- 【九軌】懐かしの西鉄【九鉄】
749 :回想774列車[]:2011/09/16(金) 13:35:07.04 ID:fZO19xsx - 前架空車両板でこんな書き込みあった。本当にあったらさぞ凄い車両だったんだろうなw
西日本鉄道 軌道北九州線/福岡市内線1500形3車体連接車 来るべき筑豊電気鉄道の福岡延長開業に備えて1963年に製造さされた3両連接車。 筑豊電鉄の福岡側での接続は北九州側と同様に、吉塚付近から福岡市内線に乗入れと決定され、 両軌道線からの連接車による都市間輸送を行うこととなった。そのため全くの新規設計による 連接車が製造されることになり登場したのが、1500形である。この形式から北九州線/福岡市内線 の連接車は共通設計となった。製造メーカーは汽車会社東京支店。 前年に登場した北九州線用の1001形の3両連接編成の使用実績から引き続き3両連接車となった が中間車に新たに扉が取り付けられている。 走行機器類は筑豊電鉄線内での連続急勾配八木山峠越え(33‰)を克服するために当時の最新技術 が導入された。 制御装置/主電動機/駆動装置 従来のAL式電動カム軸式抵抗制御に代えて、当時京阪2000系スーパーカーや京津線80形、阪急 京都線2300系、名鉄7500系パノラマカー等に採用された東洋電機製造による磁気増幅器を用い た分巻界磁制御を採用。市内線区間と筑豊電鉄線内の高速運転区間や急勾配区間における力行か ら回生制動まで自在に遷移できる幅広い速度制御を可能にした。1C4Mの2ユニット構成で連接 台車を含む各台車に45kw複巻電動機を装備し、いわば全電動車のオールM構成となった。また 永久直列制御となったため、俊敏かつスムースな加減速を実現し、起動加速度/定格加速度ともに 3.3km/h/secを実現している。 駆動装置は福岡市内線用1000形/1100形以来となる東洋製の中空軸平行カルダン式である。 制動装置 八木山峠の連続下り勾配におけるブレーキシューや路面電車用660m径車輪の摩耗防止のため 分巻界磁制御による電力回生/発電制動を常用する。そのため空気制動装置は、停止寸前 に限定的に使用されるため従来のSME/STE式に電磁弁を追加して応答速度を向上させた電磁 SME/STEを採用した。 台車 シンドラー式軸箱支持方式を採用した汽車会社製KS118インダイレクトマウント式コイルバネ 台車を採用した。 就役後から現在まで 北九州線に4編成、福岡市内線に3編成の計7編成が製造された。その後筑豊電鉄の福岡延長の 中止が決定。1500形は7編成で打ち切りとなり、その後増備された連接車は1001形、1200形、 1300形となった。 1975年11月に福岡市内線第一次路線縮小に伴い、福岡市内線の3編成は筑豊電鉄に移籍。皮肉な 形で本来の路線を走ることとなった。翌年には北九州線の4編成も筑豊電鉄に移籍。塗装を西鉄 大牟田線2000系と同じオキサイドイエローにボンレッドの帯に塗り替えて活躍を開始した。 1985年には冷房改造を実施。現在も筑豊電鉄の主力としてそのアップダウンの多い筑豊電鉄線 を快走している。 今時のLRVも真っ青のハイスペックw 当時の軌道線全盛時代だったら西鉄も本当に製造しちゃうかな?
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