- 【検事資料集】逆転裁判&逆転検事240【9/20】
376 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:12:15.49 ID:DlXcRJtV0 - 概要
法廷バトルで知られるカプコンの人気シリーズ、 『逆転裁判』の本筋の最新作(外伝ではあるが現在のシリーズ最新作は『逆転検事2』)。 旧作裁判が生み出した汚物逆転裁判4 "新章開廷"をコンセプトに、『3』の最終話から7年後が舞台として、主役が『3』までの成歩堂龍一から 新人弁護士・王泥喜法介(オドロキ)に交代。 元々はシリーズ一新として旧作キャラは全員出ない予定だったが、 上層部からの意見で、成歩堂と、当時まだ導入の2年前でメディアで取り上げられ始めていた裁判員制度 を登場させることになったとのこと(巧舟氏のインタビューなどから)。しかし、 結果的にそれが大失敗といわれる要因を生み出すことになった。 テレビCMや広告などには、イメージキャラクターとして、『行列のできる法律相談所』でも有名な、 現役弁護士で現国会議員の丸山和也氏が出演。広告キャッチフレーズは「嘘を暴く快感」。 期待も高く、カプコンのオンラインショップe-CAPCOMにて、限定版予約開始の際に、 サーバーの許容範囲を遥かに超えるアクセスが殺到し、トップページ含むサイト内全てのアクセスが不能となり、 翌日CAPCOMが陳謝する事態となったほどであった。 もちろん、それと同じくらい旧作キャラを一新するといったことから、不安を覚えるファンも多かった。
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377 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:13:05.53 ID:DlXcRJtV0 - 問題点
ストーリー面 最も大きな問題点として、全編を通して、事件の矛盾や登場人物の不可解な行動、明かされない謎といったものが多い。 事件における謎や矛盾は当然のことながら、事件の全貌が明らかになるにつれて 解決されていくものである。しかし、今作ではシリーズ中でも特に、事件を解決してもなお 「辻褄が合わない」「納得できる説明ができていない」という点があちこちに散見される。 1話の被害者が、4話で明かされた正体などとあわせると行動が不可解すぎる上、何をしたかったのかわからない。 無実の殺人の罪で裁かれる→出せば勝てる証拠を出さない→娘を放置して審理中に脱走→ この事件が原因で成歩堂失職→7年後いきなり現れて成歩堂に勝負を仕掛ける→ イカサマ師を雇って成歩堂を嵌めようとするも看破される→逆上してイカサマ師に暴行を働く→ タイミングを見計らっていた犯人に殺される。 成歩堂を陥れたいとしか思えないが、本人はわざわざ試した上で担当弁護士を変更するほど成歩堂を気に入っていた。
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378 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:13:42.00 ID:DlXcRJtV0 - そもそもこの事件の発端となった被害者の行動も意味不明。
病気で余命幾許もないのにわざわざ拳銃を使い、他殺が疑われるような状況・方法で自殺した。 理由については諸説あるが、結局不可解なことに変わりない。 『逆転裁判』シリーズは1作品あたり4~5本のシナリオがそれぞれ独立した話として展開されるオムニバス形式だが、 全体を通じて1つのストーリーの流れができている。しかし本作はシナリオ間の整合性を考えると 全体の流れにほころびが生じる出来となっているため、「(理由はどうあれ)とある人物が思慮の浅い行動をとった事で、 彼の後継者は殺人の濡れ衣を着せられて意味不明な奇行に走り、成歩堂をはじめとする関係者がとんだとばっちりを受ける」という妙なストーリーとなってしまった。
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379 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:14:51.08 ID:DlXcRJtV0 - 各シナリオを個別に見た場合にも問題はあるが、
その中でも第3話の破綻っぷりは群を抜いている。 問題点を簡単にまとめると、まず事件概要を聞いた時点で 一連の犯行を実行する事のおよそ不可能な人物が単独犯として起訴されている事、 にも関わらずシナリオの最終局面までその点を突っ込めない事、 審理を終えて判明した「真実」にも矛盾が残る事、などが挙げられる。 矛盾を暴く事が目的のゲームでプレイヤーの目の前にある矛盾を突きつけられないのでは、 最早ゲーム根幹の否定とすら言える。キャッチフレーズが「嘘を暴く快感」なのにこれでは 「(本当は暴けるのに)嘘を暴けぬ煩わしさ、不快感」である。また、一度この違和感を覚えてしまうと、 第3話の法廷パートは大半がグダグダに感じられるだろう。 『逆転裁判』シリーズの過去作品のシナリオにも、オカルト要素という特例による強引な 説明や多少の矛盾点などはあったが、物語としての評価が高かったこと、有志の考察で 一応納得できる説明ができたことで概ね許容された。しかし本エピソードが抱える疑問点は「主要人物の言動・行動 の意図がわからない」「ストーリー運びに納得できない」といった大きな問題につながっている。
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380 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:15:43.14 ID:DlXcRJtV0 - ちなみに本作ではオカルト要素が物語に直接関わることは一切ない。
主人公の能力は単に『特定の状況下で集中力が異様に高まる』というだけで超常現象の類ではないし、 後述するサイコ・ロックは事件には直結していない(そもそも相手が隠し事をしていることが わかるというだけの力なので本来ならこれが原因で破綻が生じる筈がないのだが…) また第3話には、プレイヤーにとって事件の全貌を知るヒントとなる回想シーンがない (シリーズの他のエピソードでは多用されており、この逆転裁判のみならず大抵の推理モノで 多用されている演出である)。この事もあって、ただでさえ疑問点の多いシナリオに対するモヤモヤが晴れず、 登場人物たちの事情・心情面の掘り下げもなく、消化不良感の強いエピソードとなった。 代わりに多用されるのが事件のヒント(と言っても事件のキーではあるがヒントとしては ほとんど機能していない)となるライブシーン。スキップ不可能な上に十回近く見せられることとなる。 しかもそこから謎を見つけるのが結構難しい。
