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9 :悠々ハクション[]:2011/03/09(水) 03:45:27.30 ID:TkmeYdFYO - 本名は 藤真 つかさ。花形とは幼馴染。
中1の時バスケに興味を持ち、我流で練習し始めた。 中3の時女を捨て、男として高校バスケットボール界に身を投じることを決意する。 花形もそれを受け入れ、考え抜いた末に藤真に「健」の一文字を与える。 藤真はここで花形と初Hして、全ての煩悩を捨て去る。 高1での藤真は、身長163cm体重51kg。 高1の女子としては高い方だが、男子バスケ界では最低クラスともいえる体格だ。 体格はこれでも、中1からの練習と天性のセンスが功を奏して、 なんと名門・翔陽高校で1年にしてスタメンを勝ち取った。 藤真のバスケ友達でもありながら、スタメンを取れなかった花形は、藤真を心の底から祝福した。 花形は頭も良く、藤真に効率的なトレーニングや伸長法を与えるサポート役に徹した。 神奈川大会決勝では同じ1年スタメンの牧 紳一に出会う。 テクニックでは互角だったが、パワーと体格差が災いして藤真は彼に完全敗北を喫した。 これが男と女の差か…。藤真の精神状態は突如不安定になった。 だが花形は言った。「お前はそれを覚悟でこの世界で生き抜くことにしたんだろう? パワーで勝てないならテクニックで上回ればいいじゃないか。お前にはそれができる!」 藤真は奮起し、気持ちも新たに練習に励むことを誓う。 高2の時も、藤真の活躍で翔陽はインターハイへのキップを手にする。 が、神奈川最強と呼ばれた牧には、またも紙一重で及ばなかった。 2回戦で豊玉とあたる。序盤は拮抗したが、徐々に底力の差が出始め、翔陽がリードしていった。 勝利は目前というところで豊玉の選手・南が藤真に肘討ちを食らわす。 脳震盪を起こした藤真は退場し、エースの抜けた翔陽の夏はここで終わった・・・。
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10 :警察署の鍵(鳩のマーク)[sageんのすっかり忘れたて]:2011/03/09(水) 03:46:37.74 ID:TkmeYdFYO - 試合後、花形は南を呼び出し、静かに、しかしはっきりと怒りを呈して問い詰める。
だが南はこう言った。「ふん、お前んとこのエース、あれ女やろ。 規約違反やなあ。あ? 俺のこと、どうこう言える立場やないやろ。 俺らだって必死なんや。勝つためなら何でもやる。お前らだってそうなんやろ」 花形は何も言い返せず、その場で立ち尽くすしかなかった。 だが、南への怒りはとうに失せ、自分の無力さに対しての怒りが込み上げていた。 「藤真・・・来年は俺もレギュラーになってやる。お前がレギュラーを勝ち取った後から、俺の練習量は急増した。 来年翔陽を支えるのはお前だけじゃない。お前には及ばなくても、俺だって翔陽とお前を支えてやる!」 花形流伸長法の効果もあって、藤真の身長は高3夏までには178cmまでになっていた。 目標の180には惜しくも及ばなかったが、女子でこれだけ伸ばせれば十分だ。 3サイズは82・65・83だったが、バストが82でありながらカップはAである。ここまでの練習の成果を物語っている。 1年からスタメンだった彼は、仲間からの信望も厚かった。 この3年で、頼もしい同輩や後輩も増えた。 花形の次に藤真の秘密に気付いたのは長谷川だった。 だが欲の無さ過ぎる長谷川にとっては、それ自体は些細なことだった。 ある日、藤真とすれ違うときにボソッと「頑張れよ」と呟いた。 その一言で長谷川の真意を察した藤真は、それ以後感謝の意も込めて彼を「一志」と下の名で呼んだ。 その後も藤真の秘密に気付く人がちらほら出たが、誰もそれを公にしようとは考えなかった。素晴らしい団結力だ。 高野と永野は鈍いので、近くにいながら最後まで気付かなかったようだ。 藤真は花形に感謝してもしきれなかった。自分が男として生きることを決意したあの日から、 ずっと自分を支えてくれていた。privateでは「とおる」「つかさ」と呼び合う仲だったが 皆の前では流石にそれはマズイだろうと、暫定的に「花形」と呼んでいた。 だけど、この大会が終わったらきっと・・・。お前と・・・。 その想いを胸に秘め、試合に臨まんとする藤真。 待ってろよ牧。今年の俺を去年までの俺と思うなよ!! 明日は今年初の試合である湘北高校との試合だ━━━
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12 :田中[]:2011/03/09(水) 11:52:13.87 ID:TkmeYdFYO - じしんこわいよー
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13 :田中[]:2011/03/09(水) 11:54:12.29 ID:TkmeYdFYO - しじんこわいよー
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