- レイプ(性犯罪)の刑罰は重過ぎるin法学板
413 :378[sage]:2011/08/06(土) 16:06:35.13 ID:RGrd7YaY - >>406
お前さ、403の後半部分は、山口各論2版の105頁・109頁を、 私見をまじえてなぞっているだけだぜ。 だからちょっと読みにくくて改竄したような文章になってるがw 藤木好きのあんたは山口なんて見ないのだろう? 祭りが好きなら掲示板でなく盆踊りにでもいってきたらどうだw
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414 :378[sage]:2011/08/06(土) 16:10:01.19 ID:RGrd7YaY - >>407,408
T ほんとは面前で対話した方が生産的で効率的なんだけど、まぁしゃーない。 突っ込みどころ満載だから長くなってすまんけど、一応レスしますね。 >スレタイの事案について私がもっとも危惧するのはこの現状において >男女の性的人権の格差が更に広がってしまいかねない事です。 なるほど、この現状認識の前提として384の中段の「女性優遇という歪み」があるわけですか。 でも「女性が現代社会の消費社会の頂点に位置する存在であるからだ」というのは 「中高生が消費社会の頂点に位置する存在だ」と似たようなもので、 都会のOL向けの広告業界の論理だけのように思います。 郊外や田舎へ行けばとても消費活動を担っているほどの余剰資金などなく、 低収入でご苦労されてる女性は多く、その人達はポカンとするでしょう。 もっとも理論的な分析としてはありうる立場ですが、イデオロギー的な矮小さを感じます。 むしろ人権格差をいうなら、モデルの人件費が高騰するとか、美少女芸能人のギャラが 高騰するとか、美容業界がほろ儲けするとか、そっちの文脈の方が俺にはわかりやすい。 >一般に法学者において、法が純粋に如何にあるべきかを思索するのは貴族の仕事、 >裁判官が実務でそれを行使するのは奴隷の仕事という意識があったりするのかとも >邪推したりします。 これは単なる歴史のヒトコマから切り取った批判や皮肉であり、 現在では明らかに邪推であり下衆の勘繰りです。 そんなことはない、という人はイデオロギー的立場丸出しなので対話が困難です。 そもそも現代では学者を含めた法曹一般での頂点に立つ権力者は裁判官でしょw
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415 :378[sage]:2011/08/06(土) 16:14:01.25 ID:RGrd7YaY - U
>ステルスのように一見して条文には男女の差別が現れていないにも関わらず >現場の司法判断により、慣習法の優位性や不文律的解釈としてそれらの差別が >横行している場合です。 これは一部の弁護士さんたちも常に危惧していることで、様々の社会的活動が行われています。 ただ新聞に出ないからわからない。 実際そうした差別を感じるのだが、まわりの仲間内だけで解決してしまう(やむなく受け容れてしまう) という世間の方が問題で、とっとと弁護士会や法律事務所に相談に行ってください。 「現場の司法判断」に公務員を含むのか弁護士を含むのかさらに裁判例を言っているのか、やや不明ですが、 仮にある判決のことを言っているならそれを具体的に提示して内容吟味しないと話にならない。 やむなくそうした判決があったとしても、それが真におかしいと多くの人が感じるならやがて別の判断をする 判決も現れるでしょう。 だいたい三審制度の下で、破棄されたりする事案は結構多いし、裁判官の中にも上記弁護士さんたちと おなじ危惧から果敢な判決を下す人だって少なくありません。 ただねぇ、貴方にとって喜ばしい判決をボロクソに批判する人達も一定数存在するのよ。 あなたのむき出しの価値判断しと正反対の価値判断の人達も一定数存在しているのよね。 その人達から依頼があったとき、いままでは弁護士レベルで「スジワル」といって 蹴っ飛ばしてきたわけだが、考えてみるとそれもへんな話で本来司法権の担い手たる 裁判官が国家の意思として判断すべきことだな。 弁護士増員時代によりこれからそうした受任事件の係属も増え、裁判官に 「アホか、お前は」(もちろん表面では言わない、内容から推測する)という判決も 増えたりして。 >なお問題なのはそれが"条文として明確化され"運用されるものではなく >表向きは男女平等が保たれながら、定義の曖昧さのもとに横行してしまう事です。 淫行判決が罪刑法定主義のところで出てきたといってましたが、 裁判所が苦労して定義づけて事案を処理しても批判する法学者や実務家もたくさんいます。 だから一般論としてはなんの異論はありません。 あとは具体例をあげないと話しにならない。