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381 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:16:20.37 ID:DlXcRJtV0 - 第3話の事件は、とあるコンサート会場で起こるのだが…
被害者は会場の楽屋で何者かの手により瀕死の重傷を負うが、現場に居合わせた刑事が目を離した隙に姿を消し、 ほどなくしてコンサート会場のステージのせり上がった舞台装置の上から発見されるという不可思議な状況が起こる。 依頼人(被告人)はその被害者の隣で気絶していた。 殺人犯がそんな事をして何のメリットがあるのか全く理解出来ない上、短時間で誰にも目撃されず 一人で実行するのは無理がある(被告人は10代前半の子供、被害者は大柄な男性である)。こんな状況で被告人は逮捕された。 しかも件の舞台装置は全高数メートルというもの。当然せり上がるのに時間もかかるし、こんなもんが 動こうものなら駆動音がする筈である。 しかしこの奇妙な事態については、裁判の中でろくに話題に上らない。裁判の最初に刑事から 「犯人は歌の歌詞通りに(犯行を)したかったからだと考えられる」と説明されただけ。以後の説明・解明は一切無し。 そもそも歌詞の通りに殺人を起こした理由すら立証されない (*1) 。 現場検証の結果、被害者は犯人と格闘した末に殺された事がわかるのだが、 被害者が息を引き取る間際に犯人のことを聞いても「わからない」と答えていた。そうなると真犯人は、 顔を見られずに格闘し、銃を奪い、至近距離から射殺したという離れ業をやってのけたことになる。 加えて真犯人である人物は覆面もそうそう被れないような(そもそもこれだけで誰なのかを特定できるような)特徴的な髪型をしている。 これらの事実から、「真犯人は超能力者である」などと言われることもある。そうでもないと説明がつかない。 このことに関しても、劇中では一切の説明もなされずに裁判が終わってしまう。
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382 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:17:09.66 ID:DlXcRJtV0 - 劇中のイリュージョンを事件に関連付けようとして話に無理が生じている。
歌姫がA地点からB地点に瞬間移動するというイリュージョンなのだが……。 A地点で歌っていた歌姫は影武者で、本物の歌姫が通気口を通ってB地点へ移動している最中に 銃声を聞いたことが事件の証拠になるのだが…。 口パクで演じている影武者に、歌姫が歌を移動しながらマイクで届けていたためにマイクが銃声を拾っていたというのが証拠になる。 のだが、A地点に影武者がいるのならば最初からB地点で潜んでいればいい話なのである。それをむりやり事件に組み込んだため不自然さだけが残る。 それなのに「目撃したのはステージからB地点に移動している最中」であると断言される。あれ? この事件で犯行に使われた凶器は撃てば大人の男性でも 肩を痛めるほどに反動が大きい大型拳銃で、その反動の大きさについては作中でも 幾度となく語られている。子供である被告人に撃てるはずがなく、仮に撃ったとしたら 肩を痛めているはずで、逆に言えば被告人が肩を痛めていない事は無実の証拠となる……と 考えられるのだが、その点には一切触れる事ができない。検察側からの説明もほとんどない。 それでいて、真犯人は最終的に肩を痛めていることが決定的な証拠となり逮捕された。 分かってるなら何故それを最初に調べない。 しかもその顛末について、「争って奪ったんだから変な体勢で撃った。だから腕を痛めた。 たぶん。」というオドロキの推論だけが提示され、誰もそれに疑問を出さない。 この3話は、シナリオだけでなく登場人物のやっていることも意味不明である。 被害者が事切れる間際に口頭で残した言葉は、犯人ではなく目撃者を示すキーワード。 しかも、もってまわった非常に曖昧な内容だった。 しかもこのキーワード、明らかに意図的にミスリードを誘う内容になっている。 被害者がそんなことをして何の意味があるのか。というか、その目撃者とやらも当然被害者の知人のはずなのだが?
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383 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:17:55.97 ID:DlXcRJtV0 - 同じタイミングで書き残していたダイイングメッセージは自分の国際警察の登録ナンバー。
自分の身分よりも書き残しておくべきことがあったはずでは… さらにこの被害者は撃たれてからしばらく息があった。にもかかわらず 消されたダイイングメッセージを書き直したりなどはしない。事切れる前に喋るだけの気力はあったのに… そして証言台に立った目撃者は、外国人であるのに多少は 日本語が使えるからと通訳もつけずに証言させられ、誤解を生む発言をして裁判を混乱させる。 被告人は本当は目が見えることと(後述のネタバレにもあるが) 日本語がしゃべれることを偽り、目撃者は本当は盲目であるのに目が見えると偽り 目撃証言をする。この二人は普段から自身の健康情報を隠すため口裏を合わせて 行動しているらしいのだが、裁判所の証言台の上でこのようなことをしている設定には 無理が残る。この3人の余計な行動のせいで捜査と裁判がいたずらに混乱させられた。 しかもこの3話は、上記のような不可解な事件概要についての説明・解明が 一切されないまま、真犯人が決定的な証拠も無いのに(更に言うなら動機も 可能性が掲示されただけなのに)勝手に自白するためシナリオの破綻にますます拍車をかけている。 もっと言えば、「プレイヤーを置き去りにしてゲームの中で勝手に盛り上がって勝手に終わるシナリオ」とも言える。 被告人も密輸の共犯者だったのだが、密輸の動機については「事情は言えないが、お金が沢山必要だった」というだけで、 その肝心の「事情」については最後まで不明のままの為に感情移入もできない。「実は被告人が密輸の黒幕で、 真犯人は不要な殺人をさせられた良い人」などという説もある。 その他の物語の謎についてはこちらで。
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384 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:18:45.53 ID:DlXcRJtV0 - 最終話が一番盛り上がらない。ボリュームも薄い。
