- 【馬鹿】 民明書房について語れ 【阿保】 [無断転載禁止]©2ch.net
14 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2017/05/27(土) 15:08:24.14 ID:Spsxu6mk0 - 『煮解賭 ( にげと ) 』 
明朝末期、中國北東部の男達の間で、素麗建(すれたて)なる遊びが流行っていた。  先端に旗をくくりつけた棒を地面に立て、合図と共に棒に駆け寄りに旗を奪い合  うという、己の機敏さを誇示する遊びであった。  やがてこの遊びに飽きた者達が、毒草を煮込んだ煮汁を飲み、その解毒剤を旗代  わりにして奪い合うという遊びに発展させた。  命を落とす者が続出したが、戦いに勝利したものは英雄として賞賛され、朝廷に  仕える者を輩出するほどであった。  この毒草の煮汁の解毒剤を賭けた闘いは「煮解賭」と呼ばれ、時代を左右する勝  負の場でも競われてきた。  己の肉体を誇示する機会の少なくなった現代社会においては、インターネットで  の「2ゲット」と形を変えて、現代人が機敏さを争っているのである。  ( 民明書房刊 「DNAに刻まれた中國 現代人の行動のルーツを探る」 より )
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