- 【三十一谷人】福沢諭吉について(その7)
555 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/09/23(金) 08:07:32.37 ID:KvjpgCro0 - >>521
確かに、評価されているのは高文研の本だけ ww 新たな「福沢諭吉伝説」の捏造, 2010/11/27 By つくしん坊レビュー対象商品: 福沢諭吉伝説 (単行本) 福沢諭吉を巡る様々な人物を配置してエピソードを紹介している。 極め付けは、福沢が創刊した日刊新聞『時事新報』に発表された 「脱亜論」が福沢の執筆でなく、従って福沢はアジア侵略主義者ではない、 とするものである。ところが、その根拠が、平山洋『福沢諭吉の真実』というのだから、 お話にならない。平山洋『福沢諭吉の真実』は、 安川寿之輔『福沢諭吉の戦争論と天皇論』(2006年)によって、 インチキ本であることが完璧に論証されている。 金均玉に関する記述も、史実からはかけ離れている。 安川寿之輔『福沢諭吉のアジア認識』(2000年)、『福沢諭吉と丸山真男』(2003年)、 『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』(2006年)によれば、福沢諭吉は、 「典型的な市民的自由主義者」などではなく、 すさまじいアジア蔑視・アジア侵略主義者であることが論証されている。 丸山真男が「創造」した「福沢諭吉=典型的な市民的自由主義者」説はもはや過去のものである。 史実を踏まえた福沢諭吉論でない本書は、 新たな「福沢諭吉伝説」の捏造であるといわれても仕方がない。
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556 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/09/23(金) 08:21:22.82 ID:KvjpgCro0 - こんなレビューを読まされたら、たいていの読書家はひくのがあたりまえ ww
5つ星のうち 5.0 丸山真男の誤読で創りだされた「福沢諭吉神話」から目を覚まそう, 2010/9/14 By つくしん坊 (東京都) - レビューをすべて見る (トップ1000レビュアー) レビュー対象商品: 福沢諭吉と丸山眞男「丸山諭吉」神話を解体する (単行本) 福沢諭吉といえば「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」という『学問のすすめ』の冒 頭の句によりあまりにも有名であり、近代的な民主主義者の代表ということになっている。戦後定着した この定説には、著名な思想史家丸山真男が、戦後いち早く福沢を絶賛したことが大きく貢献している。 本書は、このような「福沢諭吉神話」が、丸山真男の誤読によるものであることを、原典を豊富に引用 しながら証明している。その証明方法は、そこまでやるか、というほど徹底しており、丸山真男が、 自分が創りあげた福沢諭吉のイメージに合った文言しか利用しないという、研究者にはあるまじき誤読で 「福沢諭吉神話」を創出したことは疑う余地がない。 福沢諭吉の実像はどうだったのか。実際の福沢は、「愚民を篭絡する」詐術としての天皇制を肯定し、 大日本帝国憲法や教育勅語の賛美者であった。また、『脱亜論』にも見られるように、すさまじいアジア 蔑視主義者であり、日清・日露戦争という日本の帝国主義的な行動を、言論人として先頭に立って扇動 した。その他、貧者に教育するのは無用など、教育の機会均等を否定しているように、あからさまな差 別主義者でもあった。現在で言えば、一世を風靡したネオコンそのものである。 以上のような福沢諭吉の本質は、多くの同時代人には見抜かれていたが、戦後になってから丸山真 男が「福沢諭吉神話」の創始者となり、現在に至っている。それどころか、1万円札の肖像にすらなって いる。日本の侵略を受けたアジアの国々には、福沢諭吉が1万円札の肖像になっている限り日本は信 用できないという人がいるほどである。本書は、丸山真男の誤読で創りだされた「福沢諭吉」神話から 目を覚ます良い機会である。
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