- 永田鉄山
446 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2018/07/12(木) 15:03:39.43 ID:Axz749P70 - 陸軍がどうして満洲を、ついで華北を確保しなくちゃいけいとな考えたといえば
第一次大戦が総力戦の研究なんだろうな(永田もいた臨時軍事調査委員会で欧州戦線の推移と研究をやってた)。 で、戦後の永田(おそらく陸軍全体も)の認識自体が、この次もかならず大戦は起こる。 そして日本もかならず巻き込まれる。ところが日本は総力戦をやるだけの資源(朝鮮、台湾の外地を含めて)がない。 ならば資源が豊富そうな満洲を確保し、華北を確保し中国を従属させてっていう考えになったんだろう。 国内でも軍需工業動員法(大正7)や資源局(昭和2年)でもって日本国内の生産力の把握や実際に開戦した場合の 物資の需給をどうつけるかやってたわけだ。 川島稔の本や荒川憲一、山崎志郎の物資動員計画の研究を読むと総力戦体制を構築するための体制づくりが 結局、総力戦を招いてる気がするな。 ことに北進論をけん制するために南進論が出たっていうけども物動計画面から見ると膨大な軍需で資源が足らないから 武力で南進論(戦略物資のゴム、石油、錫を取りに行く)が出ててくるっていう側面が見える。
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