- あの本のタイトル教えて!@児童書板 17冊目
107 :なまえ_____かえす日[sage]:2014/09/05(金) 02:42:29.39 ID:8zi2LZlr - 【いつ読んだ】1970年代 もしくは1980年代はじめ
【物語の舞台となってる国・時代】楼蘭王国 【翻訳ものですか?】わかりませんが、たぶん日本人が書いたものだと思います。 【あらすじ】小国である楼蘭に匈奴の脅威が迫り、漢の都まで援軍を頼みに行く王女「青花」 の話。途中で賊に襲われて負った怪我が悪化し、瀕死の状態で楼蘭に帰ってくるが、 援軍が到着する前に王女は死んでしまう。結局、漢の援軍のお陰で匈奴は引くが、 代わりに漢による支配が厳しくなり、王女の弟は人質にとられてしまう。楼蘭自体も ロプノール湖の移動により衰退して町がなくなり、王女の墓標が砂漠の中に取り残される。 【覚えているエピソード】物語の最初は、湖の移動を国民と王族が懸念する所から始まったと 思います。最後の場面は、砂に虚しく立つ墓標に書かれた「王女が国を救った」旨の 叙情詩で終わっていました。 【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】 何かの雑誌または読み物付録の中の一つとして収録されていました。A5またはB5サイズの 印刷物で、紙はザラ紙で、全体ではぶ厚く、少年ジャンプ程度の装丁でした。 たぶん、小学生用の読み物を集めた刊行物だったように思います。 白黒だったと思いますが、三つ編みの王女を描いた鉛筆画の挿絵も素敵でした。 【その他覚えている何でも】 その冊子には複数の物語が収録されていて、楼蘭の物語以外に一つだけ覚えています。 地球が急に太陽に近づき始めて人々がエゴに走る中、主人公の若い女性は車がないため 北国に逃げられず、友達とアパートで助け合ううちに全ての物が溶け始める (実は地球が太陽から遠ざかっており、高熱を出した主人公が灼熱の夢を見ていた) というオチのSFでした。 前スレにも一つ、このスレにも一つ、楼蘭関係の質問が出ていますが、どちらとも違うと思います。 また、まだネット情報ぐらいでしか照合しておりませんが、井上靖の「桜蘭」とはあらすじ的に違い、 高橋 宏幸「ローランの王女」は著作年が1990年とのことで違うと思われます。 「また楼蘭か」と言われそうですが、ひょんなことから思い出して気になってしまいました。 よろしくお願い致します。
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