- あの本のタイトル教えて!@児童書板 14冊目
50 :なまえ_____かえす日[sage]:2011/08/18(木) 01:32:57.93 ID:xWyG7d8T - 【いつ読んだ】20年ほど前
【物語の舞台となってる国・時代】江戸時代の小笠原諸島・鳥島 【あらすじ】鳥島に漂着した船員たちが島の過酷な環境に苦しみつつ、協力しながら 生き延び、日本へ生還する 【覚えているエピソード】 ・最初に漂着した船員は一人を残して(主人公はこの人)皆死んでしまい、寂しさのあまり 主人公はアホウドリの羽根衣を身につけて「俺も鳥だ、俺も鳥だ、どうして仲間に入れて くれないのだ」とアホウドリの営巣地を駆け回る ・2番目に来た船の船員に器用な男がいて、船倉にあった小豆を育て、それを使って酒を造る ・酒に酔って皆が騒ぎはじめた頃、主人公は疎外感を感じ、自分はまた一人で過ごした方がいい、とつぶやく ・酒を造った男は何らかの病気で首が腫れてしまい、「俺は前世でだいぶ借金をしたようだ」と冗談を言いつつ、 最期は「素面では死ねない」と自作の酒を飲み、「じゃああばよ、みんなは故郷へ帰ってくれ」と死んでいった ・その後、さらにもう一組の漂着者を加え、大所帯になったところで島を脱出するため船を作る ・島を脱出する直前、おのおのの船の生き残りは、死んでいった同じ船の仲間の名前を大声で呼び、 魂を日本に連れ帰ろうとする(「船は少しだけ深く沈んだような気がしました」との地の文があったような) 【その他覚えている何でも】地の文は確か敬体だった気がします。 検索するといくつか同じ実話を下敷きにした話はあるのですが、こちらが読んだ時期と あっていないため、あの時読んだあの本は何だったのか気になっています。
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