- そろそろ新しい意味が分かると怖いコピペ作ろうぜ
71 :◆a.fx0PE8tE [sage]:2022/09/23(金) 18:25:23.37 ID:n3C3fzP3 - 俺は軽く数十年の実績は持つ空き巣だ。
住人が留守になる時間帯を予め調べておいたこの家で金目のモノをたんまりと盗んでやるぜ。 って、うぉ!? 無人かと思ったら、若い野郎がいやがった? 律儀にここの一家の子の彼氏だと挨拶してきたから、取り敢えずこの家の主だと嘘をついて話を合わせるか。 「お父さん、ご職業は?」 「空き巣だよ!」 「え?」 「あ!いや。空き巣を捕まえたりする警察さ」 「けけけ、警察!?」 「警察!?」 「なんでお父さんも驚いてるんですか?」 「いや、なんでもない」 「ところでお義母さんはどちらに?」 「あぁ、夕飯の買い出しだよ」 トゥルルルルルルル (留守電)『もしもし?今、ハワイに遊びに来てます。帰るのに数日かかるから、ちゃんと留守番するのよ?』ガチャ! 「……急に現地のヤシの実が食べたくなったんだよ」 「わざわざそのために行かせたんですか!?」 「それよりも、君!うちの子と付き合ってることを挨拶しに来たんだろ?詳しく話なさい!」 「はい。あの人とは同じ大学のサークルに所属していまして、次第に距離も縮まって、気がつくとサークル公認の仲、となってたというか……」 トゥルルルル (留守電)『(男の声で)もしもし俺だけど。今日空手の道場に寄って、帰り遅くなるから』ガチャ! 「…………本当にサークル公認の仲なんです!」 「そうなのか!?」 「法律的には無理でも、いずれは同性でも結婚を考えてます」 「な、なるほど」 しかしここの家の子ども、女みたいな名前かと思ったら男だったのかよ。 トゥルルルルルルトゥルルルルルル (留守電)『もしもし、お母さんだけど、来週は予定を空けとくのよ。亡くなったお父さんの命日だからね』 「…………え?」 「…………は?」 「え?今、お義父さんの命日って?」 「…………フフフフフ。貴様、私が見えているのか?」 「ひぃ!?」 取り敢えず機転を効かせ、幽霊を装って誤魔化したが、暫くしてこいつも同業者だと言うことを知った。 どうやら、鉢合わせした俺のことを家の人間と思い込んで、咄嗟にこの家の子の恋人だと嘘を付いたらしい。 このあと、俺たちは意気投合して手を組むことにした。
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