- 【MERS】新型コロナウィルス総合スレPart3 [転載禁止]©2ch.net
420 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2015/06/20(土) 15:41:08.31 ID:bMQ400q3 - 「SARS」の特徴
感染経路 飛沫および接触(糞口)感染が主体とされるが、空気感染の可能性を含め依然議論の余地がある。 最も一般的には、感染性のある飛沫への曝露を伴う密接なヒト−ヒトの接触で伝播していると考えられ、 医療従事者や介護者などの場合は、感染性のある血液を始めとした体液への直接的接触も考えられる1)。 ヒトで感染源となるのは有症者だけで、 現在までのところ発症前の患者が感染源となったという報告は確認されていない。 動物の媒介(ハクビシン、タヌキ、ネズミ他)、食品の媒介も示唆され、 消化器症状を伴う例も多く見られることから、糞口感染が主体ではないかとの議論もある。 野生動物の感染伝播に果たす役割については、依然結論は出ていない。 臨床症状・徴候 潜伏期は2〜10日、平均5日であるが、より長い潜伏期の報告もまれにはある。 SARSの自然経過としては、 発病第1週に発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など、突然のインフルエンザ様の前駆症状で発症する。 発熱歴が最も頻繁に報告されるが、初期の検温ではみられないこともありうる。 発病第2週には非定型肺炎へ進行し、咳嗽(初期には乾性)、呼吸困難がみられる。 下痢は発病第1週にもみられるが、一般的には第2週目により多く報告されている。 最大70%の患者が、血液や粘液を含まない大量の水様性下痢を発症する。 発症者の約80%はその後軽快するが、なかには急速に呼吸促迫と酸素飽和度の低下が進行し、 ARDS(急性呼吸窮迫症候群)へ進行し死亡する例もある。約20%が集中治療を必要とする。 感染の伝播は主に発症10日目前後をピークとし、発症第2週の間に起こる。 無症候の場合もほとんどの患者で、最も早期で第3〜4病日に胸部レントゲン、あるいはCT上の変化がみられる。 SARSの致死率は感染者の年齢、基礎疾患、感染経路、曝露したウイルスの量、国によって大きく異なる。 24歳未満では1%未満、25〜44歳で6%、45〜64歳で15%、65歳以上で50%以上となっている。
|