- 愛媛県松山市 叶V和工業
227 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2014/10/17(金) 21:06:24.20 ID:Xd9///fs - 福島第一原発1号機の、建屋カバーの解体作業が、10月22日から始まります!
このカバーは、放射能の継続的な飛散がある1号機に設けられたもので、 放射性物質の浮遊、拡散防止のために作られたものでした。 しかし、1号機の燃料プールから、燃料棒を下すために邪魔になり、解体されようとしています。 22日にから、カバーの屋根に穴を開け、放射性物質の飛散防止剤をまく作業が始まります。 安全確認の上、3月から、本格的な解体作業が始められる、とされています。 ところが、昨年8月19日に、3号機の脇の大型がれきを、クレーンで鉄橋した際、 4兆ベクレルもの放射性物質が舞いあがり、飛散してしまいました。 避難区域を越え、少なくとも50キロ圏まで拡散したのでは、と推測されています。 東電は当初、この重大な事実を隠していました。 ところが、農水省穀物課が、稲穂の汚染から気がつき、再三、東電への問い合わせを行い、 再発防止を求める中で、事実が明らかになりはじめましたが、 農水省もまた、これを公にはしませんでした。公になったのは、今年の7月のことです。 7月16日には、朝日新聞が、一面トップでこの重大事態について報じました。 ここでも明らかにしましたが、3号機付近から、大量の放射性物質が飛び散ったのは、 8月19日のこと。安倍首相が、大嘘つきで、東京オリンピック開催を獲得する直前でした。 このため東電は、政府との裏取引のために、この飛散を隠してしまった可能性があります。 実際に、この事実が露見していたら、とてもではないですが、東京オリンピックの招致は 実現しなかったでしょう。肝心なのは、このときの東電と政府の取引がどうであれ、 またしても東電は、秘密にしていた放射性物質の大量飛散に対して、何らの責任も 問われなかったということです。本来、責任者の刑事訴追が必要であるにも関わらず、です。 そして、こうして誰にも知らせずに、平気で放射性物質の拡散をしてしまった東電が、 今月22日から、1号機のカバーの撤去に着手しよう、としているのです。あまりに危険です。 これを報じるニュースなどを見ていると、もともと東電は、昨年度中にこの作業に取り掛かり、 解体を終えるつもりであったことが分かります。ところが、本年初頭より、農水省穀物課の追及が 始まり、原子力規制庁も介入してきたため、カバー解体が延期されたのだ、ということです。 つまりもともとは、今言う安全対策などなしに、こっそりと外そうとしていたのです。 これら一連のことから、容易に見て取れるのは、相変わらずの東電の不誠実性、犯罪性です。 この会社が、自ら素直に、放射性物質の漏洩を認め、謝罪したり、賠償したりしたことは、 ほとんどありません。それどころか、あるゴルフ場の汚染に対する訴えに対して、 発電所管内から出た汚染物は、すでに東電の手を離れており、主のないもの=無主物だから、 東電には責任はないなどという、とんでもない居直りを行ってきました。今回も、放射性物質の 大量飛散の時点で、ぷっつりと口を閉ざし、事態を明らかにしなかったばかりか、そのまま、 1号機のカバー解体へと、流れ込もうとしていたのです。倫理観を著しく欠如し、適切な懲罰が くだらないことで、ますます開き直りを深めている東電が、いったいどこまで本当に、 放射性物質の拡散を抑える努力をするでしょうか。まったく信用できないし、してはなりません。 その意味で、22日から始まる作業においても、さらには、昨年3月からの 本格的なカバー解体についても、大きな危険が伴い、かつ、事故時において、 情報を隠す可能性が大いにあり得るということを、見据えておかなくてはなりません。 そのため、東電の作業に対する市民的ウォッチを強めることこそが、問われています。 それぞれで、測定器をフル稼働させ、危険を察知したらすぐに、情報拡散していただきたいです。 同時にあらためて感じるのは、やはり、福島原発のそばに住んでいることそのものが、 リスキーだということです。もちろん、今ある汚染そのものが、人体に深刻なダメージを 与えつつあるからですが、さらにその上に、新たな被曝を被る可能性があります。 僕としてはやはり、可能な方は今からでも、避難していただきたいです。 せめて子どもたちを、より安全な場所に移して欲しい。これ以上、東電を信頼などしていては、 絶対にいけません。このことを強く意識しながら、22日のカバー解体への着手、 その後の「安全確認」なるもの、そして、来年3月からの本格作業を、きちっと見据えて行きましょう。 3号機のがれき撤去作業で、放射性物質が飛び散りました。その量は、とんでもない量でした。
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