- 旧制の学制/大昔凄かった学校Part9
311 :エリート街道さん[]:2019/03/09(土) 20:12:26.20 ID:VOdEXoBj - 中外商業新報 1935.8.7 (昭和10)
(略)欧洲大戦直後に大量生産された外交官はおしなべて外交官補を七年も勤めて、 漸く一人前となって三等書記官に任ぜられ三等書記官をまた七八年やらなければ二等書記官にはなれない、 すべてこの調子で外務省の人事は全く渋滞し今の高等官五等、六等、七等級の若手連は 「昔は課長になるのに十二、三年で済んだものが、今では早くても十七、八年はかかる」と嘆いているが、 現在奏任最上級たる三等が七十余名に達し他の省と比較しても上がつかえていたり捌け口がないために なかなか昇進出来ないのだ、例えば同期に東大を出た二人の秀才があって、 鉄道省に入った一人は高等官三等の課長に納まっているのに、 外務省に入った者は未だに高等官五等の古手事務官でくすぶっていなければならない現状である、
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