はっきり言ってしまうと1話が最高潮(その1話も改めてみると若干アレだが)。だが、 そこで感じる面白さとは「これから先起こる事への期待によるもの」であり、最終的に真相を知ってしまえば全て消え失せることになる。 最終話は他のエピソードと異なり、「メイスンシステム」というシステムが登場するが、突っ込みどころは非常に多い。 シナリオを進めると、このメイスンシステムは裁判員が事件の参考資料として事件に関連する過去・ 現在の出来事を追体験していたものである事が明らかになる。このシステムの中で起きる出来事の内容は、 成歩堂の単独調査により作成されたもの。 しかしシステム内には「現代で得た証拠を過去の人物につきつける」「超常能力である“サイコ・ロック (*2) ”(現実には、成歩堂以外には認知できない)を見せている」などの内容が含まれ、再現性も客観性もない。 しかも成歩堂は、最終話の真犯人に対する個人的な報復感情を疑われる経歴があり、 意図的な印象操作や内容の改竄が加えられた可能性がある(少なくともその動機がある)。 結局メイスンシステムは、真偽が定かでなく、また正当性の認めがたい表現や 証拠品が用いられていて、参考資料と説明されても納得のいかないものである。 しかも、内容の大半が過去にナルホドが担当した事件の解明に当てられている。 ちなみに参加者の選出も成歩堂によるもの。誰が参加しているか分かるのは6人目だけで、 残りの5人は知人を集めたという。いいのかそれ。
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385 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 01:19:30.52 ID:DlXcRJtV0 - 裁判員制度の描写も間違い(もしくは誤解を招くようなもの)だらけで全く参考にならない。
本作の裁判員制度は法廷に備えられたカメラで別の部屋の裁判員(さらに全国に生中継している)に情報を見せているため、 法廷内に裁判員はいない。言うまでもないが、この時点で本物の裁判員制度とはまるで別物。ちなみに判決は投票で行い、 全員一致でなければ判決は下されない。 過去の作品にも裁判の制度などに現実とかなり違う部分がいくつか見受けられたが、 そちらは分かりやすさや爽快感を重視して敢えて大げさに強調したものであり、 「ゲーム」としては特に問題は無かった。今作も一応それに当てはまらなくもないかもしれないが、 こちらは説明書に本物の裁判員制度のサイトまで載せているため無視できない。 今作における「裁判員制度」とは「証拠の無い相手でも集団で追い詰めれば有罪に出来るシステム」でしかなく、 これでは宣伝どころか酷いネガティブキャンペーンである。成歩堂は幼少時に自身が掛けられた学級裁判 (*3) から何も学ばなかったのだろうか。
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387 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:12:13.07 ID:DlXcRJtV0 - 旧作裁判豚は長文読めないくらい池沼だということだな
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388 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:13:06.84 ID:DlXcRJtV0 - 真犯人の証言に対するオドロキの尋問はたった1回きりで終了し、突きつける必要のある証拠品も少ない。
しかも最後の証拠品を突きつけたらその後勝手に話が進んで勝手に終わる。それまでプレイヤーはただメッセージを送るのみ。 どこが面白いの、これ? この通り、ほとんど成歩堂メインで話が進む。ラスボスにとどめを刺すのは裁判長と検事で、 最終局面を左右するのは裁判員制度(モドキ)。オドロキの空気度合がヒドイ。 真犯人を立証することで被告人の無罪を勝ち取るのが逆転裁判の恒例なのだが、 4最終話では立証できず、裁判員によって無実にしてもらう (*4) 。つまり、ラスボスの罪を問うことはできずに逃げられてしまう。 もっともラスボスは既に別の罪状で逮捕されて刑務所送りになっている上に、この裁判員制度ならどうとでもなりそうではあるが。 というかこの法廷、一人の一般人がほぼ全てを取り仕切っている時点で色々ありえないのだが。 4話の被害者のアトリエにある絵画の下に隠された絵の謎。 何故かオドロキが扱った事件(1話から3話の事件)を象徴する絵が描かれていたがスルー。 実は被害者が「成歩堂法律事務所のことを気にしていた」と被告人から語られる。 そもそも、どうして外出するのが嫌いな被害者がその情景を知っていたのかもさっぱりわからない。 だいいち、成歩堂の動向を気にするならともかく何故事務所を気にしていたのか、 それに2,3話の事件に関しては成歩堂はほぼノータッチ(はっきり言って役に立たないアドバイスと 王泥喜を小馬鹿にするコメントだけ)なのだが。 1話のOP冒頭の絵描きの姿、OPの絵柄がデッサン風なのが一応伏線になっていたのだが特に意味はない。
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389 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:14:15.51 ID:DlXcRJtV0 - 弁護士であるオドロキの母親が裁判員の中に含まれていた。当然ながら現実の裁判員制度において、
事件関係者やその親族が裁判員に選ばれる事はない。成歩堂は「裁判員選別の時点では彼女は記憶喪失であり、 実は親族であったとしてもそんなことは知りようがない。だから何の問題も無い」などと言っているが、 成歩堂自身がその事実を知っていた以上、詭弁以外の何物でもない。 それ以前に彼女は3話の依頼人の保護者でもあるため、親族云々を差し引いても立派に関係者である。 また、今作にも最終話にバッドエンドが存在するが、過去作品では「証拠品の提示の間違い」で発生するものだったのに 対して今作は「意図的に間違った答えを選ばなければならない」という条件であり、普通にプレイすれば絶対に発生しない。 そのため、そもそも入れた意味すら不明である。 結局この最終話も3話と同様、プレイヤーを置き去りにしているシナリオと言える。
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390 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:15:15.52 ID:DlXcRJtV0 - キャラクター面
