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えっちな18禁さん
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】

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【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
716 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 00:58:29.54 ID:1W39XnYX0
「ヒロシの前で脱ぐのもちょっとイヤだったw」「えー」

マドカと比較するつもりなど毛頭なかったが、俺は改めてツバサのカラダを観察。
俺の視線に気付いたツバサが枕元の電気スタンドの明かりを灯してくれた。

「自信たっぷりじゃんw」「見られるのは嫌いじゃなかったりするwww」

わざわざ明るくしてまで、俺の視線をしっかりと受け止めるツバサ。
おそらくツバサは自らのカラダにコンプレックスなど持っていないのだ。
掲示板で「最高レベル」と評されたルックスはやはり伊達じゃない。
ただ、比較される相手が悪かったとしか言いようがない、全身凶器だもの…。

「あん、ヒロシぃ…フニャちんだよぉ…」「さっきマッタリって言ってたじゃん」
「やっぱりマドちゃんには敵わないのかなぁ…」「そ、そんなことな…」
「なーんちゃってw あとでビンビンに育てようっと♪」「ちょw そのセリフw」
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
717 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 00:59:01.75 ID:1W39XnYX0
ツバサにはマドカにはない大胆さが備わっている。
マドカなら恥ずかしがって躊躇するようなセリフを、ツバサは平気で口にするし。
整った端正な顔立ち、日焼けしたしなやかなボディ、そして大胆な言動の数々。
気分次第と評されていたサービス精神も、今夜は安定して発動中だと思われる。

タイプこそ違えど、デリ嬢としての資質はマドカと同等クラスだと伺い知れる。
そして、未だ本人すら気付いていないエロのポテンシャルがもうすぐ覚醒するのだ。

「んで? そのプレッシャーには勝てたの?w」「負け負けwww」
「負けかぁ…」「ワタシなりにプレイは一生懸命だった、一応」
「ほほう」「マドちゃんの紹介だし、頑張らなくちゃね、そこは」
「なるほど」「でもヒロシもお客様管理ノート見せてもらったでしょお?」
「穴があくほど見たよw」「そこ…笑ってもいいとこ?w」

今は無きデリノート。マドカの濃厚プレイの数々が再び俺の興奮を呼び覚ます…?
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
718 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 00:59:19.85 ID:1W39XnYX0
「ヒロシ…あのノートとマドちゃんの凄さわかってないな…w」「え…」
「マドちゃん、本番前に、スマタでも抜いちゃうんだよ?w」「…というと?」」
「本番の代わりがスマタなのに、ってことだよw」「あ…意味がわかった…」

デリノートから当時の俺には読み解けなかったデリ嬢マドカの真の凄さが、
現役デリ嬢であるツバサ流解釈でわかりやすく丁寧に解説されていく。

「っていうか、フェラ、パイズリ、素股、で抜いて…」「は、はい…」
「それから本番もとか…マドちゃんサービスしすぎだからwww」「・・・。」

マドカが言ってた「フルコース」ってやつだ…。
「フェラ」「素股」「パイズリ」の基本プレーでそれぞれ1回以上、
合計3回は必ず射精し、その上で「本番」で4回目の射精…。

当時の俺はワクワクしながら聞いていたわけだが、今になって冷静に考えると
マドカのエロサービスはとてつもなく濃厚、且つ、客の射精回数が多すぎる…。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
719 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 00:59:43.38 ID:1W39XnYX0
「ワタシが思うに、本番するのが前提なら…」「前提なら…?」
「他のプレイで頑張って抜かなくていいと思うw」「そ、そか…」
「これは大多数のデリ嬢がそうだと思うし…」「うん…」
「お客さんも本番までちんこ温存する傾向がある♪」「ちんこ温存w」

話の概要が掴めてきた。同じデリ嬢から見てもマドカの抜きっぷりが凄すぎって話だ。

「デリ嬢が仕事をサボりたいわけじゃないの、わかる?」「なんとなく…」
「お客さんもとっておきのサービスでイキたいの、わかる?」「わかる…」
「色々プレイはするかもだけど、射精は最後に本番で、ってなる」「そうかもね…」
「そういう雰囲気になるのはたぶん…暗黙の了解…」「・・・。」

