- 【春季大会 】横浜高校 part345【楽勝優勝】
675 :名無しさん@実況は実況板で[]:2018/04/20(金) 23:02:40.61 ID:pBV9KNvj - ●甲子園で勝つことも大事だが、あくまでも主役の選手の成長が重要。
○高校野球は負けてもいい。 平田監督は「高校野球はプロではないので負けてもいいと思います」 「失敗しても負けてもそれが糧となって次のステップに進むことができれがいい」 と言ってます。 これが平田監督の野球を指導する場合の姿勢である。 かつての横高は常に甲子園で優勝することが絶対的目標だった。だから小倉元部長 は「勝つための野球を叩き込む」指導を徹底的に教え込み「常勝軍団」を作り上げ て来た。 「負けてもいい」は、明らかにかつての勝利至上主義の否定であり、横高野球の 根本的な姿勢の転換である。 ○主役は生徒。 平田監督は「高校野球はあくまでも高校の課外授業であり主役は生徒である」と 言ってます。 高校野球は「教育の一環」「選手の成長が第一」という考えが根本に据えられて いる。 だからあえて「私は野球で生活しているのではなく教員として高校生を指導して いる」と強調している。 ここで大事なのは、高校野球の捉え方を「課外授業」「生徒が主役」としたこと を明確にしたことにある。当たり前のことなのだが、あえて強調する場合には、 横高野球が勝利至上主義であり、「プロ養成学校」化になっていたことを改める ためにあえて強調していると思う。 また「周りからの期待や外野からの声にとらわれるのは良くない」とも言っている。 横高の社会的な影響と外部からの支援体制も大きくなり、「部活」の域を超える 存在になりすぎた。常に甲子園での優勝を期待されファンやOBからの要望や「プレ ッシャー」も一段と高くなり、それが「圧力」にすらなっていた。 平田監督は改めて「主役は生徒」と強調にすることによって、ファンやOB、周り からの期待の為にやっているのではないと明確にしたのだと思う。 ○「勝利至上主義」の否定が「勝利の否定」ではない。 平田監督は「負けてもいい」とは言っているが「勝たなくていい」とは言ってない。 高校野球という勝ち負けのはっきりしている厳しい勝負の世界においてどう選手を 成長させていくのか?ということを主眼においているのである。 すなわち「勝利至上主義」の否定が「勝利の否定」ではないことも考えておく必要 がある。
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- 【春季大会 】横浜高校 part345【楽勝優勝】
677 :名無しさん@実況は実況板で[]:2018/04/20(金) 23:15:08.12 ID:pBV9KNvj - ●平田監督の指導のベースは国際武道大の岩井監督。
平田監督の自主性を尊重する指導の背景にあるものは、 大学時代の恩師・国際武道の岩井監督の教えがベースに なっている。 高校時代の厳しい勝つための野球の指導に対して「疑問」 をもっていたそうだ。選手が萎縮し指導者のいうがまま で、個性を発揮しにくい雰囲気が嫌だったそうだ。 しかし大学での岩田監督の指導は、まずもって学生を信 頼し、学生の個性を大事にする。学生をある意味大人扱 いする岩田式指導に感銘を受けた・ 高校の指導とはあまりにも違いに衝撃を受けたそうだ。 選手の自主性を尊重する背景には大学での経験が大きな 原点になっている。 言うまでもなく、岩井監督は大学野球も名将である。 東海大相模元監督の原貢の愛弟子で、東海大監督時代に 8度のリーグ優勝。日米野球や世界大学野球も指揮を取り アマチュア野球を代表する監督。 大学通算654勝は日本一の勝利数なのだ、
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678 :名無しさん@実況は実況板で[]:2018/04/20(金) 23:18:03.16 ID:pBV9KNvj - ●平田改革とは何か?自主性を促す指導方法とは何か?
○ 個性を引き出す 野球をする中で、ある時期には基本を徹底的に反復練習することは必要ですが、 生徒たちはすでに経てきている。 だから、高校では基本がキチッとある状態に上積みする、 より個性を引き出す形にシフトしていくのがいいんじゃないかと思います。 選手が持つ優れた能力をつぶさずに、最大限まで伸ばしてあげることが非常に大事 ○詰め込まない指導。自分で判断する 詰め込むのではなく、精神面でも野球の面でも、選手を自立させることが大事 自分で考える、自分で判断する、自分で創意工夫する。 そういう習慣を身につけさせたいなと。 試合中にベンチの指示を仰いだり、指示に従わなければいけない場面もある。 でも、プレーは一瞬なんで、その瞬間に自分で判断しなければならないことが多い。 その時に主体的に判断できるように、普段から自分で考える練習にしています。 全体練習は腹八分目程度に止めて、個人練習の時間を多く取るようにしていますね ○野球を楽しむ 彼らにいつも言うのは『とにかく内発的なモチベーションにこだわりたい。 やらされる野球はやらないでくれ。野球は楽しくていいんだよ』ということ。 ただ、その“楽しい”っていうのは、草野球を楽しむような感じではなく、 充実感を味わえ、自分の成長を実感しろっていうことなんですね。 ○監督はきっかけをつくる 自分が高校生だった時は、ついていくだけで精一杯でした。 でも、そういう経験があったからこそ身についたこともある。 高校生だから、ある程度は監督や指導する側が主導権を持ってやらなければいけない タイミングはあります。ただ最終的には自分から上手くなれる選手に育てていきたい という動きの中で教えるなら問題はない。 言うなれば、親鳥がひなに餌を与える感じで、やがて自分から餌を捕まえられるように 育てる方向付けですよね ○自主性を促す 気を付けていても、監督から選手って、どうしても一方通行のコミュニケーションに なりがちなんですよね。 そんなキツく言っているつもりはなくても、生徒の返事はハイッ!ハイッ!って軍隊みたい。 こうなると返事をすることに精一杯で、話の内容を聞いていないんですよ 彼らも基本的なことは分かっていても、仲間や指導者への遠慮から言葉や行動に出せないことがある。 でも、テーマは自立。だから、僕を気にせず、自分の思ったことはどんどんやるように言っています