今作に登場するキャラは誰も成長することがない。 それどころか元弁護士が犯罪を平気で犯したり、犯罪を引き起こした検事が何の罪にも問われないといったように、 倫理上問題のある描写が多い。そして何より、前作に登場した人気キャラが軒並み改悪されている。 ADVというジャンルの関係上テキストは最重要要素であり、 今作の問題点の一翼を担っているのは間違いないだろう。 主人公・王泥喜法介 期待の新主人公。第1話が法廷デビューとなる新米弁護士。 キャッチフレーズは「天啓の大音声」。本人も認める数少ない取り柄の一つなのだが、声がすべてポポポ音の「逆転裁判」では 声が大きいということはまったく伝わらない。 こんなものは本来ならわざわざ取り上げるまでもない些細なことなのだが、 設定的にも作中の人物像的にもこれ以外に取り柄が見当たらない。 その大音声も、第1話で発声練習をしすぎてまともに声が出なくなってからは まったく触れられることがなく、まともに活かせていない。 プレイヤーの分身であるにも関わらずいいところがない。彼を放置して 周囲が勝手に話を進めてしまう場面も多く、存在感がどんどん薄くなっていく。 (多いので下記リンクより)(ネタバレ要素多めなので注意!!) 逆転裁判4/登場人物について 主人公・王泥喜法介 期待の新主人公。第1話が法廷デビューとなる新米弁護士。 キャッチフレーズは「天啓の大音声」。本人も認める数少ない取り柄の一つなのだが、声がすべてポポポ音の「逆転裁判」では 声が大きいということはまったく伝わらない。 こんなものは本来ならわざわざ取り上げるまでもない些細なことなのだが、 設定的にも作中の人物像的にもこれ以外に取り柄が見当たらない。 その大音声も、第1話で発声練習をしすぎてまともに声が出なくなってからは まったく触れられることがなく、まともに活かせていない。 プレイヤーの分身であるにも関わらずいいところがない。彼を放置して 周囲が勝手に話を進めてしまう場面も多く、存在感がどんどん薄くなっていく。
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391 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:16:09.85 ID:DlXcRJtV0 - 前作までの主人公・成歩堂はどんなに困難な壁に直面しても熱いハッタリをかまして突破口を開いていたのだが、
王泥喜は犯行を立証できないとすぐにヘコんであきらめてしまう。 成歩堂やみぬきはまだしも、ライバルである検事にまでフォローをしてもらわないと 前に進めないという場面が多く、主人公としての活躍を見せる場面がない。 ラストのモノローグで本人も語っているが、結局最後まで弁護士として成長することはなかった。 最終話は「逆転を継ぐ者」というタイトルなのに「発想の逆転」「ピンチの時こそふてぶてしく笑え」といった 前シリーズのお馴染みのフレーズすら出て来ず、全然「逆転を継」げていない。 また、知らなかったとはいえ、捏造された証拠で勝利を勝ち取った裁判が存在するという主人公としては 致命的な汚点が存在する。事実を知った時は衝撃を受けていたが、その後は特に気にする様子もない。 最終話における王泥喜の出番は現在の裁判だけで事件の真相にあたる重要な話はすべて成歩堂を操作して行うため、 王泥喜自身は事件の真実に達していない。プレイヤーがメイスンシステムの中で見知った情報は 「ナルホドさんから聞いた」の一言で済まされる。これで主人公なのか? しかも、最終的に決着をつけるのは検事&裁判長、最後は裁判員と徹底して魅せ場を奪われる。 シリーズのお約束であるエンディングでの「異議あり!」は1人で行う発声練習。しかも背景絵の無い真っ暗な中。 最後の最後までまともに相手をされないのであった。 公式設定である「熱い性格」がことごとく空回りしている。むしろ他人からナメられることが多い。というか、作中で彼をナメていない人物の方がずっと少ないという有様である。 テキスト面でも一人称が「オレ」という点と初登場時の成歩堂より年下という以外に成歩堂と大差がなく、熱さが感じられない。イメージカラーの赤も御剣とかぶっているし。 唯一熱い面を見せる「どうしようもない態度を取る成歩堂を殴る」という場面があるのだが、これすらもキャラクターデザインの塗和也氏が 「これじゃ全然熱いキャラじゃない」と進言するまで存在しなかった。
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- 【検事資料集】逆転裁判&逆転検事240【9/20】
392 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:16:51.82 ID:DlXcRJtV0 - 見ていて爽快感のあるアクションがなく、パッとしない。
重要な「持論を展開して検察側を攻撃する」際のアクションが、モーション・表情とも地味。 おなじみの「指さし」「机叩き」は、成歩堂がやっていたものとほぼ同じ。彼独自の要素を強いて挙げるなら、 堂々としていた成歩堂と比べると姿勢が控えめになっていることくらい。 これらの要素を統合して「劣化成歩堂」と呼ばれることもある。 「なぜ弁護士になったのか」という理由が最後まで不明のまま。というより、 彼の過去に関する話がまったく出てこない。シナリオ中の話から考えると、かなり複雑な境遇のはずなのだが…。 そもそも「泥」という主人公に似つかわしくない字を使った名字はどうにかならなかったのだろうか (*1) 。 問題児ばかりの本作において数少ないまともな人物だが、新シリーズの看板を背負った主人公としては落第レベルであった。
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393 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:17:45.46 ID:DlXcRJtV0 - 新ヒロイン・成歩堂みぬき
成歩堂の娘(養女)。天才的なマジシャンで、中学生ながら成歩堂家の収入を支える大黒柱である。 第2話以降、王泥喜の助手として捜査や裁判に同行する。はずなのだが… 基本的に王泥喜を信頼していない。王泥喜よりも成歩堂や牙琉検事の方を誉めることが多く、 王泥喜のことはむしろ小馬鹿にしている。 捜査でも裁判でも役に立たないため、「一応仲間になる」という認識でいいだろう。 劇中ではオドロキの話し相手ぐらいの役割しか与えられておらず、極端にいえば「ただの付き添い」である。 「天才的なマジシャン」という設定だが、その能力が作品中で生かされることはほとんどない。 それどころか法廷で王泥喜に対して「最初はツカミが大事」とムチャクチャなことを言う始末である。 言うまでもないが、法廷はショーの舞台ではない。 「マントの中に仕込んだ手品用の人形を使って人質に取られた振りをして、 休廷しろと裁判長を脅す」というのが作中で唯一の手品を活用した場面。 バレなかったからよかったものの(よくないが)、 バレたら間違いなく法廷侮辱罪を食らっているところである(実際牙琉にはバレていた)。 第4話(過去)と第1話で捏造証拠を渡した張本人。 その結果成歩堂は失脚し、王泥喜も一歩間違えたら同じ目に遭うところだったのだが、みぬきは特にお咎めなし。 まだ幼かった過去パートならまだしも、現代パートでも罪の意識などは微塵も感じていない。 「みぬき、分かっちゃいました!」でも王泥喜には教えない。 「"ホーリツ"ってなんかカタそうだし。みぬき、学校でトモダチできなくなっちゃうよ」と、 成歩堂が亡き師匠から受け継いだ法律事務所を「成歩堂なんでも事務所」に改装する。
