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85 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/21(月) 11:42:59.02 ID:p4aFmZDf -
>>33 【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載E) ●URLリンク変更 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf ■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください 【新生児の評価】 出生後の新生児において、表8 に示すような先天性ジカウイルス感染症と関連があると考えられる先天異常を認めた場合、下記の通りの手順で評価を行う。 評価にあたっては、必要に応じて、日本感染症学会が公表しているジカウイルス感染症協力医療機関 などの専門医療機関に紹介を行い、下記の条件を参考に新生児を評価し、必要な検査を実施する。 ・ 下記(ア)および(イ)の条件を満たす場合、母体及び新生児のジカウイルス感染の評価を実施する。 (ア) 妊娠期間中にジカウイルス感染症流行地域(2.3.1 ジカウイルス病A診断 3a 流行地域を参照)への渡航歴がある。 (イ) 該当する先天異常を来しうるその他の疾患(表9 を参照)の鑑別のため、必要な除外診断を行い、説明し得る他の要因が特定されていない。 留意点: ・ 下記に示す評価は、母体の感染が確認された後に行う。 母体の評価については、2.3.1 ジカウイルス病Dマネジメント3)妊娠中の女性及び胎児への対応に基づいて実施する。 (ステップチャート省略) 【新生児の先天性ジカウイルス感染症の診断手順】 先天性ジカウイルス感染症を疑う新生児の検査は、次の通り実施する。 1. 臍帯血、血液又は尿(可能な限り出生後2日以内)を採取し、最寄りの保健所に検査の相談を行う。なお、先天性ジカウイルス感染症の検査は次を実施する。 ・ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)<血液・血清・血しょう・尿> ・ジカウイルス特異的IgM 抗体 <血清> 2. 下記の項目については、必須ではないが、追加的に検査を実施できる。 ○ 髄液が利用可能である場合(他の検査目的で髄液を採取した場合): ・ ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法) ・ ジカウイルス特異的IgM 抗体 ○ 胎盤・臍帯組織が利用可能である場合: ・ 病理組織学的評価 ・ ジカウイルス免疫組織化学染色 (固定組織) ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)(固定/凍結組織) 【臨床検査】 なお、地方衛生研究所、国立感染症研究所では、次の検査が実施可能である。 ◎地方衛生研究所及び国立感染症研究所で実施可能なもの ・ ジカウイルス 遺伝子検出(RT-PCR 法) <血液・尿> ・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <血清> ◎国立感染症研究所でのみ実施可能なもの ・ ジカウイルス 遺伝子検出(RT-PCR 法) <臍帯血・髄液・臍帯・胎盤> ・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <臍帯血・血清・髄液> ・ ジカウイルス 免疫組織化学染色 <臍帯・胎盤> 【確定診断】 上記の検査において、1 つでも陽性を認めた場合は、先天性ジカウイルス感染症と診断する。 【新生児の小頭症の診断】 なお、新生児の小頭症の診断は、頭囲は、左右の眉直上、後方は後頭部の一番突出しているところを通る周径(前後径周囲長)を測定する。 出生時週数に応じた頭囲について、下記の日本小児遺伝学会の示す基準37 に基づき、3パーセンタイル以下であるものを小頭症と診断する。 出生時週数別の頭囲の基準は、日本小児科学会の初産男児在胎期間別出生体重標準値を参照のこと。 B 届出 ジカウイルス病と同様に、「先天性ジカウイルス感染症」として届け出が必要である。詳細は「2.3.1 ジカウイルス病 B届出」を参照のこと。病型については「先天性ジカウイルス感染症」を選択する。 参考として、2016 年3 月11 日時点のジカウイルス感染症の届出様式を別添に示す。
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87 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/21(月) 12:12:04.54 ID:p4aFmZDf -
