- 【コテ集合】東大・東大院ほか【思い出話】
133 :坂[sage]:2011/03/27(日) 18:00:10.52 ID:NkZHz6QI - 庄司薫の赤頭巾ちゃんシリーズの中で、「オドカシッコ」と呼ばれているのがあって、
著者によると、みんなが驚くような知識やら話題をくわえこんできてひとをオドカシテまわること、 と定義されています。 オドカシッコで特に目立つやつを「オドカシヤ」というのだそうです。 「オドカシヤ」には得意分野があって、音楽と西洋文学とか、 東洋趣味と新聞の三面記事など人それぞれです。 これは昔の日比谷高校の高校生仲間で話ですが、自分の高校時代を振り返ってみても、 結構これに近い雰囲気がありました。 蘇さんの言語学や漢詩の話などを読んでいると、知らないことが多くて、 結構、この高校生時代の雰囲気に近いものが味わえます。 このスレでそんな雰囲気の会話ができればありがたいです。 もちろん、理系分野もOKです。
|
- 【コテ集合】東大・東大院ほか【思い出話】
136 :坂[sage]:2011/03/27(日) 18:11:58.42 ID:NkZHz6QI - 少し補足すると、
「オドカシッコ」はあくまで自分の向学心のためのもので、 あまりに専門的になりすぎると、成り立たなくなるようです。 大学に入って専門分野に分かれると、むしろ話が通じなくなるように。
|
- 【コテ集合】東大・東大院ほか【思い出話】
158 :坂[sage]:2011/03/27(日) 20:57:07.81 ID:NkZHz6QI - >>157
「帰去来辞」でしたか、高校(確か高3?)の漢文の教科書にありましたね。 帰りなんいざ、田園まさに荒れなんとす……。 陶淵明は東晋時代に生きた人ですね。 三国志、諸葛孔明の好敵手といわれた司馬懿仲達の子孫が建てた王朝。
|
- 【コテ集合】東大・東大院ほか【思い出話】
170 :坂[sage]:2011/03/27(日) 21:25:52.85 ID:NkZHz6QI - >>160
漱石も陶淵明が好きだったようですね。 「草枕」の一節にも詩が引用されています。 大学を辞めて、朝日新聞社に入るとき、 「帰去来辞」にならって「入社の辞」をあらわしたとか。
|
- 【コテ集合】東大・東大院ほか【思い出話】
173 :坂[sage]:2011/03/27(日) 21:48:12.15 ID:NkZHz6QI - >>172
漱石が作品で引用していたことは漠然と覚えていたのですが、 「草枕」なのか「猫」なのか迷いました。 今回、「草枕」をあらためて眺めてみて確認できました。 それで気づいたのですが、 「草枕」の冒頭、「智に働けば角が立つ…」は有名ですが、 実は、その前に「山路を登りながら、こう考えた。」という一節があるのですね。 これは、山歩きをするときの様子をよく表わしているなとちょっと感心しました。
|
- 【コテ集合】東大・東大院ほか【思い出話】
176 :坂[sage]:2011/03/27(日) 22:54:39.73 ID:NkZHz6QI - >>174
「飲酒」というのはちょっと気になる題ですね。 まだ読んだことはないので、探してみます。 岩波文庫の「唐詩選」(上中下)は持っているのですが、 「中国名詩選」(上中下)は買うのを迷っていました。 載っていますかね? 老荘とよく一言で言われますが、老子と荘子では随分違うような気もします。 これは長くなるので、またあらためて。 >>175 原子力発電所の事故は気になりますね。 世代的には原子力平和利用の時代に育ったので、 どちらかというと推進派なのですが。
|