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394 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:18:53.66 ID:DlXcRJtV0 - ライバル検事・牙琉響也
第2話から登場。検事でありながらロックバンド「ガリューウェーブ」のボーカルをつとめるヴィジュアル系のイケメン。 成歩堂失脚の関係者であることが示唆されており、全編を通して主人公の因縁のライバルと位置づけられている。 その割には王泥喜とプライベートで馴れ合ったり、王泥喜に何度も助け舟を出したりと協力的な姿勢を取る。 特に法廷では何度も詰まる「おデコくん」をフォローするような言動が多く、「みぬく」システムで王泥喜が証人に言いがかりをつけても 反論を行わずにそのまま進めさせる。 旧作の検事の中には事件の核心に迫る尋問さえ「不当な言いがかりである」と牽制していた者もおり、 いずれも成歩堂の「敵」としてのスタンスを貫いていた。証拠もない「みぬく」システムは、 この男が反論せず好きなようにやらせているから成り立っているものであるため、異様な不自然さが残る。 旧作の検事たちは信念・私怨などそれぞれの理由があって、「何が何でも勝つ」という姿勢で立ちはだかる強敵として描かれてきた。 これに対して牙琉は常に飄々とした(悪く言えばいけ好かない)態度を取り、反論でダメージを与えた際のリアクションも、 冷や汗を流したり頭を抱えたりする程度とインパクトが弱く、敗訴しても余裕のある態度を見せるため、カタルシスが感じられない。 というのも、牙琉は法廷を「検事と弁護士の戦いを通じて真実を追求する場」とみなし、 勝ち負けにさほどこだわらない性格をしている(とされている)ためである。これだけ見ると検事としては立派に思えるが、 「副業のバンドのライブがあるから裁判を早く終わらせろ」と言ったり、王泥喜が反証しないことをいいことに無実の被告人をそのまま有罪にしようとしたりと、 やっていることは不誠実きわまりない。それでいて、王泥喜が真実をあきらかにしていくと「その程度のことは最初からわかっていたよ」という言動をとるためタチが悪い。 無実と判っているならなぜ起訴をした。 こんな調子であるため、「バンドのボーカルを兼業するビジュアル系のイケメン」「涼やかで軽い性格だが、(前述した)信念には忠実」といった設定が、 後述の問題点と合わせて鼻についたり矛盾していたりする。 成歩堂失脚の原因であることが示唆されているのだが、その原因はこの男の軽率な行動にある。
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- 【検事資料集】逆転裁判&逆転検事240【9/20】
395 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:20:10.87 ID:DlXcRJtV0 - 自分の初裁判において、「正々堂々と戦いたい」という理由で、弁護士であるラスボス(実の兄)に証拠品や捜査情報を開示してしまう。
結果としてラスボスに証拠を捏造する機会を与えてしまった。 どうしても「正々堂々と戦いたい」のであれば、判事立会いのもと予備審問を行なえばよい話であり (*2) 、 それを行わずに捜査情報を漏らすのは立派な犯罪行為(守秘義務違反)である。これは検事として知っていて当然のはずなのだが。 もちろん、これは7年前当時の話である。最終話の現代後半の裁判では「法律がゼッタイ」という兄の言い分をバッサリ切り捨てて 裁判長とともにトドメを刺した。…って、それは主人公の王泥喜がやるべきことなのでは? 自分が出演するコンサートで殺人事件が起こったのにライブ中にミスを犯した人間を探すことに躍起になり、 事件の調査をまったく行わない。それどころか事件の調査をしている王泥喜にその仕事を手伝わせる。 さらに王泥喜が被害者のメッセージを聞いた際にもその話に取り合おうともしなかった。 上記のことを王泥喜に非難された際に言った台詞が「僕は自分が必要と思う調査は全部やる主義だ。 何も知らない新米の君にとやかく言われる筋合いはない」。どの口でそれを言うか。 『逆転裁判4』のなかでも問題点が特に多いとされる第3話だが、この男の問題点も第3話に集中している。 子供を状況証拠だけで犯人にする。 その理由も「銃声がして人が駆けつける」→「部屋に1つしかない扉からは出られない」→ 「通気口ならば出られる」→「通気口のところに容疑者の指紋があった」→「だから犯人」というもの。 この理由は容疑者が犯行時に部屋の中にいたという証拠がなければ成り立たないうえに 「指紋がいつついたのか」ということが立証できなければまったく意味を成さない。過去の作品では証拠が見つかっても 「それが事件当日に関係したものか?」という点まで明らかにしていたのだが…。 「逆転裁判」の歴史の中でも証拠も証人もいないのに検事が犯人を仕立て上げる話は『4』の第3話しかない。 捜査の証拠を運搬するための運送ルートを私物の運搬に使用する。 言うまでもなく職権乱用行為であるどころか、それを密輸に利用されてしまうという大失態を犯している。 第3話の事件の概要は「密輸に気づいた被害者が口止めのために殺害された」というもの。つまり、この男の職権乱用が密輸の機会を与えただけなく死者まで出したというありえない話なのである。 さらに、この密輸事件は国際警察が世界レベルで取り締まっているものであり、司法長官までも関与が疑われる大事件であった。なのにこの男の責任については一切言及されない。 それどころか、この男はそのことについて反省はおろか責任や罪悪感すら感じていない。むしろ、自分の私物を密輸品のやりとりに利用されたことに(さらにそれを証拠隠滅の為に燃やされたことに) 逆ギレするという始末である。 ライバルにしては張り合いのないキャラクターや自らの軽率な行動でいくつもの大事件を起こしていることから、ライバルとしてだけでなく検事としても失格だといえる。 また、主人公を差し置いてラスボスにトドメを刺すなど、一部では典型的なメアリー・スーとして批判されている。
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396 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 02:21:23.11 ID:DlXcRJtV0 - ラスボス・牙琉霧人