>>33 【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載G/終) ●URLリンク変更 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf ■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください ・医療機関においては、デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症患者が入室している病室への蚊の侵入を防ぐ対策をとると同時に 有熱時にはウイルス血症を伴うため、病院敷地内の植え込みなどで、蚊に刺されないように患者に指導することが重要である。 敷地内に雨水が溜まった容器が放置してあれば、幼虫が発生しないように少なくとも1週間に一度は逆さにして水を無くすなどの対策が必要である。 場合によっては、昆虫成長制御剤(IGR)などの使用も検討する。加えて、病院建物周辺の雨水ますなどの幼虫対策にも留意する必要がある。 【院内感染対策】 上記の医療機関における防蚊対策に加えて、デング熱、及びチクングニア熱及びジカウイルス感染症は針刺し事故などで患者の血液に曝露することで感染する可能性があるため 充分に注意する。 また患者が出血を伴う場合には、医療従事者は不透過性のガウン及び手袋を着用し、体液や血液による眼の汚染のリスクがある場合にはアイゴーグルなどで眼を保護する。 患者血液で床などの環境が汚染された場合には、一度水拭きで血液を十分に除去し、0.1%次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。 院内感染予防のための患者の個室隔離は必ずしも必要ない。 【性感染対策】 ジカウイルスに関しては、性行為により、流行地から帰国した男性から流行地への渡航歴のない女性のパートナーへの感染が疑われている。 2016 年2 月時点で、性行為による感染がどの程度の頻度で発生し、精液中にどの程度の期間残存するかについては、明らかな知見は得られていないが、 性行為感染の予防については、特に、流行地から帰国した男性で妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無に関わらず、性行為を行う場合はコンドームを使用することが推奨される。 おわりに 本ガイドラインは、以下の有識者の協力を得て、国立感染症研究所により作成された。 都立墨東病院感染症科:岩渕千太郎 国立国際医療研究センター病院国際感染症センター:大曲貴夫 東京医科大学病院渡航者医療センター:濱田篤郎 横浜市立大学附属病院産婦人科:平原史樹 国立成育医療研究センター感染症科 :宮入烈
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89 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/21(月) 17:52:27.42 ID:p4aFmZDf -
【Blog】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる 国際エイズ学会(IAS)公式サイトから @ ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日 http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927 春とはいえ、日本ではまだ寒いので、主に蚊が媒介して広がるジカ熱の流行はあまり大きな関心事にはなっていません。でも、夏にリオ五輪が開かれるブラジルの流行は深刻です。 さらに症例は中南米だけでなく他の地域の国でも報告され、季節の移行に伴って、日本でも当然、関心というか、むしろ不安が高まり、場合によっては社会的なパニックを巻き起こす懸念もなしとはしません。 もちろん、感染拡大への備えは必要ですが、感染した人が何か犯罪を犯したかのように扱われてしまうことは避けたいと、いまから(いまだからかもしれませんが)ひそかに思っています。 蚊による感染の拡大だけでなく、性感染事例も各国で報告されています。 過不足なく備えられるかというと、それはかなり難しいだろうなあという印象が個人的にはありますが、 日本国内の流行に関して言えば、対応できない感染症の流行とはいえないという印象もまた(個人的な感想レベルに過ぎませんが)持っています。 国際エイズ学会(IAS)の公式サイトにブラジルで蚊を媒介する感染症の対策に長くあたってこられたブラジル・デング・アルボウイルス協会の理事長で、 IAS会員でもあるアーサー・ティマーマン博士のインタビュー記事が掲載されています。