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166 :自己[]:2013/01/11(金) 21:21:39.53 ID:5B2udnta0
僕が
2ちゃんを初めて見たのは
パソコンで、ある言葉を調べようとして
その言葉を検索した時だった

検索で出てきた2ちゃんのスレ
2ちゃんの話は聞いたことはあったけど
興味はなく、また
したいとも思わなかった


だけど
そのスレを開いた時に見たスレの住人達の
軽快で面白く、ブラックな面も
持ち合わせた会話に引き込まれていった
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167 :自己[]:2013/01/11(金) 21:27:55.99 ID:5B2udnta0
初めての書き込み

何度かレスをしていると、スレの住人達は
名無しの僕を認識してくれるようになり

話を振ってくれたり
2ちゃんについて無知だった僕に
多くのことを教えてくれた


でもまだまだ2ちゃんは僕にとって
未知の領域で
そのスレから出ることはなく
住人達との会話を楽しんでいた


当時の僕は
2ちゃんがたくさんの板で構成
されていることも知らず
自分がマニアックな専門板にいることさえ
知らなかった
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168 :自己[]:2013/01/11(金) 21:35:10.22 ID:5B2udnta0
荒々しい言葉
丁寧でいて凶器を秘めた言葉
軽々しくも的を得た言葉
スレには色々なタイプの人がいた


ある一点を除けば大人しい僕には
今思えば場違いなスレだったと
思うけど
その住人達の”人を惹きつける力”が
僕をその場から放さず

最初にその人達に会わなければ
2ちゃんに魅力を
感じることはなかった、と断言できる
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169 :自己[]:2013/01/11(金) 21:41:11.07 ID:5B2udnta0
だけど
まだ僕の心に色はなく


そのスレの住人達から言われた言葉
その後に出会った固定さん達から
言われた言葉
名無しさん達から言われた言葉


初めは頭の中に記録としか
残らなかった言葉達が

ある日
僕の心に浸透して

言われた言葉の一つ一つが色を持ち
心の中に染み渡って

僕は色を取り戻した
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170 :自己[]:2013/01/11(金) 21:51:45.48 ID:5B2udnta0
僕が馴れ合い板を知ったのは

スレに貼られたURLを踏んで
飛んだ場所が
馴れ合い板だったことからだった

ほの板
穏やかなその板で
僕はオフというものを初めて知る

その後、すぐに夢板に誘導
僕は最初この夢板は夜にしか書いては
いけない場所だと
その板の名前から勝手に思っていた


何スレかROMをして
その中からお気に入りのスレを
見つけて常駐した


ある日の夜、そこにある固定さんが来た
他の住人さん達の様子から
判断すると招かれざる客にみえた


その固定さんこそ、ハイヤーさんだった
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171 :自己[]:2013/01/11(金) 22:00:34.06 ID:5B2udnta0
「あいつは荒らしみたいなもんだよ」

他の住人さん達の言う言葉を僕は
そのまま受け取り

”この固定さんは荒らしなんだ”

そう思っていた

だけど何か引っ掛かるものがある
ただ怖いだけじゃない、何か


でも話す機会がないし
どんな人か…その疑問が解けることは
ないだろう

こんなに住人さん達に煙たがられているんだ
このスレにはもう来ないだろう



だけど、次の日の夜
またハイヤーさんはスレに来た


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