- 【存置】死刑存廃論16【廃止】
324 :法の下の名無し[sage]:2018/06/14(木) 03:35:37.79 ID:D8GR03jO - 死刑制度の窮極の目的は、公益の観点でいえば「これ以上、名誉ある人間である被告(加害者)が、人倫の上において
不道徳を為さないよう、名誉ある人間が名誉を保持するために、みずから死刑を受諾することを期待する」という点に あるとおもうんだよね。そこをさらに踏み込んで、「これより後は、なにひとつ愚かな行為をなすことが不可能であり、 人間社会に最大限貢献することを、罰として受け入れることを期待する」刑罰があって良いとおもうんだわ。そういう 観点で終身医療検体の刑罰を提唱しておるのだ。これに対する想定できる批判は、人間内心の崇高な至上性に対する 不当な干渉が許されるかどうか、であるが、愚行を終身禁止する刑罰というものは、可能性としてあって良いのではないかと 考えておる。
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- 【存置】死刑存廃論16【廃止】
334 :法の下の名無し[sage]:2018/06/14(木) 14:45:05.09 ID:D8GR03jO - >>325 カントやヘーゲルは犯罪者犯罪者を畜獣とみなすのではなく
自らの行為の責任をとることができる者とみなし、みずから進んで 死刑を受け入れる事こそが正しく、人間としてより尊敬されていると 論じてる。これはキリスト教では人を人が裁くことはできないという 論法(伊ベッカリア)に対する反論としてなされたという文脈が重要だが 死刑宣告を受けた者に敬意を払うというのは近代刑法学の姿勢の 基本ではある。むろんアジア的な考え方は別にありうるだろう。
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335 :法の下の名無し[sage]:2018/06/14(木) 14:48:12.24 ID:D8GR03jO - >>333 それは「おまえだって論法」ないしは同情論法ですね。
死刑制度が適切かどうか、多数決で論じてよい議会政治の場面では 有効でも、法律学の論法にはならないでしょうね。
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340 :法の下の名無し[sage]:2018/06/14(木) 21:52:13.80 ID:D8GR03jO - 日本民法の父、穂積陳重の『法窓夜話』を現代語に完全改訳
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