- 大久保利通 其の七
25 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2020/01/17(金) 12:55:07.09 ID:h6xLsXOC0 - 元はな
ただ政治的なインフラが大阪にはないこと 京都の公家の影響が強い上方で太政官政府の開国政策、金融政策に横車を入れられ易いこと 近代的な港がないこと 上記3点がネックだった 東京遷都はその3点を一気に解消できる策である事を解かれ既に大量に雇い入れ始めていた元幕臣役人の転居も不要なことも東京遷都には大きなメリットになった 洋行の前に大久保が描いていたのは雄藩連合政府だったけど、徴税とインフラの整備をするには大名の横滑り政府では進まない実態がありこの解決策を洋行の一番の主眼にしていた 木戸と江藤はすでに西欧、特にイギリスやアメリカの議会制度にかなり知識を得ていたけど行政面での具体的な徴税の仕組みと金融に関してはほとんど考え方が分かる史料がない 観念的な面での理解に留まっていて行政システムそのものや江戸から明治への移行の具体的なアイデアも書生的で全くあてにならなかったと思われる その点元幕臣の役人は実務経験豊富で具体的な移行のアイデアも出せて大久保、伊藤、大隈らは彼らとの会合を非常に重視していた形跡がある
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