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96 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/22(火) 20:09:40.08 ID:4jfizKbM - 【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その2(詳報)
中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、 川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に解説をいただきました。 @ジカウイルス感染症ってなに? 「ジカ」という名前のついているウイルスが「蚊」によって運ばれ、その蚊に刺されることでウイルスに感染して病気になるという、その病気を総称して「ジカウイルス感染症」といいます。 Aジカウイルスに感染したらどうなるの? ジカウイルスを持った蚊に刺されると、ある一定の潜伏期間を経て症状が出てきます。 その症状は、熱が出たり、そんな高い熱ではないのですけれども、体にぽつぽつとした発疹が出たり、関節が痛くなったり、筋肉が痛い、頭が痛い、それから結膜炎といって目が赤くなったりします。 でも、八割くらいの人は症状が出ないのでわからないまま終わってしまいます。 症状はデング熱に似ていますが、デング熱よりも軽いといわれています。 Bジカウイルスにはどうしたら感染するの? もともとは人が持っているのですが、その人を蚊が刺して、その蚊が人を刺してといった具合に、 「人」→「蚊」→「人」というようにうつります。蚊が媒介するということですね。 C感染を媒介する蚊は日本にもいますか? 熱帯地域、亜熱帯地域には、ネッタイシマカというヤブカが多いんですが、これが一番起こりやすい。でもヤブカというのはいろいろな種類があって、各地にあるのですけれども、日本にはヒトスジシマカって言う名前のヤブカがいます。 ネッタイシマカは日本にはいないのですけれども、ヒトスジシマカはデング熱ウイルスも運ぶように、例えばジカウイルスというのがもしいれば運ぶと言われています。 これは、シンガポールでは証明されていますが日本はまだ入ってきていないので、まだ証明はされていないということになります。 D日本国内でジカウイルスに感染する可能性はあるのでしょうか? 日本の中にジカウイルスが入りこんでいるということが証明されていません。 もし、ウイルスが入り込んだ場合にはヒトスジシマカというヤブカはいるので、一昨年代々木公園を中心にデング熱が少し流行したように、ジカウイルスというウイルスを持った人が日本に入って、 その人を刺した蚊が次の人を刺すということはあり得ると思います。 そこからどんどん患者さんが広がるということは、日本の蚊の生息状況とか、人と蚊がそんなに密接にいないとか、人の衛生状態とか、そういうのがきちんとやられていることを考えるとそんなに広がることはないと思います。 E潜伏期間はどのくらい? 短いと2日間くらいで、長いと10日から12日くらい、平均的には数日くらいと言われているので、この辺はデング熱と類似しています。 ただ、8割くらいの人は症状がなく終わってしまうので、まったく気がつかないということのほうが多いのではないかと思います。 Fジカウイルス感染症にかからないためにはどうしたらいい? ウイルスが体に入ってこなければいいので、蚊に刺されなければいい。できるだけ蚊を避ける、蚊に刺されない、ということが一番大切なことになります。 G治療薬はありますか? 元々軽い病気なので、感染した人も自然に治ってしまう。ということは、薬を開発することが行われていないので、ジカウイルス感染症そのものをぴたっと直す薬はないです。 体の痛みや発熱といった症状が強い場合には、鎮痛解熱剤を使った方が良い場合もあります。ただ、鎮痛解熱薬のアスピリンという薬は、デング熱ではないとわかっていない限り使わないほうがいい。 薬に頼らなくてもすぐに治ってしまうことのほうが多いです。 Hかかってしまったらどうしたらよいですか? 症状がたいしたことがないので、気づかないうちに、風邪かなと思っている間に治ってしまいます。 ただ、症状が強く、発疹がたくさんでている、目が真っ赤である、体中が痛い、熱が高いなどの症状が出ているようであれば、医療機関で診てもらった方が良いと思いますが、 ジカ熱だと思い込むよりも、もっと他にも同じような病気があるので、鑑別をする意味でも診てもらうことがいい。 ジカ熱ということだけを疑うのであれば、流行国から帰ってきて、熱が出て、発疹(ぶつぶつ)が出て、目が赤い、あるいは手足が痛いというような症状があれば、滞在国を医師に伝えてください。診察をする上で貴重な情報となります。 ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 1/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日) http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075359.html
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98 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/22(火) 20:48:05.04 ID:4jfizKbM - 【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その4(詳報)
