- 【風俗嬢】過ぎ去りし想い出は【風俗店員】part3 [無断転載禁止]©bbspink.com
87 :なまえを挿れて。[]:2018/05/04(金) 22:36:21.50 ID:aOy1+1bx0 - 「写真はHPにすぐアップするよ。」
「うーさん、わたし、顔出しはダメだからね。」 「わかってるさ。ちゃんと目線入れとくから。」 少し気まずい雰囲気のまま、マナミは2着のTバックをリュックにしまって、帰宅した。 マナミには、歌舞伎町の店は辞めずに、掛け持ちしてもらうことにした。 こっちでは完全予約制にして、予約が入ったときだけ出勤する。 こっちの専属になってほしい気持ちは山々だけど、息子のヒロキとの生活費を保証できるものがなかったから。 こっちでの源氏名は、本人の希望で「アヤ」に決まった。 何日後だったろうか。 ダミーのしょうこちゃん目当てでかかってきた客の電話を、 上手くアヤに振り替えることに成功した。 「あ、お客様、しょうこちゃんはあいにく予約でいっぱいですが、 HPのトップに載せてる新人のアヤちゃんなら、まだ枠が空いております。素人で性格の良い子ですよ。」 少なくとも素人ぽさではマナミは誰にも負けない。バリバリのプロだけど。 予約は何時だっただろうか。結構遅い時間だったと思う。 22時とか23時とかだったかな。 出張先は、志村三丁目あたりの自宅マンションだ。
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88 :なまえを挿れて。[]:2018/05/04(金) 22:36:58.88 ID:aOy1+1bx0 - マナミに予約が入ったことを連絡すると、マナミは割と早い時間に事務所に出勤してきた。
今日は歌舞伎町の店は休んだらしく、自宅からそのまま来たのだと言う。 だけど、困ったことに、今度は息子のヒロキを連れてきてしまったんだ。 「ごめんねうーさん。ヒロキを預けるところがなくって・・」 予約入るたびに託児所に預けてたんじゃ、稼いだお金がパーになるわけだから、仕方がない。 「いや、そりゃ仕方ないよ。でも事務所にヒロキを一人で置いとけないから、 車で一緒に連れてかなきゃならないな。」 「だよね・・いいかな?」 「俺は構わないけど・・・」 どうなんだろう。母親が何をしにいくか、子供ながらに感じたりしちゃうんだろうか? だけど、俺が気にするほど、マナミはそれを気にしてないようだった。 というのも、マナミが次に発した言葉に、俺は固まってしまった。 「ねえ、うーさん、お客にお小遣いもらって、本番させてもいい?」
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89 :なまえを挿れて。[]:2018/05/04(金) 22:37:28.25 ID:aOy1+1bx0 - ウチの店は、正式に警察に届けを出した非本番系の出張型ヘルスだ。
無届けのホテトルとは違う。 当然、本番は絶対禁止行為だ。 だけど、マナミがお金を必要としてること、それに・・・ マナミが売春に抵抗が無い女だということを再確認してしまった俺は、 何かふっきれた感があったんだ。 少し間をおいて、俺は、 「うん。かまわないけど、避妊は自己責任だぞ?歌舞伎町の店と違って、助けに行けない。」 と答えてしまった。 「うん・・・ゴム置いてる?」 ホテトルやソープじゃないんだから、コンドームなんか用意してるわけがない。 「俺が近所のドラッグストアで買ってくるよ、待ってて。」 あとから思うと、俺が本番許可を出したのは、 俺とマナミが、単なる従業員と店の女という関係ではなく、 そこそこ深い男女関係がある間柄にもかかわらず、 マナミが俺に本番の許可を得ようとしてきたことに対する、 俺のささやかな反抗だったのではないだろうか。 (お前がそういうつもりなら勝手にしろ。ただし俺も考えさせてもらう) そういうセリフを、俺は口に出せない男だから、その代替の本番許可だった気がする。 マナミは俺から受け取ったコンドーム3つを、店で用意した出張用のエコバックの底にしまった。 今夜、いくつ使うんだろう。 「ちょっと時間早いけど、そろそろ行こっか。」
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