- 【MHI】三菱重工・グループ その2
122 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2020/05/23(土) 22:11:08.18 ID:R2eq7q6w - 三菱重工、スペースジェット大幅見直し 人員削減や量産停止、海外拠点再考も
https://www.aviationwire.jp/archives/202926 三菱重工業(7011)は、国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を進める 子会社の三菱航空機の人員を削減する方針を固めた。5月22日にNHKが報じたもの。Aviation Wireの 取材によると、人員半減や量産機の製造中断に加え、米国の開発拠点閉鎖も含めて検討しており、 将来的な開発中止も視野に含めた大幅な見直しを進めている。 県営名古屋空港内に本社を置く三菱航空機の社員数は、開発やマーケティングなど約1500人。 半数の社員を三菱重工の他部署へ移すことを前提に、組織再編を進めるとみられる。米ワシントン州に ある米国の飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」も見直しの例外ではなく、 閉鎖の可能性も含めて検討していくもようだ。 10号機の完成度 2008年にMRJとして開発がスタートしたスペースジェットは、2019年6月に名称を改めた。 MRJ時代は、メーカー標準座席数が88席の標準型「MRJ90」と、76席の短胴型「MRJ70」の 2機種の開発を計画していた。改称後はMRJ90を「SpaceJet M90」に改め、リージョナルジェット機 の最大市場である北米のニーズに最適化した70席クラス機「SpaceJet M100」を、現在開発中の M90を基に開発し、2023年に投入する計画だった。 三菱重工は11日に、スペースジェットの開発費を今年度は前年度の半分にあたる600億円程度に 圧縮する方針を示した。北米向けのM100は、開発着手に向けた検討作業を凍結。一方で、M90の 納期は6度目の延期により2021年度以降を予定しているが、見通しは依然不透明なままだ。当初の 納期である2013年から、10年遅れになる可能性すら出てきている。 三菱重工の2020年3月期通期の連結決算は、本業のもうけを示す事業損益が295億3800万円の 赤字(19年3月期は2005億7000万円の黒字)となり、20年ぶりに赤字転落。スペースジェットによる 損失を、早期に最小化する必要性に迫られている。 三菱航空機は、機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」を国から取得時に使う飛行試験10号機 (登録記号JA26MJ)を、3月14日に初飛行させた。開発段階で発生した配線や電子機器などの 設計変更が900カ所以上にのぼり、2016年以降に実施した機器の配置や配線、配管、空調ダクト、 ワイヤーハーネス、システムなどの変更を反映した機体だ。 しかし、関係者によると10号機でも不具合を十分につぶしきったとは言い切れず、このまま試験を 継続した場合、2021年には納入が間に合わない可能性が出てきているという。 モーゼスレイクのMFCでは、10号機の完成遅れの影響を受け、すでに試験を実施している4機の 飛行試験機を改修して、遅れを挽回しようとしてきた。ところが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19) の感染拡大で3月下旬から飛行試験が中断となり、5月5日から再開したばかり。10号機は日本で 試験を続けているものの、MFCへ持ち込める時期は決まっていない。
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