中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、 川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。 流行国へ渡航して不安を感じている方へのメッセージを含みます。 P帰国したあとに、仕事や学校に行っても大丈夫? 症状がなければ、行ってもいいでしょう。インフルエンザやはしかのように人から人にうつるものではありません。 あるいは食べ物から感染するとか、何かにさわってうつるとかいうものではないので、症状がなければ普通にしていていいでしょう。 症状がある場合は、ジカに限らず、熱が出るとか発疹がでるような病気は、人にうつしやすい病気のほうが多いので、医療機関に相談したほうがいい。 もし流行国から帰ってきたということがあるなら、保健所に相談をしてみると良いと思う。 Qジカウイルス感染症ではないことを証明する検査はしてもらえるのですか? 症状がなければ、検査をやっても結果が出にくいので、症状がない人は検査を受ける必要はないと思います。 症状があるなら、医者にかかったほうがいいかもしれないが、ジカウイルスというのは日本に入ってきているわけではありませんので、検査は実施しません。 でも、流行国から帰ってきて、1〜2週間以内に例えば、熱が出る、体にぶつぶつが出る、手足が痛い、目が赤くなるなど症状があれば、先生の方で検査をしましょうか、ということになるかもしれません。 ただ、何も症状がない場合や、流行国から帰ってきただけということであれば、検査をする必要はないでしょう。 妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージとなります。 医学的によくわかっていないことが多い中ではありますが、ジカウイルス感染症の患者さんが多く発生した、フランス領のポリネシアや今回のブラジル、他の国ではあまり目立っていないのですが、 ブラジルからは、熱などの症状が出た患者さんが多くなり、そのときに小頭症という、頭が小さめで生まれて発達障害なんかが出てくることがあるので注意すべき病気ではあるのですけれども、 その病気の子どもさんがいつもより多く生まれているということがあるので、この関係をきちんと調査しているところです。 ですから、妊娠されている方が、ジカウイルス感染症にかかったということは、すぐにそれで何か起こるという不安は少ないとは思うのですが、やはりそこは慎重にしたほうがいいだろう、というが今の見解です。 R妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響しますか? 全員に症状が出るわけではないが、妊娠している方にウイルスが運ばれてきて感染したとすれば、そのウイルスが体の中で増えて、体中を回ります。 そして、そのウイルスの一部が胎児のほうに行くだろうと言われていますが、そこも確定しているわけではありません。 ただ10数人の流産をした赤ちゃんからジカウイルスが見つかったとか、生まれたばっかりの赤ちゃんの頭が小さいので、その子どもさんの生まれたお母さんの羊水などの成分を調べたところウイルスが見つかったということがあります。 どのくらいの割合かはまだはっきりしていないのですが、 妊婦さんが蚊に刺されてウイルスが入ってきた場合、赤ちゃんへ影響を及ぼす可能性があるので、妊婦さんは蚊に刺されない、流行している国には近づかないということが原則になると思います。 ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 2/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日) http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075360.html ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日) http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html
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100 :名無しさん@お腹いっぱい。[age]:2016/03/22(火) 20:55:38.20 ID:4jfizKbM -
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その6(詳報)終 中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、 川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。 妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージを引き続き含みます。 24−2.妊娠期間中は性行為を避けたほうがいいのでしょうか? 流行国から帰ってきた人、流行国へこれから行く人で症状が出て、パートナーがいるのであれば、完全に安全だということは言われていないので、防ぐような対策をした方が良いです。 