- ローソンストア100の食べ物について語ろう 135
544 :やめられない名無しさん[sage]:2019/12/13(金) 21:30:53.67 ID:HbTa/Zwb - もうすぐクリスマスだね。
クリスマスというと思い出すね。 おれはドイツに5年住んでたから。 さびしい季節だよ。 ドイツではクリスマスとは言わないんだけどね、聖夜(Weihnachten)という。 聖夜の季節には大体雪が降るんだよ。 ドイツは札幌と同じくらいの気候だから。 聖夜の前後に大体初雪があって、その後も断続的に降って、 それは3月くらいまで溶けない。 聖夜が近づくと、これから寒くなるぞぅって感じ。 都会でも夜は零度近くなるから、外で寝てたりすると確実に凍死するね。 だから、聖夜の晩は、部屋であったかくして、テレビでクリスマス映画なんか見るわけだ。 このときほど、屋根があるありがたみを感じる季節はない。 留学生にとっては一番さびしい季節だ。 ふつうの人は実家に帰って過ごすから、日本の正月と同じ。 店も聖夜から1/2までは完全に閉まってしまうから、 10日間分くらいは食料も買いだめしておかないといけない。 それを怠った年は、まじ飢えるぜ。 冬眠に等しい行為だね。 キリスト教色はドイツではあんまりない。 もともと冬至祭だからだ。 二回目にドイツに行ったときはなかなか下宿が見つからなくてね。 一ヶ月くらいホテルにいて、やっと気に入ったワンルームが見つかって、 ホテルから移ったのがクリスマス前だったな。 イブには、「三十四丁目の奇跡」というアメリカのクリスマス映画を やってて、それをセントラルヒーティングの温かい部屋でビールとソーセージを 摂りながら見て、部屋を確保できた有り難味を感じた。 外の気温が厳しいほど、内の温かさを感じるし、 日本から遠く離れて、地球の裏側で、たった一人。 なんとか人間並みの暮らしを確保できましたと安堵した ある年のクリスマスでありました。
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