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那須正幹総合スレッド【ズッコケ三人組】その8

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那須正幹総合スレッド【ズッコケ三人組】その8
103 :なまえ_____かえす日[]:2018/12/21(金) 20:20:21.16 ID:v28zIM6L
「ズッコケ三人組」と出会ったのが約35年前、その後暫く疎遠になっていたけど「ズッコケ中年三人組」シリーズで再び手に取り始めた那須正幹作品。
その「中年三人組」シリーズも3年前に完結してからは音沙汰がなく、「さすがに70代半ばだし、筆を置かれたのかな」と思っていたら突然の新作発表。「幼い頃から慣れ親しんだ作家さんだし、死に水を取る意味でも読んでみっか… …」とかなり失礼なことを考えながら拝 読してみる事に。

物語の舞台は那須作品ではお馴染みの瀬戸内海沿岸の大都市・松田市。その郊外に戦後割と早い時期に開かれた住宅地に住む氷室大造は75歳となった今、子供は独立し妻の安子に先立たれた事もあって一人暮らし。
日々の愉しみと言えば近所の公園に同じ様な独居老人仲間と集って語らう事ぐらい。大造と不動産会社の社長の椅子を息子に譲ったばかりの豊中良治、元大学教授の遠山薫の老人三人組の最近の愉しみは公園に現れるタヌキの餌付けだった。


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