ちょっとションボリしてしまう。
仕事を頑張っていただけ、とかマドカを擁護してくれたツバサなのに。

「ヒロシのちんこ勃ってきたよ♪」「ちょw なんで勃っちゃうのか俺www」
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
720 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 01:28:20.00 ID:1W39XnYX0
本題は「なぜツバサが本番をヤメたのか」だったはず。
なのにもかかわらず、俺のチンポはマドカの過去に反応してしまう。
ツバサが随所に説明する「デリ嬢マドカの凄さ」ってのは、詰まるところ、
マドカが抜いて抜いて抜きまくってたということなのだと改めて実感。

「ま、つまりワタシが言いたかったのはさ」「うん…」
「マドちゃんにプレイで敵うわけがないってコトw」「あいw」

ツバサが語った嬢と客の本番にまつわるエトセトラ。もちろん俺にも唱えたい異論反論のひとつやふたつはあった。
ハナっから本番する前提で考えれば、確かにツバサが言った通りの展開になる、のかもしれない。
でも、もし最後の最後に本番をすることになったら?色々なプレイを楽しんだあとに、マドカが本番を了承すれば?

しかしながら、どんなパターンを想像してみても、制限時間ギリギリいっぱいまで
デリ嬢マドカが濃厚エロサービスをする姿が思い浮かぶし、現実もそうだったのは言うまでもない…。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
721 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 01:28:42.59 ID:1W39XnYX0
「ってか、噂には聞いていたけど…」「ん?」
「ホントにマドちゃんのデリ嬢時代の話で興奮しちゃうんだね♪」「う、うん…」

ツバサの手が俺のチンポに伸びてきて、ちょっと強めにギュッと掴んだ。

「隣にワタシがいるのにマドちゃんで興奮とかありえないw」「イテテ…ご、ごめん…」
「でもヒロシが噂通りで安心した…かも…しれない…」「安心?」
「マドちゃんは本当に最高のパートナーを見つけたんだな…って」「…かなぁ」

ツバサはおもむろに俺に覆いかぶさってきて、唇をチュッとほんの一瞬重ねた。
そのまま首筋、胸元と降りていきながら、ところどころ舌を這わせる。
いわゆる全身リップってプレイから、辿り着いた先でチンポを咥え込む。

たった今、俺をマドカの最高のパートナーと認めたはずだった。
(ちょ…このタイミングでフェラ…なんか微妙…いや絶妙…だな…)
しかしながら、フェラとは呼べない程度のフェラでチンポを弄び、ツバサは戻ってくるのだった。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
722 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 01:29:04.51 ID:1W39XnYX0
「ヒロシがマドちゃんの彼氏だとリアルに実感w」「なにそれ…w」
「なんかワタシやばいかも…」「や…ばい…?」
「やっぱなんでもなーい♪」「お、おう…」
ややぎこちない笑顔を浮かべ、ツバサが今度は濃厚に舌を絡めてきた。

(まただ…)って、その瞬間、俺は思った。
さっきは「パートナー」と呼んでフェラ、今度は「彼氏」と呼んだ直後に濃厚ディープ。
否応なしにマドカの存在を思い出す俺、その直後にちょっとエッチになるツバサ…。

「それでさぁ、ワタシが一番悩んだのは…」「あ、続きね、続き」

何事もなかったかのようにツバサが再び腕枕のポジションへ。
俺は何か妙な胸騒ぎを感じつつも、ツバサの話の続きを促し、耳を傾ける。

「マドちゃんの常連さん達と本番をするか否かってことなの」「そこ…?」
ツバサの表情がちょっと引き締まって、大人びた雰囲気の顔つきになってた。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
723 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 01:35:48.98 ID:1W39XnYX0
「マドちゃんと当たり前みたいに本番してたのかな…って」「う、うん…」
「だからワタシもしないといけないのかな…って」「そか…」
「ま、結局ヤっちゃうわけだけど、想像以上にお金もらえてウハウハ♪」「ちょw 悩みどこいったw」