牙琉響也の兄。裁判長曰く「現在の法曹界で最高の弁護士」。 王泥喜の師匠だが、第1話の事件の真犯人として逮捕され、第4話では過去の事件の黒幕として成歩堂と対決することになる。 ラスボスでありながら、その言動・人間性があまりにも小さい。 動機は「依頼人に担当弁護士から外された」というもの。 プライドを傷つけられたことへの逆恨みという、殺人犯としてはどうしようもない小物なのである (*3) 。 ラスボスなのにプロローグにあたる第1話の犯人として捕まる。しかも第4話の最終法廷まで服役している。 個々の行動にもマヌケなところが多い。 依頼人とのポーカー勝負で負けたために、裁判前日になって担当を外される。 贋作師に依頼して作成した捏造証拠を使い、後任の弁護士となった成歩堂を陥れる(第4話・過去)。 しかも最初にその捏造証拠を使おうとしていた相手は、その事件が検事としての初仕事であった実の弟。 捏造証拠を作った贋作師や関係者を場合によっては始末しなくてはならないと考えて、1人で7年間ストーキングする。 中でも捏造証拠を作った少女に対しては、殺害するためにさまざまな罠を仕掛けていたことが判明するのだが… 依頼書の中に毒を塗った切手を入れておき、その切手を使って返信を求めるという方法を取るが、 人気マジシャンの記念切手でやったせいで使われずに飾られてしまう。そして7年後に少女の父親がそれをたまたま使用して死亡する。 余計なことをしたばっかりに7年ごしで真相がバレてしまった。 今度こそ少女を殺害するために、爪を噛む癖がある彼女に毒入りマニキュアをプレゼントするが、 自分が愛用しているブランド(かなり特殊なもので所持者は限られている。要するに特定は容易)のものを ご丁寧に小瓶ごとそのまま使ったせいで弟に一発で気づかれる。おまけに、独房にも同じものを持ちこんで堂々と使っていたため、成歩堂にも気づかれる。 元依頼人を始末して、成歩堂に罪を着せようとする(第1話)。 裁判中にキザな台詞をたびたび口にするが、 そのいずれもが当人が知っているはずのない事件現場の状況と一致しており、 その結果逮捕される(第1話)。さらに、「7年前の復讐」と口を滑らせたせいで、 過去の事件との接点を成歩堂に気づかれる。 隠し通路の中でずっと機会をうかがっていたと説明されているが、被害者が1人になったのはまったくの偶然。 つまり、機会が訪れるまで隠し通路でじーっと待っていたことになる。 そもそも復讐をしたいのなら、被害者は指名手配されていたのだから警察に通報すればよかったのである。 わざわざリスクの高い殺人を犯したせいで逮捕され、弁護士資格を剥奪される羽目になった。
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402 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:35:12.50 ID:DlXcRJtV0 - 旧作裁判豚は春夏秋冬限らずブーブーブーブーだろw
長文読めないオナニー旧作信者は 夏休みの宿題wも提出せずにズル休みでオナってろよwww
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403 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:36:02.58 ID:DlXcRJtV0 - >>397
旧作裁判豚は童貞と書いたつもりだが
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404 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:36:52.54 ID:DlXcRJtV0 - 最終法廷での壮大な自爆(第4話)。
証拠が不十分で起訴できない状態だったのに自白してしまう。 事件に裁判員制度が導入されていることを知らされたにも関わらず、 裁判員たる市民のことを「日々を感情のおもむくままに行動し、論理的な思考もできない」「オロカな連中」 「無知なる市民ども」などと見下す発言を連発、その一部始終を全国にテレビ中継される。 挙句の果てにそれを仕切っていたのが成歩堂だと知らされるや盛大にブチギれるが、 弟検事と裁判長に発言をバッサリと切り捨てられる。最後の何かが覚醒したかのようなリアクションは (別の意味で)一部のファンから愛されている。 このほかにも小物すぎる言動・行動が多々あるため、 一部ではネタキャラとしての扱いが定着している。詳しくはこちらを参照。 真犯人なのにプレイヤーがとどめを刺せない。 過去の作品では真犯人を告発することで被告人の無罪を証明してきたのだが、 今作ではこの男の犯行を直接立証することはできず、被告人の無罪のみを裁判員制度で勝ち取る。 最後の最後でとどめを刺せないのでは、犯人失格であろう。 また、この男は主人公の師匠なのだが、第1話で早々にいなくなってしまうのでそういった印象はかぎりなく薄い。 この問題は旧作でも発生しており、成歩堂の師匠・綾里千尋が殺害されるエピソードは 当初第1話に入れる予定だったが、「これでは感情移入ができない」という指摘があったためそのエピソードを第2話に回し、 チュートリアル的な第1話を作ったという逸話がある。ずっと昔に思い止まった過ちを何故ここに来て犯すのか。 ある謎を抱えている。 それはメイスンシステム内の成歩堂パートで登場する解除不可能の「黒いサイコ・ロック」である。 通常のサイコ・ロックは物語内で全て開錠されるのだが、この黒いサイコ・ロックだけは手つかずのまま物語が終わる。 そもそも本当に「黒いサイコ・ロック」は存在したのか? という疑問もあるのだが、作中の真相などから推測すると依頼人への逆恨みとしか説明できず、 演出の割に隠していることがショボい。次回作以降の伏線と考えられなくもないのだが、この程度の小物が絡んでくる余地があるとは思えない (*4) 。 以上のようにラスボスとしても師匠としても落第の人物だが、そのマヌケな姿からネタキャラとしてかなりの高評価を得ている。
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405 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:38:01.55 ID:DlXcRJtV0 - ナルホドウ信者オナニー君
涙目顔真っ赤で電車飛び込み自殺10秒前wwwwwwwwwww 214 名前:枯れた名無しの水平思考 投稿日:2011/08/27(土) 15:55:09.83 ID:VBqX5qxs0 ナルホがあのように変化してしまった時 もう自殺したくなりましたよ、ええ。 無敵の弁護士は完全に葬られてしまったのだと。
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406 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:39:06.92 ID:DlXcRJtV0 - ロジックチェス>>>>>>>>>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>>>>>>>>>サイコロック>>>>>みぬく(笑)>>>>ちっぽけなID:5uRee/c50
という存在
