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667 :田中[sage]:2016/09/30(金) 21:02:52.65 ID:Qeeh+fxv0 - 死臭
自殺の状況により、遺体の損壊も大きく変わる。 いずれも悲惨だが、体が車体に弾き飛ばされれば不幸中の幸いで、車両の下に入り込み、 台車に巻き込まれ、轢断されてバラバラになれば悲惨である。 運転再開は遅れるし、その体を拾う鉄道マンは哀れである。 現場での処理が終わり、運転再開になれば、ようやく乗客たちは救われる。 多くの鉄道マンたちも胸をなでおろす瞬間だ。 しかし、その後も“マグロ”の対応は続く。 人身事故の車両は、回送で検修現場に入り、異常がないか検査を受ける。 このとき、車両が汚れていれば清掃も行う。筆者は、このような作業にも従事してきた。 凄惨な事故の場合、車両の床下機器が血に染まったり、肉片が残っていたりする。 それに目を背けず、壊れている機器がないかを確認し、汚れているところを洗い流すのが仕事だ。 人間の肉片を見てしまうと、しばらくの間、料理で挽肉を使ったり、食べたりするのが嫌になる。 それでも、時間の経過とともに平気になるのだが、意外に長引くのが、鼻に残る“臭い”である。 損壊した遺体は、独特な強い臭いを放つ。その臭いを鼻が覚えてしまい、 テレビや映画で人が殺されるシーンを見ると、鼻が臭いを思い出してしまうのだ。
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