その日本語仮訳を作成しました。 ブラジルでは昨年、ジカ熱の流行が拡大しただけでなく、デング熱の流行もこれまで最大だったことが報告されているそうです。 『ブラジルの都市開発モデルが蚊にとって絶好の繁殖環境を与えている』と博士は指摘しています。 また、ブラジル経済の悪化により、研究予算が確保できず、血清学的検査の開発も十分にできない状態だということです。 『ブラジルはいま、ネッタイシマカという単一の媒介生物による3つの大きな感染症の流行を抱えているのだ。1986年以来のデング熱、2013年以来のチクングニア熱、そして、おそらく2014年からのジカ熱である』 性感染に対する新たな報告や知見には周到な注意を払う必要があるものの、現状では感染拡大の最大要因である蚊の対策に全力をあげるというのが、現在のブラジルの予防対策の基本のようです。 HIV/エイズとの関係では、HIVとジカウイルスとの重感染の影響はいまのところ認められないということです。 むしろ、『HIVの流行はいまも大きな教訓として、コミュニティの協力の重要性を示している。 アドボカシーやコミュニティ・アウトリーチ、教育キャンペーンなどを通し、法的な障壁や誤解、スティグマを克服しなければならない。 それこそがまさにジカウイルス感染の流行を終結に導くための対応なのだ』として先行する感染症対策事例としてのHIV/エイズ対策の教訓を重視しています。以下IASのインタビュー記事の日本語仮訳です。
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90 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/21(月) 18:14:10.43 ID:p4aFmZDf -
【インタビュー】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの疫学者 国際エイズ学会(IAS)公式サイトから A ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日 http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927 ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの疫学者 http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science アーサー・ティマーマン博士は感染症医であり、1994年からIASのメンバーとなっている。現在はブラジル・デング・アルボウイルス協会の理事長としてブラジルで活動している。 ブラジルでは2015年4月に16人の患者が報告されて以降、ジカ熱の流行が続いており、アーサーは社会に向けてこの流行に関する情報提供を続けている。 中南米ではジカ熱の流行が拡大し、30年以上前のエイズの出現を思わせるような厳しい状況をもたらしている。 2015年5月には、ブラジルの保健当局が国内北東地区におけるジカウイルスの感染を確認した。 それから現在までに中南米の18カ国といくつかの地域で感染が報告され、 世界保健機関(WHO)は今年だけで南北アメリカ大陸の400万人に感染する恐れもあると予測しているブラジルの現状はどうなっているか、調査で何が分かったか、そしてこの流行と闘うには何が必要か、などについて。アーサーは語った。 ◇ 医者として働き始めた当時、エイズは死の病だった。何年もたって、それでも闘いは続いている。私たちはいま、同じようにウイルスが原因となる新たな流行に直面している。ジカウイルスだ。 新たな疾病に対し、臨床的にも疫学的にもどう対応したらいいのかよく分からなかった時期のことを思い出す。病因がはっきりしていなかった時代を思い出す。エイズの原因になるウイルスが見つかっていなかった時期を思い出す。 原因は様々に推測されていたが、HIV(当時はHTLV- IIIまたはLAVと呼ばれていた)の発見には4年もかかり、どうして免疫不全を起こすのかを理解するにはさらに時間がかかった。そしていまもなお多くのことを学ぶ必要がある。 私たちはいま、ジカ熱の流行でも同様の試練に直面している。ジカ熱の血清診断マーカーはまだ見つかっていないし、どうして小頭症の原因になるのかも分かっていない。 さらに疫学的にも、臨床診断や予防の面でもいまなおはっきりしないことが多い。 ジカウイルスは主に感染したヤブ蚊に刺されることで人への感染が広がる。デング熱やチクングニア熱を媒介するのと同じ蚊である。 ブラジルはいま、ネッタイシマカという単一の媒介生物による3つの大きな感染症の流行を抱えているのだ。