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鈴木
蒸気機関車の歴史

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蒸気機関車の歴史
428 :鈴木[]:2011/10/24(月) 00:24:37.53 ID:W41ypAgi
以下復水式機関車に関して、私なりのメモ。
復水式には2種あり、
1、一部復水式機関車
2、100%復水式機関車
で、1、は A、時間的に時々復水になるものでトンネル等で煙害防止のため
       B、排気の一部を予熱器などに注入するもの
そこで、1、は考察の対象外として、2、のみ考える。

2、は定置式蒸気エンジンや、船舶では普通にあるが、機関車は重量が障害になって非常に少ない。
この内トラムロコにはかなりの機関車数があったが、よく解らないので省く。
1) 最初の本線用本格的復水式機関車は1910年、の
  Reid-Ramsey式タービン電気機関車(ノースブリティッシュ製)↓
  http://www.aqpl43.dsl.pipex.com/MUSEUM/LOCOLOCO/reidrams/reidrams.htm
  この後いくつかのタービン復水式機関車が出るが概ね、熱効率の向上≒燃費向上を狙ったもの。
2) 1924年、アルゼンチンのKnudsen技師は給水困難地区の克服のため、
  スエーデンのユングストローム(Ljungström)式タービン復水式機関車(Nydqvist社製)を購入。
  http://www.kondenslok.de/Bilderhtm/ar2.htm
3) 1927年、アルゼンチンは前記タービン復水式機関車の保守の困難等で、
  ヘンシェル社製レシプロ復水式機関車を購入。
  しかしこの後アルゼンチンはコンデンス機関車に懲りてディゼル化に進む。
4) 1935年、ロシアはディゼル化困難に直面し、ヘンシェル社製レシプロ復水式機関車を導入。
  南部での比較の結果ディゼル止めてレシプロ復水式機関車の道に進む
  ロシアのコンデンス機製造は1400台以上なのでドイツより多いかも。【続く】
蒸気機関車の歴史
429 :鈴木[]:2011/10/24(月) 00:24:58.73 ID:W41ypAgi
【続き】ロモノソフ技師(元ソ連技師、1930年頃西側亡命)の1945年説明に拠れば
「レシプロ復水式の値段は普通のレシプロ式の1.4倍、但しロシアは量産したのでもう少し安いはず
ディゼルは普通のレシプロ式の3倍」だそうです。(DLのこの値段は高過ぎる気もします)
コンデンス機のテンダーは重量も値段も機関車本体に近い。
ユングストローム式タービン復水式機関車は数台製造した後、タービン非復水式機関車に方針変更したのは
製造価格の問題と思われる。
定置式エンジンのコンデンスの主目的は燃費向上だが、
機関車の場合の利点は給水を減らす事とそれにより缶の汚れを減らす事だけ。
缶の汚れを減ら事は機関車を洗缶の為に休車にする回数が減るから稼働率向上に役立つ。
参考リンク
http://www.kondenslok.de/frame.htm?/galerie.htm
【終り】


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