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680 :名無しさん@実況は実況板で[]:2018/04/20(金) 23:20:03.97 ID:pBV9KNvj - ●横高野球部が再び全国の舞台で活躍できるか?否か?は、
平田改革の成功にかかっている。 平田監督の「主体性・自主性を育てる野球」を目指すところは、 明らかに今までの「上から教えこむ」指導への疑問であり否定である。 キーワードでもある「主体性」「自主性」「楽しく」は、 今までの伝統にとらわれることなく 新たな伝統を築いていく指導姿勢の 現われである。 ○横高野球の復活には、今までの慣習の打破が必要なのだ。 平田監督は、指導者の「言いなり」の選手では、本当の意味での成長は ないと考えている。 指導者がいちいち言わなくても、自分達で主体的に取り組むことによって やらされている感をなくし、主体的・自主的に取り組むことによって、 向上心が生まれと考えているのだ。 ○監督がやるべきことは、前向きな気持ちにさせてあげられる環境づくり。 平田監督は「選手と同じ気持ち目線で選手に寄り添って共に成長していく」 と言っている。 これが平田流の選手育成論の根本的に流れている思想なのだ。 かつての長浜グランドは、小倉元部長の怒鳴り声がたえず響いていた。 選手の顔には緊張が走り、常にピリピリしていた。 しかし今の長浜グランドには、選手が笑顔で楽しく練習をしている光景であり、 昔とはまったく違う。 ○選手任せにならないのか? オールドファンやOBからは、厳しさがなくなり不安視する意見もある。 しかし周りからの期待に答えるために指導するためではないと腹をくくっている。 自らの信念の下に平田改革は今後も推進されていくだろう。 平田改革が全国でなかなか結果が出ない横高野球の突破口になるのか?否かは、 平田監督の手腕にかかっている。 ファンとしては平田改革を信じ応援するだけだ。
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681 :名無しさん@実況は実況板で[]:2018/04/20(金) 23:21:19.16 ID:pBV9KNvj - ●平田改革は主体性を重んじるのであって主体性に任せるわけではない。
「主体性を重んじる」ということで、「主体性に任せる」ということではない。 この違いを理解できない平田アンチ。 選手の主体性に任せて、選手任せにするなら指導放棄で監督やコーチはいらない。 そんなことを平田監督は言っているわけではない。 平田監督が言っている改革の本質をしっかり理解してからアンチは言うべきだな。 今までの横高野球の何を改革したいのか? それは何故? 何のために? いかなる現実だから? そしてどうやって改革するのか? このような平田監督が直面している低迷する横高の現状、その危機感を共有することなしには 平田改革を理解できるはずがない。 思い切った改革を始めてまだ2年。 根本的に横高野球を変えるのだから時間はかかる。 紆余曲折しながら一歩一歩進んでいくものだ
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682 :名無しさん@実況は実況板で[]:2018/04/20(金) 23:22:34.15 ID:pBV9KNvj - ●平田監督が目指す「王道の野球」とは何か?
渡辺・小倉体制の下での横浜野球の戦術は、堅実な守備と犠打などで細かくつなぐ 緻密な野球だった。 だかしかし、近年の高校野球は大きく変化し、緻密で細かなデーター野球が全国の パワーで圧倒する野球にはかなわなくなった。 全国で勝てなくなった横浜の敗因の1つとして言われていたのが 「フィジカル面での弱さ」にあった。 平田監督の「王道の野球」の中身は、実にシンプルだ。 打投で他校に圧倒する、すなわち「フィジカル面の強さ」「力で圧倒する」 チームづくりなのだ。 「振る力で上回る」「投げる力で上回る」という極めて単純で、極めてシンプルな 野球を目指しているのだ。 練習メニューも大幅に変更した。 ロングティーや木製バットでの練習の時間を増やし、ウェイトトレーニングを積極的 に導入した。 体が大きくならないということで、伝統的な走りこみ練習(ダービー等)をやめた。 シンプルな野球であるため、細かな戦術、技術の向上は、かつての横高野球からすると かなり見劣りをする。 今後選手の平田改革の中でどう技術的な向上を図るのか?が課題ではある。
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683 :名無しさん@実況は実況板で[]:2018/04/20(金) 23:23:34.75 ID:pBV9KNvj - ●甲子園で勝つための練習を強調した平田監督。
平田監督は今年の練習初めで甲子園での上位進出を狙うことを誓った。 そして甲子園で勝つための練習を強調した。 ここまでほぼ順調に押し進められてきた平田改革。 2年連続で甲子園に導くなど、平田改革の成果が結果とした現れた。 チーム最多本塁打記録(14本)個人の最多本塁打記録(5本増田)と 本塁打が飛躍的に伸びた。 1試合の平均が10点以上、公式戦の半数以上がコールド勝ちと明らかに 野球が大きく変化した。 全国的な流れである「パワー圧倒する野球」に対応しうるフィジカル面での 改革が推し進められてきた。 しかし神奈川では圧倒的に強いが甲子園ではなかなか上位進出が出来ていない のも事実。 平田監督は自身の反省も含めて「甲子園に行けばいいのではなく、甲子園で 勝つための練習をしなければいけない」と言っている。 3年目に突入した平田改革。 今年は第100回記念大会。3季連続で甲子園出場を勝ち取り今年こそ全国上位 に進出してほしい。
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