それは、その他の性行為感染症、たとえば、淋菌、梅毒、クラミジアなどそういう病気全般と同様の注意になりますが、やはりコンドームをつけていただく必要があるかと思います。 ジカウイルスを含む性行為感染症全般を防ぐ意味で予防方法になる。 潜伏期は、10日くらいといわれているが、安全域を取った方が良いので、蚊に刺されてからあるいは流行国から帰ってきてから4週間くらいは直接的な性行為は避けて、コンドームなどを利用することが勧められています。 他の国では、そこの期間を厳しく取っていて、全妊娠期間中コンドームをつけましょうとアナウンスをしている国もありますが、現在日本では流行地から帰ってきてから4週間くらいを注意期間としています。 【まとめ】 25.蚊に刺されないようにするにはどうしたらよいでしょうか? 個人を守るためには、長袖長ズボンを着用する、蚊帳を利用する、網戸を使用する、などがいい。 ごみための水、ジュースの空き缶にたまった水、花瓶敷きにたまった水などにボウフラが発生しやすいので、 ごみやたまっている水を捨てたり、取り替えたり、細々としたことですが、日常の生活の中でキレイにすることが、蚊を増やさない、ボウフラを発生させないために大事である。 一方で、きれいな水、たとえば、小川や大きめの池はボウフラはわきません。水たまりのようなところが増えやすいので、きれいに掃除をしたり、水を取り換えることが大切です。蚊は水たまりで増えるということです。 26.全般的にどんなことを気をつければいいでしょうか? ジカウイルスが、今日本で広がるリスクは極めて少ないです。 流行国へ行くことそのものはWHOも止めてはいませんが、もしかすると、ということを考えると、妊婦さんやその可能性がある人は、流行国へ行くのは避けた方がいいでしょう。 国内にいる分には、そこまで心配をする必要はないと思います。 今後、日本の中でも流行国から帰国した患者さんが出ることがあるかもしれないが、インフルエンザや風しん、ノロウイルスのような拡がり方はしませんので、周りの人がすぐに大変だと思う必要はありません。 ただ、蚊が増えるシーズンと重なると、デング熱のときのように公園を中心に広がってしまったように、ウイルスを持った人を蚊が刺して、その蚊が別の人を刺して、ということもないとはいえないので、 できるだけ蚊を増やさない対策は有効である。 蚊を増やさない対策をすれば、蚊が媒介する他の病気であるデング熱や日本脳炎などを含めて対策が取れるので、普段の注意としては、蚊に刺されない、蚊を増やさない注意が必要です。 熱が出て、発疹が出て、目が赤くなる病気というのは、ジカウイルスという病気以外でも起こりうるので症状が強かったりということであれば医療機関にかかったほうがいい。 また、症状のある人が今の流行地から帰ってきたということであればこれは診てもらったほうがいいこともあります。 ただどの先生でも診られるというわけではないので、まずは地元の保健所に相談をしてみていただければと思います。 ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日) http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html
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102 :名無しさん@お腹いっぱい。[age]:2016/03/22(火) 21:54:30.14 ID:4jfizKbM -
>>101 thx 【第一報】ジカウイルス感染症患者(輸入症例)の発生について 平成28年3月22日 日本国内で、ブラジルへの滞在歴がある女性1名が発疹等の症状を示し、3月15日に医療機関を受診しました。 蚊媒介感染症の疑い事例として医療機関から自治体に届け出がありましたが、ジカウイルス感染症が陽性となり、本日、国立感染症研究所における検査の結果、ジカウイルス感染症の陽性が確定しました。 我が国でジカウイルス感染症患者が発生したのは6例目(全て輸入症例)であり、今回の中南米におけるジカウイルス感染症流行後としては3例目になります。 この患者に関する情報等は、以下のとおりです。 ○ 患者に関する情報 (1)概要 1 性別: 女性 2 滞在国: ブラジル(3週間程度滞在。3月上旬に帰国) 3 症状: 関節痛、発疹 4 蚊の刺咬歴: あり 5 居住都道府県: 神奈川県 (2)患者の状況 現在、患者は症状が軽快し 、状態は安定しています。 国民の皆様へのメッセージ ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾患です。現在、国内は蚊の活動期ではないため、国内で感染が拡大するリスクは極めて低くなっています。 ジカウイルス感染症は一般的に軽症であり、重症化するリスクは極めて低いですが、流行地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。 特に、妊婦の方は、流行地域への渡航は控えてください。 また、性交渉による感染リスクも指摘されており、流行地域から帰国した男性で、妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用してください。 厚生労働省ホームページ 報道発表資料 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000117212.html
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