ツバサが言うには「1発ヤっただけでこんなに!?」って金額をマドカの元・常連はくれるらしい。
それは本番の追加料金の相場を無視した金額で、それまでの日給をたった1回の接客で上回ることも。

「いや悩むってば、そこはお金の問題じゃないの」「ほぉ」
「ワタシさっきも言ったけど気まぐれなワケ」「あ、うん…」
「ヤリたくないときはヤラない、そういうスタンス」「そういうことね…」
「それを貫ければよかったんだけど、無理だった…」「マドカの紹介だから…か…」
「それにワタシそんな大金もらえるほど満足させてないと思ったし…」「・・・。」

マドカがツバサの為に善かれと思ってやったことが裏目に出た、とも言える。
だが、本番ありきの接客や、マドカ同様の濃厚なプレイ、に期待されて呼ばれたと
ツバサが勝手に勘違いした側面があると俺は冷静に考えていた。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
725 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 14:44:41.63 ID:1W39XnYX0
「マドカもヤらせたんだから君もヤらせろよ、的なヤツラだったの?」「いや、全然そんなことない」

俺がマドカの元・常連客の肩を持つのはおかしいが、そんな横柄な奴らではない、と確信してた。
そもそも、マドカが厳選して自信を持ってツバサに繋いだ客、人間的にもマトモだったはずなのだ。

「大金もらえるほど満足させてない、って言ったけど」「うん…」
「満足したから、大金置いて帰ったわけでしょw」「そうかなぁ…」
「リピートされなかったの?」「今でも、呼んでくれる人たちいる…」
「今でも?ってことは本番なしでもってことだよねぇ?」「あ、そうだね…」
「エロい意味じゃなくても、ちゃんと満足させてるじゃん」「かなぁ…」
「今日会ったばかりの俺が言うと説得力ないかもだけど…」「はい…」
「ツバサはとても魅力的、自信を持っていいと思うよ!」「あ、ありがと…」

この時俺は、ツバサもマドカと一緒なのだと気付いた。
自分が世の男たちをどんなに魅了するのか知らないまま、この世界に飛び込んだのだ。
マドカの常連たちを含め、彼女を呼んだ客がその魅力に気付かないはずがないのに。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
726 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 14:45:02.21 ID:1W39XnYX0
「ヒロシに褒められちゃった…w」「感じたままを言っただけ」
「褒めてくれるお客さんはいるけど、でもほとんど…」「ほとんど…?」
「ヤリたいって下心丸見えだからなぁ…」「それは偏見だろw」
「ヒロシは不思議とそういうとこ感じさせないねぇ」「お、俺も…ヤリたい…で…す…」
「あ、ヒロシ初めてヤリたいって言った! やったー♪」「やったーってwww」

ドサクサ紛れに言ってみたら、ツバサが喜んでくれた。
しかし、俺はさっきから心配してることがあったので、そこからまず片付けることにした。

「いきなりだけど、美容師を目指す以上、これからもツバサはマドカと比較される」「え…」
「マドカだけじゃない、その他大勢の美容師と競争だってわかってる?」「うん…」

客に比較され、選ばれし者が生き残るのは、なにも風俗業界に限った事ではない。
ツバサから美容師になると聞かせられた時、それはとても喜ばしいコトだと思った反面、
この娘はただ単に「マドカの真似っコ」しただけなんじゃないかと俺は危惧した。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
727 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 14:47:24.41 ID:1W39XnYX0
「気まぐれで客を選ぶとか、もちろん出来ない世界」「わ、わかってるよ」
「寝坊して遅刻、お客さんドタキャンとかも無理」「わかってるもん」
「まさか中途半端な覚悟で目指したんじゃないよね?」「ちがうもん、本気だもん」
「だったら内緒だとかサプライズだとか言ってないでさ…」「あ…」
「真っ先にマドカに色んなこと相談すべきだったよね」「そ、それは…」
「自信を持っていいって言ったのは、現状で満足してOKって意味じゃないからな」「・・・。」

