- 昭和天皇はなぜ戦争を阻止しなかったの?
328 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/03/22(火) 08:55:25.61 ID:JdItCfB70 - >>326
>「ご聖断」は発言だから意見の類。 政府の意見がまとまらず、天皇に結論を委ねたのだから「意見」というのは間違いだ。 天皇が求められ政治判断したというのが正しい。 本人の自覚は別として天皇は大権を行使して決定を下した。だから、一部でよく言われる 「憲法に定められた立憲君主の立場を超えたもの」というのは間違いで、 外形的憲法であった明治憲法の構造からすれば、天皇は立憲君主的に振る舞うことも、 また、逆に親政君主として振る舞うことも可能であった。 昭和天皇は「独白録」において君主の権限を逸脱した事例として2.26事件と聖断を挙げているが、 それは立憲君主的に振る舞おうとした彼の心情の問題であり、明治憲法自体は立憲君主制の要件を 満たしていない。仮に天皇が立憲君主制というものを正しく理解していれば、第二次上海事変の際に 派兵命令は出せなかったはずだ。
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