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563 :100戦士[]:2020/01/09(木) 08:03:30.31 ID:moDoOUoL - 「太陽の塔」についてはこちら♪(^0^)/
●「太陽の塔」の特集番組を観たよ!「太陽の塔」は子供の頃、行列ばかりで外見しか見た記憶が無かったのだが、 改めて内部の「生命の樹」とか、テーマの大きさと深さに圧倒された。 原哲夫先生や辻秀輝君には「蒼天の拳リジェネシス」を描く上で是非直接観に行って欲しい。 絶対イメージやインスピレーションが沸く筈だ。 「進歩と調和」をテーマとし、科学技術賛歌の為に開催される筈だった大阪万博。 しかし、塔のプロデュースを依頼された岡本太郎は敢えてここに異質なものをぶつけた。 近代的な科学文明へのアンチテーゼ、「太陽の塔」である。岡本太郎はアンチテーゼのつもりは無かったかも知れない。 「太陽の塔」を置く事で万博は初めて「調和」するのだから。「太陽の塔」の内部には「生命の樹」が築かれている。 学術的な裏付けに徹底的に拘って作り上げた、進化の過程を忠実に描いた系統樹だ。 「生命の樹はそれで1つの生命体」なんだそうだ。そこで他のどれよりも大きく描かれているのが、最下層の「アメーバ」。 色んなイメージが沸いてくる。共通祖先(原始生命体)、蟲、バクテリア、プランクトン、葉緑体、受精卵、ミトコンドリア。 現代最先端の「ゲノム編集」に使われる「クリスパーキャスナイン」は石野良純教授が古細菌の研究の中で見つけ出したものだ。 石野教授は地元で開催された大阪万博を何度も見て育った。生命の根源、エネルギー、原点回帰、ルネッサンス。 複雑になり、選択肢が多くなり過ぎた現代社会。 岡本太郎は「科学の進歩さえあれば皆幸福になれる」と信じられた高度経済成長期に「アメーバ回帰」を訴えた。 「皆、単細胞のアメーバから始まったんだ」と。「無機質な科学万博」に敢えてぶつけた「有機的な生命の樹」という問題提起。 諸星大二郎もその昔「1つの生命体に融合すれば差別も無くなる」という「究極の調和」の話を描いたっけw
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