- 年収200万円以下の一人暮らし25 ハラマセヨー
871 :774号室の住人さん[sage]:2014/05/21(水) 01:25:38.18 ID:9VntR8vY - 40前後の壮年非正規労働者の厳しすぎる状況は、
冒頭に取り上げた労働政策研究・研修機構が行った調査でも示されている。概略は、以下の通り。 (1)年収について 壮年正規労働者では、500〜700万が最も多いのに対し(26.15%)、 壮年非正規では、100〜150万が20.7%と最も多かった。 (2)世帯年収について 若年層の7割近くが、家計維持者を「親」としたのに対し、 壮年層では58.2%が「自分」とした。そのため世帯年収は、壮年層の方が低かった。 男性に限ってみると、世帯年収が300万円以下の割合は、 若年層では3割であるのに対し、壮年層では5割だった。 また、女性では、無配偶の壮年層の6割が、世帯年収が250万円以下で、最も経済的に困窮していた。 非正規労働者の相対的貧困率は、 男性では、若年層が23.3%、壮年層が31.5%で、女性の無配偶の壮年層は51.7%だった。 (3)正社員への希望について 壮年層は、若年層同様、正社員転換希望を持っていたが、 今後2〜3年については「現在の働き方を続けることを希望する」と回答した人が多かった。 また、若年層より転職活動に消極的で、スキル向上意欲に乏しく、スキル形成行動も低調だった。 (4)仕事内容について 担当職務に、「部下やスタッフの管理」「会社の事業などの企画」 「意思決定・判断」「専門知識・スキル」「部下や後輩の指導」が含まれるかどうかを尋ねた。 若年より壮年層のほうが、すべての項目で「まったく含まれない」と回答する人が多かった。 (5)健康状態について 身体面と精神面に分けて、「健康ですか?」と聞いた。 《身体面》 不健康の割合は、壮年非正規と最も高く(18.4%)、次いで、若年非正規(14.4%)、壮年正規(11.0%)の順だった。 《精神面》 不健康の割合は、若年非正規がと最も高く(22.6%)、次いで、壮年非正規(20.7%)、 壮年正規は15.3%だった。 ちなみに、壮年非正規の15.9%は、過去にお金がなくて 病院にいくのを我慢したことがあったと答えている。 また、過去に貧困経験があったり、相談相手が少なかったり、 将来への見通しが悲観的だと、不健康を感じる確率が統計的に有意に高かった。 (6)サポート・ネットワークについて 「悩みを相談したり、助けを求めたりできる人」の人数を、 「家族・親族」「地域・近隣の人」「仕事関係の人」「学校時代の友人」「趣味・社会活動などを通じた知り合い」「その他の人」に分けて尋ねた。 《壮年正規との比較》 非正規の方が少なかった。特に、「仕事関係の人」「学校時代の友人」の人数に、正規と非正規とで違いがあった。 《若年非正規との比較》 若年層よりも、壮年非層の方が少なかった。 ※調査対象は、全国の25〜34歳(若年)の男女3000人、35〜44歳(壮年)の男女7000人、合計1万人。
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