- 【精霊の守り人】上橋菜穂子総合8冊目【獣の奏者】
186 :なまえ_____かえす日[sage]:2013/04/01(月) 16:37:55.01 ID:O04z+Qqk - 知識を松明の明かりになぞらえているところが要だという気がする。
どんな知識であれ、悪用(自分のエゴのために利用) しようとする人間は必ず出てくる。 その時に他の人間にも知識があれば、 道を探せる−対抗手段を考えることができるわけで。 その繰り返しでより強力な兵器が作られていくのは歴史が証明してるけど、 でもやはり無明の闇の中にいるよりは 小さくとも先を照らしてくれる明かり−松明を掲げる者がいなければならない、 良い悪いのレベルではなく、それが人間という生き物なんだというメッセージを感じたな。 王獣の利用についてはセィミヤが公式に禁止したのではないかと思ってる。 それでもいずれ禁を破る者が出て、再び利用されることになるかもしれないけど エリンの残した事実と思いが広まれば そちらを受け継いでくれる人間も確かに出てくると思う。 だったら彼女のしたことは無駄ではないと言えるのではないかな。
|