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407 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:40:05.71 ID:DlXcRJtV0 - すべての元凶・或真敷(あるまじき)ザック
今作における諸悪の根源。7年前に師匠を殺害した罪で起訴されるが、 そのまま法廷から逃亡して蒸発。その際に1人娘のみぬきを置き去りにした。 ストーリーの中心を担う人物でありながらその行動があまりにも意味不明で、 『逆転裁判4』最大の破綻を引き起こしている。 彼の正体は第1話の被害者・浦伏影郎(本名は奈々伏影郎)。第1話の時点では名前以外わからない正体不明の男であり、裁判中でもその点は触れられない。 7年前に担当弁護士を「ポーカーに負けたから」という理由で解雇し、私怨を抱かれる。 これは真剣勝負を通して相対する人間の本性を見抜くというザックの主義だというのだが、弁護士として信用できるか否かではなく 自分が蒸発した後に娘を押しつけることができる人間を選んでいたというのが真実である。 最初から失踪するつもりで裁判に臨んでいた。 自分の無実を証明する証拠を持っており、それを成歩堂に託しておけば無罪を勝ち取れたのに、 「あのときは自分が消えることで手一杯だった」と言い訳をする。その証拠は紙切れ1枚であり、 裁判の前に成歩堂と談笑する時間もあった。いったい何が「手一杯だった」のだろうか。 これについてはメイスンシステムの中で「殺人容疑者である自分が受け継いだ或真敷一座の権利を 安全にみぬきに相続するために、7年間失踪して自分を死亡扱いにする」という計画であったことが判明する。 第1話で2人が会っていたのは、権利書に保護者である成歩堂のサインをしてもらうためだった。 …ということなのだが、わざわざこんな遠まわしの方法を取らなくても、7年前の法廷で無罪を勝ち取り、 自分でみぬきへ権利譲渡すれば済む話である。 上記の密談のあと、いきなり「弁護士風情が手品師の真似事をしているのが許せないんだよ」と難癖をつけポーカー勝負を持ちかける。 後にこの勝負で成歩堂にイカサマの濡れ衣を着せて「7年間無敗」という地位と名誉を失墜させようとしていたことが判明する。 そのために数日前から協力者を店の中に送り込んでもいた。しかし成歩堂は「大事な勝負のときはみぬきの力でイカサマしていた」と白状しているうえに、 ザック自身もそれに気づいている。にも関わらず「お前の勝ちはイカサマだ」と難癖をつけてくる。そして、自分のイカサマが失敗すると、 逆ギレして協力者のイカサマ師をボトルで殴り倒し昏倒させる。 いや、そんなことよりも、そもそもザックは娘を成歩堂に預けるために店に来ていたはずである。 娘の保護者を失墜させて何の得があるというのか。 このように、いったい何がしたかったのかさっぱり分からず、一連の行動についての説明もない。 諸悪の根源そのものであるザックなのだが、プレイヤーがこの男を断じることはできない。なぜなら、 第1話の開始時点ですでに故人になってしまっているからである。同情の余地はまったくないし、 人によっては殺害されて清々した、と思うだろうが。
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408 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:40:53.02 ID:DlXcRJtV0 - 或真敷一座
或真敷ザックの所属するマジシャンの一座。その名のとおり人として「あるまじき」行為を行い、 『逆転裁判4』のさまざまなところで問題を引き起こしている。 - 一座紹介。最終話のネタバレ含む 或真敷天斎 或真敷一座の座長であり、ザックとバランの師匠。ザックに或真敷一座の権利を譲渡したあと、 他殺と疑われるような状況を仕組んだ上で自殺。その理由は結局明らかにされなかった。 ザックとバランに「自分を殺せ」という手紙を送りつける。 それは継承者を見定める試験であったのだが、天斎が自殺したあとにその手紙が犯行動機ではないかと疑われる。 自分の娘の事故を生きていたにも関わらず死亡扱いにし、それをネタにしてザックとバランを脅迫し続けていた。 7年前の裁判の原因をつくった男であり、「あるまじき」一座を象徴する人物といえる。 ただし、脅迫し続けた件は生きている内に謝罪している。 或真敷バラン ザックの弟弟子。天斎の自殺を最初に発見し、ザックに殺人の疑いがかかるよう工作した。 さらに自分が天斎を殺してその罪をザックにかぶせる計画を企んでいたことも明らかになるが、 このことに対しては以下のように因果応報な仕打ちを受けている。 ザックが裁判中に失踪したために、自身も天斎殺しの容疑をかけられ地位も名誉も失った。 証拠不十分として釈放されたあとも世論はバランを悪人として扱い、表舞台から追放された。 しかも7年間の間、或真敷一座の権利がザックとバランどちらが 受け継いだかということが明らかにされていなかったため、一座の手品は一切使うことができず、 オリジナルの手品で生活していくしかなかった。さらにステージもデパートの屋上などの小さな場所に限定されており、 大きなステージで堂々と行う事はできなかった。 「行方が7年間不明だったものは故人として扱う」という法律により、唯一の生き残りである自分が 一座の権利を譲渡されると意気揚々としていたところ、成歩堂にザックが一座の権利を娘に渡したという事実を突きつけられ愕然とする。 ある意味、天斎とザックのせいで一番被害を受けた人物。ザックに濡れ衣を着せようとしたり殺人を計画したりと問題行動は多いが、 最終的には全ての罪を認め警察に出頭しているため、天斎とザックよりはまともだといえる。
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409 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:41:37.23 ID:DlXcRJtV0 - 或真敷優海(ラミロア)
ザックの妻 (*5) であり、天斎の娘。もともとはザックとバランと彼女の3人組で芸をしていた。 事故で死亡したかと思われていたが記憶と視力を失いながらも生きており、ボルジニアで歌手として活動していた。 第3話で被告人の保護者代わりとして初登場。被告人を助けるために証言する…のだが、芸能人としてのキャラ付けのために盲目であることを 隠して嘘の証言をしたり、事件の重要なことを意図的に隠していたりとグダグダな証言を繰り返し、捜査と裁判をいたずらに混乱させる。 「契約ですから」と言って自分から証言しようとしないことも。被告人の無罪とどっちが大事なのか。 過去の作品でも犯人の関係者ではないのに嘘をつく証人はたくさんいたが、 そういう証人に限って事件の核心に迫る情報をもっていた。が、ラミロアの場合 「私が聞いた犯人の声は、あの人です!」という情報しかない(無論、テープレコーダーなどで録音などの裏づけは皆無である)。 王泥喜とみぬきの母でもあり、前の夫が結婚から1年足らずで亡くなったあとザックと再婚。 ちなみに前の夫(王泥喜の父親)の話は軽く触れられただけで終わっており、名前や素性なども不明。 ボルジニアでの活動や王泥喜の過去についての話が作中には一切登場しないため、 次回作以降の伏線ではないかとも言われている。また、「(みぬきには)家族がいただけ幸せ」と言っているため、 前夫との子である王泥喜は施設に預けっぱなしだったのではと思われる。
