- 【山伏】山岳信仰について語ろう2【修験】
109 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2018/11/22(木) 11:54:28.64 ID:NB7eC5NG0 - 山岳は、もともと神道の縄張りであった。
山そのものが神であると考えるのが神道であり、 各地の霊山には土着の山岳修行者がいた。 もちろん、神道系の修行者である。 奈良時代になって、そこに仏教系の修行者が 加わったのである。 私度僧や聖(ひじり)といった人々が主で、 正式な僧侶ではなかったが、 彼らが山岳で修行して呪力を身につけ、 陀羅尼(だらに)や経文を唱えて、 民間で呪術や祈祷を行ったのである。 役行者も、もともとはこのような人々の 一人であったのだろう。 平安時代になると、最澄と空海がともに 唐から新仏教としての密教を伝えてきた。こ の密教は特に山岳修行を重視した。 密教僧が山岳修行によって加持祈祷の力 を身につけることは「験(げん)を修める」 と呼ばれ、それを修めた者は 「修験者」「験者(げんざ)」 あるいは「山伏」と呼ばれたのである。 修験道はまさに、「山伏道」なのだ。 神道と仏教 一条真也 より
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