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416 :378[sage]:2011/08/06(土) 16:17:00.56 ID:RGrd7YaY - V
>このステルス行為により、男女の差別に違和感を感じる機会を奪い >その制限・処罰の行き過ぎに対しては巧みに「女性の性の侵害は心の殺人だ」 >などと男女間の差別的蛮習に訴え都合よく使い分けそれを押し通してしまう事です。 これは強姦罪の文言のことね。 男性が強姦されたという典型的な事案があれば、刑法177条は法令違憲だとの判決を下す裁判官 もいるでしょうね(403の末尾2行はこの話にかかわることで別にプロ市民への嫌味ではない)。 そうすると当該事案は強制わいせつ罪で処理するんじゃないかな。 検察が訴因変更しなかったらどうなるんだろう、変更命令までは行かずに縮小認定で処理するのかな、 (このへん詳しい人の横槍があればありがたいが、これだと177条の判断回避になるかも)。 嫌いな女に意に反して射精させられた、といっても生理的メカニズムとして快感を感じないなら あくまでも勃起しないんじゃねえかな。不能犯! いや問題は、性的羞恥心を害され性的自己決定が害されたことであり、男性生殖器が女性生殖器に 挿入されたという「姦淫」行為にあたればよく、射精したか否かは問うところではない、 よって「強姦された」といいうるが、客体に「男」がないので文面上違憲。 とまぁいっても、貴方は社会的な意識に焦点を当てているから、 法曹の立場からそれに答えるなら、刑法改正するのは立法府の仕事だとしかいいようがない。 もちろん立法府への働きかけとかの話とは別。
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417 :378[sage]:2011/08/06(土) 16:19:10.82 ID:RGrd7YaY - W
>黒人白人の差別的措置であった場合教育裁量権などというものを軽く飛び越えた、 >重大なより高次の法的観点から制限されるものであるはずです。 だからこの「重大なより高次の法的観点」が憲法13条なんだな。 >より極端に言うと学校規則に「死ね」と記載されていても そんな具体例はほとんどない、仮にあったとしても速やかに無効で処理。 >それに従う義務の有無は、教育裁量の尊重の境界線を真面目に >議論せずともより自明に答えの出るはずの話です。 自明といえないのが価値の争いで、裁判所は苦労している。 >法学の、特に哲学的に高貴な側面に興味のある学者の方たちにとって現場の運用や >慣習法へのメスといったものは興味の薄いダーティな仕事なのかも知れません。 それも一部の例だろう?数学の世界でも同じ人はいるはずだ。 >(直接世の中のためにならない)純粋数学がどれだけ発達しているかで見る」という趣旨 これがよくわからんのよ、理論と実践の立場からあなたは法学者の実践の少なさを 批判しておきながら、純粋数学の立場を肯定して支持するのは矛盾じゃないの? >また司法の歪みに最も直接的に牽制する力を持つべき存在は >政治家や世論やマスコミ以上に法学者であると考えています。 そうですね、ジャーナリズムだってがんばってる人もいるし、 法学の世界では「法律時報」や「法学セミナー」という月刊誌を見てもらえば、 戦っている人達はたくさん紹介されています。
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418 :378[sage]:2011/08/06(土) 16:20:33.08 ID:RGrd7YaY - X
とまぁ、個々的に対応していたらダラッとした長文になってしまいました。 他の人にはご迷惑かけてすんません、AAと同じく読み飛ばしてもらって結構ですw でもケチつけるのもいいけどさ、こちらがなるほどと思うような情報も入れといて もらいたい。 究極的にはあなたの男女平等論は形式的平等です。 実質主義の私は実質的な平等を支持していますのでなかなか了承できません。 社会戦略としては形式平等が効果的かもしれませんが、それは運動論でしょうね。 理念実現のために社会の導きの星となる(ウォーレン・コートのように)というのも ありますが、その場合民主主義的正当化が常に問われることになります。 書を捨てて裸の勝負だ、みたいなことを貴方は言ってましたが、 芸術活動のような創造は現状破壊主義者の革命論ですな。 もちろん全否定しているわけではなくそれが有用なときもあることは了解しています。 司法が地味な世界と感じられても、悲惨な歴史を踏まえての人智の結果だと私は思います。 おわり
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