- 【和諧号】中国高速鉄道専用スレッド【中華之星】2
405 :名無しの車窓から[]:2011/04/03(日) 10:03:58.26 ID:otu5SAhy - 日本の高速鉄道(新幹線)には、ゼロから築きあげた「哲学」があります。
一方、ご存知のとおり、中国の高速鉄道は、日本やヨーロッパから おいしいとこ取りして、結果として380km/h運行達成だの、国産開発の 世界一だのと主張しているわけですが、何を根拠に380km/h運行を 可能としているか、「哲学」は不在であると思われます。 私は原発の仕事をしていて、このスレッドでも高速鉄道に原発を絡めて 書き込みをしてきた者です。スレ違いではありますが、同じ原子力に 従事する者として福島の件は大変申し訳なく思っています。 日本の原発は、中国の高速鉄道と同様、外国(この場合、アメリカ) から完成品(ではなく、日本で改良した点も多々ありますが…)として 導入し、ライセンス生産から始めていったものです。 日本は、今日でこそ本家アメリカの原発メーカー(GEの原子力部門と ウエスティングハウス)を傘下にしていますが、“原子力は潜在的に大きな 危険を有する技術”という「哲学」が十分に身についていたかどうか…。 冷却機能が喪失すれば、このような姿になるのはわかっていた。 ただし、日本ではこの最終イベントに至るパスは確率が低いため(想定 津波高さ、外部支援の期待)、過小評価されていたのは否めない。 しかし、確率の大小を別にして、考えられる最悪イベントは起こるべくして それなりの設計評価をすべきであった。 高速鉄道には原発ほどの危険性はないものの、日本やヨーロッパが 運行速度を300〜320km/hに設定しているのも、少なからぬ「哲学」が あってのことと思います。今日の中国と絡めて考えさせられます。
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