ツバサは密かに握りっぱなしだったチンポから、思わず手を離した。
そのくらい厳しい口調でお説教じみたことを俺は言ってしまったかもしれない。
でも、ここで厳しいことを言っておいて良かったと、俺は今でもそう思っている。

俺はこの時、ツバサとはこの先、長い付き合いになっていくのだろうと予感してた。
ツバサとマドカと俺の3人がバランスのとれた関係を築く上で、重要な場面だった。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
728 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 14:47:42.24 ID:1W39XnYX0
「マドちゃんに頼らない、ってとこが重要だったんだもん」「・・・。」
「ワタシ一人でも頑張るってことに意味があったんだもん」「・・・。」

なるほどな、そういう風にツバサは思ってたんだな、と俺は思った。
と、同時にツバサの覚悟を疑うような非礼があったと、素直に謝罪した。

「ごめんな、俺なりに心配だったんだ…」「だいじょうぶ、ありがと…」
「偉そうなこと言ってホントごめん…」「マドちゃんには相談したかったんだけど…」
「したらよかったじゃん」「また迷惑かけたりしたら嫌だなぁって思って…」

マドカに「迷惑」? しかも「また」? ってことは、それ以前に何かマドカに迷惑を?

「マドちゃんの常連さんに呼ばれるようになって」「うん」
「ワタシ出勤するのが苦痛に感じるようになってしまい…」「そっか」
「でも経済的にも辞めるわけにもいかなかったし…」「だよなぁ」
「よくないって分かってたんだけどマドちゃんに電話で相談したの…」「ああ…なるほど…」
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
729 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 14:48:20.23 ID:1W39XnYX0
ツバサが言う「よくないって分かってたんだけど」というのは、
マドカがどういう反応をするのか最初からツバサには分かっていたってことだ。

「マドちゃんはゴメンって責任感じてた」「マドカならそうなるよな…」

自分が善かれと思ってやったことが逆にツバサの負担を増やした、とマドカは解釈したのだ。
実にマドカっぽい反応。俺としては予想通りの反応であった。

「マドちゃんのせいだなんて決して思ってなかったよ」「それはわかる」
「でもマドちゃんがそういう捉え方するのはわかってた」「それもわかる」
「相変わらずマドちゃんは優しくて…ワタシは…」「うん…」
「思わずマドちゃん居なくて寂しいっって大泣きしちゃった…」「そういうことか…」

結局のところ、ツバサはデリが苦痛とか、ヤリたくもない本番が嫌だとか、
そんなことで悩んでいたわけではなく、マドカがそばに居なくなったことに不安を抱えていたのだ。
【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
730 :えっちな18禁さん[sage]:2016/06/21(火) 14:49:35.65 ID:1W39XnYX0
「それからマドちゃんは休みのたびにここに会いに来てくれたの」「そっか…」
「ワタシは喜びすぎて、どうなったかというと…」「うん」
「マドちゃんのおっぱいチュウチュウしちゃった…」「ちょw 斬新な喜び方w」
「レズっぽいとこもあった、っていうのはその時期のこと」「な、なるほど…?」
「あの頃のワタシは病んでたんだ、許してちょ…w」「ツバサなら…まぁ許すけどw」

おっぱいってのは、男女関係なく癒しを与えるものなんだな、程度にしか思わなかった。
マドカは相手がツバサでもアンっとか言っちゃったらしいけど、マドカっぽくてそれも良い。

そしてマドカが、どういう決断を下したのか、俺には簡単に想像ができた。
いや、デリノートを閲覧していた俺は、マドカの下した決断を既に知っていたと言える。

「ヒロシに謝らなくちゃいけない…」「あ…うん…」
「私がマドちゃんにお願いしてデリに復帰させちゃったんだ、ごめんなさい」「・・・。」

マドカがデリ嬢として復活してしまった裏には、こんな経緯が隠されていたことを知った。


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