- 龍馬暗殺の黒幕5
222 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/09/06(火) 21:12:04.24 ID:4wJxaGSa0 - 大政奉還は成立してしまったのだから、いまさら土佐藩士を暗殺しても仕方ない。
それでも殺るというのは、よほど大政奉還を憎んだ人間だ。たとえば渋沢成一郎。 この男は慶応二年に幕臣に取り立てられたばかりの男だ。司馬は、そういう男ほど、 幕臣に取り立てられた感激があるので、幕府の崩壊を憎んだだろうと言っている。 近藤勇もそうだ。佐々木も、永井も、幕臣の家に養子に入って、自分の代で初めて幕臣になった男。 こういう男にとっては、やっと超一流企業に入ったのに、その企業が倒産してしまったようなもの、あるいは やっと高級官僚になったのに、国家そのものが瓦解してしまったようなものだ。 永井や容保のような高官クラスではなく、渋沢、近藤、佐々木クラスを疑うべきではあるまいか。
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- 龍馬暗殺の黒幕5
223 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/09/06(火) 21:25:18.02 ID:4wJxaGSa0 - 佐々木が幕臣・佐々木矢太夫の養子となったのは27歳の時である。
27歳で初めて幕臣となったのである。さぞやうれしかったであろう。 その幕府が崩壊。大政奉還を憎んだであろう。暗殺の依頼があればすぐOK。
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224 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/09/06(火) 21:37:56.16 ID:4wJxaGSa0 - 永井が旗本の永井尚徳の養子になったのも25歳の頃だ。
もともと藩主の子だから、旗本の養子になるのはどういう気持ちだったかは分らないが、 藩主になれないことは分かっていたのだから、やはりうれしかったのではあるまいか。 ただし渋沢や近藤や佐々木のような低い身分の生まれではないので、 大政奉還にそれほど強い憎悪はなかっただろう。それは容保も同じである。
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