- 【コスモ】河合塾COSMO 東京校★3【ヌクモリティ】
979 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/11/20(木) 04:52:59.92 ID:x7u5rYZI0 - ある土曜日の朝
妹「おはよー!」 俺「・・・はよ。早いね。いつも休みの日は昼まで寝てる癖に」 妹「お、お昼までなんて寝てないよ! ・・・十時くらいだよ」 俺「はいはい。で、どうしたの? そのバッグ」 妹「ああ、うん。連休だから、久々に○○ちゃんのとこ遊びに行って来る。憶えてるでしょ? ○○ちゃん」 俺「ああ・・・どっか引っ越してった、キミの親友だっけ。何度かウチにも遊びに来てたな」 妹「そうそう! 密かにお兄ちゃんの事気に入ってたんだよ?」 俺「そりゃ初耳」 妹「あはは・・・あたしも子供だったからね。黙ってたんだよ」 俺「何でまた」 妹「う・・・分かんないなら、いいの!」 俺「ふん・・・で、もう行くの?」 妹「うん。もう出るよ」 俺「そ。気をつけて」 妹「うん。おみやげ買って来るからね?」 俺「変な気まわさなくていいから、楽しんでおいで」 妹「・・・ありがと。じゃ、行って来るね」 俺「行ってらっしゃい」 以上、妹との最後の会話。 お帰り、は毎年お盆の時期に言ってます。
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980 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/11/20(木) 05:01:46.04 ID:x7u5rYZI0 - 警備員の新人が入ってきた。47歳。警備業界では珍しくはない。
定年を迎えて、入ってくる新人も多いからだ。まぁ、新人は立たせておくのが一番いい。 無線を持たせて何か分からないことがあったら、 連絡して来いと言って、ビルの外で立哨させておいた。 折りしも、外は小雪がちらついていた。 長時間ただ立っていると、色々なことを考える。夕飯は何を喰おうか? 今度の休みは何をするか?今までの人生。これからの将来。色々なことが頭を過ぎる。 契約先の人がヒョイと顔を出して、 「外に立っている新人さん、泣いているよ。具合が悪いじゃないの?」と言ってきた。 「何だ?」と思って見に行くと、本当に立ちながら泣いている。 通行人は泣きながら立っている警備員を呆れながら通り過ぎて行く人、 怪訝な顔をする人、笑う人、反応は様々だった。 「どうした?」と声を掛けると、やや間があってようやく振り絞るような声で一言。 「つらいです。」 よくよく話を聞くと、立っている間に今までの人生を振り返り、 何で俺はここまで堕ちてしまったのか? 何で今、こんな所で罰ゲームのようなことをやっていなければならないのか? そんなことを考えていたら、涙が溢れて止まらなくなってしまったそうだ。 結局、彼はやめた。
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981 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/11/20(木) 05:02:25.28 ID:x7u5rYZI0 - 子供のころ、両親は「いずれ誰か連れてきた時は…」とか
嬉しそうに話してたな・・・・。 そのころは子供心に、「いつの日か自分もケコンするんだろうな」と思っていた。 しかし厨房の時以来、女からは「キモイ」「顔こっちに向けないで」 と嫌がられ避けらればい菌扱いされたことしかなかった。 それでも社会人になってから自分なりに努力してみたよ。 服装や髪型や、よくいわれる清潔感とか・・・・。 だが一生懸命努力しても、それが実ることはとうとう無かった。 まともに会話が続いたことすらほとんどない。 仕方ないよな・・・・軍ヲタ鉄ヲタで他に何を話せばいいのか思いつくことができないのだから。 もうすぐ40代になる。 両親が、「結婚したときに相手に渡すんだ」と 嬉しそうに作っていた俺のアルバム。小さい頃の声が入ったテープ。 父さん母さん、ごめんよ。 全部に無駄にさせてしまって…。
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