- 早稲田アトム兄貴と反駅早田
268 :エリート街道さん[]:2024/04/17(水) 16:45:05.88 ID:dDDJW+ET - どんな場合であっても、人に優しくした方が、いい結果が出るものです。
私がそれを学んだのは、大学受験を目前に控えた高校3年のときです。私は兵庫・神戸市にある灘高に通っていたのですが、当時の灘高は東大合格者数で全国トップを走っており、世間から、「灘高生は性格が悪い」などと言われていたような時代です。 性格が悪いかどうかはわかりませんが、同級生の多くは同じ東大を目指すライバルですから、お互いが競争心を持っていたことは間違いありません。 高校の1〜2年生の頃は、いじめもケンカも多くありましたが、受験まで1年を切った高校3年生になると、不思議なほど、みんなが仲良くなったのです。 普通であれば、お互いの競争が激化する時期ですが、東大合格者数のトップをみんなで守ろうというムードが一気に高まって、全員で協力して受験に臨むような雰囲気ができあがりました。 いい参考書が見つかったら、みんなで教え合うとか、できないヤツがいたら、できるヤツが教えてあげるなど、団体競技のような雰囲気に包まれながら、受験勉強に取り組むことができたのです。 お互いに助け合った方がパフォーマンスが上がり、足の引っ張り合いはパフォーマンスを下げることになります。 ギスギスした受験競争を一人で勝ち抜いてきた人ほど、人に冷たくする傾向があるようですが、助け合った方がうまくいくことを経験として知っている人は、自然と人に優しくなれます。 私にとっては、受験勉強以上に学びになった貴重な経験だと思っています。
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