1986年以来のデング熱、2013年以来のチクングニア熱、そして、おそらく2014年からのジカ熱である。 ジカウイルスは感染した男性から性交渉の相手にも広がっており、性感染の可能性が指摘されている。 だが、どのくらい長くジカウイルスが精液中に残っているか、女性から性交渉の相手に感染することはあるのかなど、性感染についてはまだ十分には分かっていないことが多い。 性感染報告例は増える可能性があるので、詳細に監視を続け、感染ルートを追跡していく必要がある。 ブラジルの状況は非常に厳しい。ジカ熱の流行をさらに詳しく把握するには血清診断のための検査法を緊急に開発する必要がある。保健省(MOH)によると2015年のジカウイルスの感染件数は150万件以上だった。 爆発的な件数である。ブラジル社会において最近、想定されていた感染症の流行予測を大きく超えている。 原文ホームページ(英文) http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science
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92 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2016/03/21(月) 19:22:12.57 ID:p4aFmZDf -
【小頭症とは?】赤ちゃんの特徴と頭の形、知能は?治療法は?ジカ熱との関係は? 小頭症とは 脳の発達が遅れる、もしくは停止することにより、頭(頭囲)が異常に小さい状態のことです。 小頭症と診断されるのは、赤ちゃんの頭囲が、年齢の平均頭囲値から標準偏差の3倍を引いた数値より小さいときです。 計算式は次のとおりです。 赤ちゃんの頭囲<年齢の平均頭囲値−標準偏差の3倍 小頭症は、頭が小さいだけでなく、知的発達の遅れやけいれん発作などの症状を伴うことがあります。 小頭症と狭頭症の違い 小頭症と似た症状に狭頭症があります。 狭頭症とは、頭蓋骨が早く縫合されて完成する(頭蓋骨早期融合)ことにより、頭蓋が大きくならない状態のことです。 辞書によっては、小頭症と狭頭症を同一のものとして扱っている場合がありますが、厳密には区別されています。 小頭症の原因 脳の発達を遅らせる、もしくは停止させると考えられている原因には、次のようなものがあります。 ・染色体異常(遺伝) ・胎内感染(妊娠中にお母さんが感染症にかかり、それが赤ちゃんにうつる) ・妊娠中、赤ちゃんの脳に血液や酸素が十分供給されない ・周産期障害(重症仮死など) ・中枢神経感染症 ・栄養失調 ただし、原因が特定されているわけではありません。 ジカ熱と小頭症 ジカ熱(ジカウィルス感染症)とは、ヤブカ属の蚊が媒介するジカウィルスによる感染症です。 主な症状は、発熱、発疹、関節痛、関節炎などで、感染から3日〜12日の潜伏期間を経て発症します。 ただし、ごく軽症もしくは発症しないこともあり、感染に気付かない人が少なくありません。 ブラジルの保健省は、妊娠中の女性のジカウイルス感染とお腹の中の赤ちゃんの小頭症に関連があると発表しており、現在、ジカウィルスと小頭症の関連が調査されています。 現時点で、ジカ熱が小頭症の原因だと断定されてはいませんが、十分な注意が必要でしょう。 小頭症の一番の症状は、頭が小さいことです。 生まれたての赤ちゃんの頭囲は約33cmで、月齢を経るにつれて大きくなっていきますが、小頭症の場合、もともとの頭囲が小さい上、成長に見合う大きさにもなりません。 また、頭蓋骨の早期縫合や欠損によって頭の形がいびつになることも多いものです。 代表的な頭の形としては、舟状頭(頭の前後が長くなる)、短頭(頭の前後が短くて横幅が広く、額が扁平になる)、三角頭蓋(額の中央が突出する)などがあり、特に、舟状頭になりやすい傾向があります。 その他、知的発達の遅れや低身長(発育の遅れ)、甲高い泣き声、食欲不振、けいれん発作などを伴うこともあります。 小頭症の検査と診断 小頭症の検査と診断の方法は、赤ちゃんの出生前後で異なります。 赤ちゃんが生まれる前 小頭症は、超音波・高周波やコンピューターを利用した画像診断により、赤ちゃんが生まれる前に診断されることがあります。 ただし、妊娠後期まで診断できないことも少なくありません。 赤ちゃんが生まれた後 赤ちゃんが生まれた後は、頭囲測定、頭部CTや頭部MRI、血液検査や尿検査などによって診断されます。 小頭症の治療 現時点では、小頭症を根本から治療する方法は見つかっていません。 小頭症に伴う知的発達の遅れやけいれん発作などに対するケアが治療の中心になります。 乳児期の子育て http://akachancare.com/byouki/shoutoushou/
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