- 北方領土は日本が『無条件降伏』したからロシア領だ
14 :だつお ◆t0moyVbEXw []:2011/12/06(火) 12:01:08.13 ID:jq6dKQEY - 国家滅亡や市民無差別殺戮や婦女暴行や捕虜虐待は、無条件降伏とは別の問題と思う。
例を挙げればイラク戦争でフセイン政権は無条件降伏をしたわけではないが国家滅亡してるし、 ベトナムはアメリカに無条件降伏をしたわけではなくても、アメリカは枯葉剤散布などの 無差別殺戮をやっておいて謝罪の一つもしていない。 日本は無条件降伏をしたかだが、公式見解としては無条件降伏論を採用していると言える。 そしてその具体的内容は吉田茂が説明している通り、ヤルタ協定やポツダム宣言といった 戦勝国の決定に対して、敗戦国日本の側から権利を主張することは認められないということ。 従って「われらの北方領土」は『吾等ノ決定スル諸小島』であり、アメリカとロシアで見解対立 しているものの、日本のわれらに決定権が無いために決着のつけようがないということだ。 ヤルタ協定は日本の署名が無いが、無条件降伏論者の吉田茂はヤルタ協定についても、 無条件降伏をした日本が権利を主張することは認められないと言い切っている。 だから無条件降伏をしたということなら、直ちに北方領土返還論を取り下げろ! 逆に北方領土返還に拘るなら、まず日本は無条件降伏をしていないことを内外へ向けて示せ! 昭和24年11月26日 衆議院予算委員会 内閣総理大臣 吉田茂 「またこの間もよく申したのでありますが、日本国は無条件降伏をしたのである。そしてポツダム宣言 その他は米国政府としては、無条件降伏をした日本がヤルタ協定あるいはポツダム宣言といいますか、 それらに基いて権利を主張することは認められない、こう思つております」 ⇒昭和24年の吉田茂の発言である。ここでは、日本政府によるポツダム宣言に基づく権利主張の 否定を明言し、ポ宣言の契約性・法的拘束性を否定、「無条件降伏」であるとしている。 http://nanigasi00toua.blog63.fc2.com/blog-entry-93.html ○国務大臣(吉田茂君) お答えをいたします。 全権としてサンフランシスコの講和会議に臨席いたす心構えについての御忠告は、つつしんで承ります。 御希望になるべく沿うようにいたしたいと考えます。 領土問題に関して御質問でありまするが、この領土放棄については、すでに降伏条約において明記せら れておるところであります。すなわち、日本の領土なるものは、四つの大きな島と、これに付属する小さい島 とに限られておるのであります。すなわち、その以外の領土については放棄いたしたのであります。これは 嚴として存する事実であります。ゆえに、琉球等の西南諸島及び小笠原等についての信託統治の問題は、 これはすでに日本の領土権を離れておる。その離れた領土に対して、米国として将来国際連合に提出さる べき信託統治の約束についてはいかなる措置をとるかということは、これは米国政府が国際連合に提出 いたす措置がどうであるかということによつて決定せられるのであります。すなわち、すでに一応領土権は 離れたのでありますが、それをどの程度まで、米国政府が、将来米国の好意によつて日本にもどすかとい う問題がここにあるのであります。ゆえに領土問題について、あまり多くをこの際述べるということはよろし くないことである。あまり突き進んで議論をするというのは好ましくないことで米国の好意連合国の好意を 日本としては信頼して受けるのが、これがこの際処する外交と私は考うるのであります。 http://www.ne.jp/asahi/cccp/camera/HoppouRyoudo/HoppouShiryou/19510817.htm
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