トップページ > 創作怪談 > 2022年07月07日 > k208jO3A

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名無し百物語
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152 :名無し百物語[sage]:2022/07/07(木) 20:44:03.15 ID:k208jO3A
石じじいの話です。

じじいの故郷には、お遍路さんが多くやってきました。
彼が話してくれたお遍路さんの話です。
春と秋には、お遍路が沢山来たで。それやから、ある家は遍路宿もやりよったんよ。
多いときにゃ一晩に四十人も泊まらすこともあったんで。
お遍路は宿へ着いたら杖をちゃんと洗うて、笠といっしょに部屋の中へ入れて置きよった。
杖と笠は弘法大師さんじゃ言うてね。
お遍路さんは晩方に宿賃を払うてくれたんと。朝は、よいよ早うに出発することがほんどやったけんね。
毎年な、遍路小屋を二つも三つも作ったんで。
昔は、病気のお遍路が多かったんよ。そがいなお遍路が死んだら、村で、お墓に埋めたんで。
そのお遍路が突いちょった杖をその上に立ててな。印になる石を置きよったんよ。

行き倒れたお遍路さんの墓は、もうほとんど無いとのこと。


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