- エボラの流行 2014年 アフリカ PART5
121 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/09/29(月) 05:39:02.52 ID:/phS6NF0 - 生存率は上がってない
============================== 「見かけの死亡率」が真の死亡率からずれる原因は、指数関数的増加の状況では感染者の方が先に急速に増えることだ よって、感染者・死者が増加していない時には「見かけの死亡率」は真の値に近づく http://i.imgur.com/iGOHwgj.jpg このグラフの一番左下は「見かけの死亡率」を表している リベリアの5月中旬死亡率90% ギニアの7月中旬死亡率75% この値は真の死亡率に近いと言えるし、 ↓の計算とも整合性がある よって、今回のエボラの真の死亡率は 「MSFが実行した対症療法を完璧に適用した状態で」80%程度であることを複数のデータが支持する ============================== y'(t)=k*y(t)の解の平行移動であるy(t)=a*10^bt+cに8/31までのWHO発表感染者数データを最小二乗法でフィッティングして 246.391 + 199.68*10^(0.014121 t) を得た 感染者が死亡率Pでd日後に死ぬと仮定すると、 (246.391 + 199.68 10^(0.014121 (-d + t))) P このモデルを死者数データに最小二乗法でフィッティングして 0.830483 (246.391 + 199.68*10^(0.014121 (-15.8181 + t))) を得た 8/31付 累積感染者数・死者数および予測グラフ 通常プロット http://imgur.com/1kFvnHY.png 片対数プロットhttp://imgur.com/FAV7Q1U.png これらのフィッティング式を微分して、1日あたりの感染者数増加・死者数増加を得ると 通常プロット http://i.imgur.com/iak2XSo.png 片対数プロットhttp://imgur.com/GFYt6be.png 死亡率は83.0%、感染してから死亡するまでの生存期間は15.8日であり http://imgur.com/oja4eQa.png 残差のlogを2次元プロットし妥当性を確認した このPとdを生データに適用すると、全期間に渡り矛盾なく死亡率を説明することが出来る http://imgur.com/FfdvHaG.png ちなみにグラフはこんな風に作ってる http://i.imgur.com/mikYjDf.png ============================== さらに、感染者数・死者数の指数フィットに対する残差同士のクロスコリレーションを取り、DCバイアスによる肩をハイパスフィルターで除去すると 14日あたりにピークが出る http://i.imgur.com/w4uZhrn.jpg このことからも、死亡率80%生存期間14日が裏付けられる ============================== 生存期間14日死亡率80%を最新の全期間生データに適用するとこのようになり http://i.imgur.com/cg0hMeb.png 死亡率が変化している兆候は9/1あたりまで全く無いことがわかる 9月以降死亡率が下がっているように見えるが、それでも75%程度であるし、治療方法がこの時変化したわけでも無いので 死体カウント能力がボトルネックになり始めた可能性が高い ============================== 9月に新治療法が導入されたというニュースが無い以上、この現象は死体カウント能力の上限に達したことを意味すると解釈すべき
|