- 体験した怖い話 作り話を語り合うスレ
160 :名無し百物語[]:2022/08/15(月) 01:15:50.62 ID:kcRWypos - 中学生の頃の話。
夜の11時ごろ、自宅の2階から何気なく近所を見渡していると、隣の家の玄関前にオレンジ色のつなぎ?を着たおっさんが立っていた。 どうやら、鍵を開けようとしているようだった。 隣の家には老夫婦が住んでいるはずだったので、子供ながらに「誰だこの人?」と思っておっさんを5分ほど観察していた。 すると、突然おっさんが後ろを振り向き、俺と完全に目があった。 俺に見られていると気づいたおっさんは不満そうにドアを蹴っ飛ばし、そのまま走って隣の家の敷地から出て行ってしまった。 俺は驚いてすぐに母親に報告したが、「それは隣の家の人でしょ。もう寝なさい」と取り合ってもらえず。 「自宅のドアを蹴飛ばすのはおかしい、泥棒かもしれない」と俺が言っても「そんなわけない、もういいから」と結局うやむやに。 それ以来、特におっさんを見かけることもなく、近所で泥棒があったとかの話もなく。 あのおっさんの正体は謎のままだが、目があった時の嫌な緊張感は今でも覚えている。
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