さなマウンドのような墓を盗掘すると石板で組まれた棺桶のようなものに副葬品と埋葬された人の骨格が残っていました。
副葬品は、かなり豪奢なもので石サンゴやトルコ石、銀できた服飾品が溢れていたと。
埋葬された人は女性だったのでしょう。
しかし、埋葬された人の骨格が変でした。
体の部分は大柄な人間の骨でしたが、頭の骨はなく、そこには大きな獣の頭骨がおいてあったそうです。
鋭い牙があり、尖った門歯や頬歯が上下顎に生えていました。
眼窩がとても大きかったそうです。
現地人がいつもよく見かける狼や山猫の頭骨とは違っていたということでした。
体の腕や脚、胸の部分には、たくさんの宝石が散らばっていました。おそらく、装飾品を身につけて埋葬されていたのだろうと。
盗掘品は全部、売り払らってしまったそうです。
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193 :名無し百物語[sage]:2022/10/26(水) 23:15:15.75 ID:AdfX2LDE
石じじいの話です。

彼が朝鮮にいたときの話です。
ある島を訪れた時に、村人が話してくれたそうです。
この島には、死んだ人間の幻がいる。しかも、たくさんいる、と。
じじいが、それは幽霊か?と訊くと。
いやそれは幽霊(鬼)ではない。死者の「幻」であり、それは、生きている人間に害をなすことなく、場所を選ばす佇んでいる、と。
別に、縁者のところに出現するわけではなく、別の場所で別の人によって目撃されることが多いのだ、と。
海岸で、海につかって波間に頭や上半身だけを出していることもある。
また、家の中に立っていることもある。
畑のなかに座っていることもある。
道端に立っていることも多いのだ、と。
幻に話しかけても、彼らはまったく反応しない。
幻たちは、最初に出現した場所の近くをさまよっているようでした。
そのため、そこに行くと、幻を確実にみることができたそうです。
そのような死人の幻を呼び出すための呪術のようなものはないのだが、この島に限って、そのような現象が見られるだ、ということでした。
自分の死んだ縁者の幻が見られて喜ぶものもいるが、多くの人は当惑して、幻を無視するようにつとめたのです。
幻の多くは、出現してから1年ほどすると自然と消えてしまったそうですが、中には、何年も残っているものもありました。
おそらく、その幻の縁者が執着することによって、その執着心に感応して長く形を留めるのではないか?と。


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