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410 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:42:14.45 ID:DlXcRJtV0 - 助けるべき依頼人たち
今作の依頼人には完全な意味で潔白な人が1人も存在しない。 過去作における依頼人は一癖や二癖もありながらもなんだかんだでプレイヤーに助けたいと思わせるような人物が多かったのだが、 本作ではほとんどの依頼人は非協力的であり、ほとんどの場合何かしらの犯罪に関わっているため、 プレイヤーからすれば助ける気にもなれない。 - 依頼人について。ネタバレ注意 第1話:成歩堂龍一 前作までの主人公。常に非協力的で態度がいちいち癪にさわる。 しかも事件の全貌を把握しているため、裁判の後半には弁護士である王泥喜を差し置いて 自分でどんどん話を進めてしまう。 第2話:北木滝太 まだ気構えも実力も未熟なヤクザの息子。被害者を凶器持参で殺害しようとしたところで事件に巻き込まれている。 逮捕されて刑務所行きになる事を「箔がつく」と望んでいる節があり、 王泥喜に対しては非常に攻撃的かつ非協力的な態度を取る。 裁判の終盤では真犯人(自分の婚約者)をかばって嘘の自供をしかけ、 無罪になっても感謝するどころか真犯人を捕まえたことを責め立てる始末。 ここまで弁護してくれた王泥喜を何だと思っているのか。 第3話:マキ・トバーユ 外国の少年ピアニストだが、実は祖国では国外に持ち出せば極刑となる物品を国外に持ち出した密輸犯であることが明らかとなる。 裁判では日本語を喋れるにも関わらず喋れないと偽り、最終局面までだんまりを決めこむ。最終的には真犯人を告発する取引として 祖国ではない日本で逮捕されることで極刑を逃れた。密輸の動機は明らかにされていない。そのせいか彼よりも真犯人の方が人気が高い (*6) 。
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411 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 07:43:27.73 ID:DlXcRJtV0 - 第4話:絵瀬まこと
画家の娘だが、その正体は証拠品や美術品の贋作師で、成歩堂が失脚する原因となった捏造証拠を作った張本人であった。 ただし本人はそのことを全く知らず、事件の被害者である父親にその才能を利用されていた(当時はまだ小学生だった)。 非常に内気な性格で、ほとんど事件についての情報を語らない。また幼いころに誘拐事件に遭いかけて以来、 外にはほとんど出ていない。今作の依頼人の中ではまだマシな部類であり、前向きに評価する向きもある (実際、ヒロインであるみぬきよりも評価は高い)。 第4話(過去):或真敷ザック 売れっ子の奇術師。成歩堂が失脚する原因その2。詳細については前述の項目を参照。 とまあ、このような有様である。前シリーズでも何らかの形で犯行に関わっていたり 純粋に潔白とは言いがたい依頼人はいたが、事情や背景がきちんと描かれていた。 中には犯罪者(もちろん殺人ではない)もいたが、憎めないキャラクターづけがされていた。
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412 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:00:48.79 ID:DlXcRJtV0 - つ ー か ク ソ ゲ ー ま と め
も 知 ら な い と は 旧 作 裁 判 豚 は ど れ だ け 無 知 の ゴ ミ で 社 会 の 汚 物 な ん だ 早く電車に飛び込んでぐちゃぐちゃになって死んでほしいな
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413 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:02:04.34 ID:DlXcRJtV0 - 前シリーズのキャラクターの改悪
上記の要素に加えて大問題なのは、前シリーズのキャラクターがまるで別人になってしまっていることである。 成歩堂龍一 前作までの成歩堂は真実を追い求める熱い男であり、卑怯な手などは一切使わないはずだったのだが…。 証拠捏造で法曹界から追放された、という衝撃の設定で登場することに。 しかもその経緯は「休廷中にみぬきから証拠品を受け取る (*7) →審理中誘導される形でつきつける→ 即座に相手検事から『それは捏造』と断言される (*8) →追放」という、あまりにも情けないもの。 このあたりは実際にプレイヤーが成歩堂を操作して捏造証拠を突きつけることになり、 「なぜプレイヤーの手で成歩堂にとどめを刺させるのか」と批判されている。 また、検事の牙琉を新人であることから舐めてかかるという、 前作までの彼からは考えられない性格になってしまっている (*9) 。 この流れについても、土武六に「いつ依頼を受けたか」(最低でも裁判3日前以前)という証言を求め、 「ザックからの弁護依頼状(裁判の前日)」を提出すれば嵌められたことを立証できたのでは、ということがユーザーに指摘されている。 こうすれば謹慎処分程度で済んだ可能性が高い。 たった一度の捏造だけでバッジ剥奪というのは明らかに理由として弱いという批判もある (*10) 。 前作のEDからたった2ヶ月で弁護士バッジを取り上げられるという設定からしてあまりに酷過ぎるという声も多い。 前作との間は7年も開いているのに、なんでわざわざ2ヶ月なんて無茶な設定にしたのか。
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414 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:04:20.30 ID:DlXcRJtV0 - 成歩堂自身がラスボスを追い詰めるために平気で証拠捏造や盗撮を行う (*11) 。
いくら真犯人に決定的な証拠を消されたといっても、他に方法はいくらでもあったはずである。 実際、過去作では決定的な証拠を消した真犯人に対し既存の証拠品を機転を利かした使い方で突きつけ、 真犯人の自滅を誘って事件解決へと導いたこともあった。 その捏造した証拠を初対面の新人弁護士(王泥喜)に使わせる。 しかも、みぬき経由で手渡すという過去の自分がやられたのと全く同じ方法によって。 どう考えても王泥喜を自分と同じ目に遭わせたいだけのようにしか見えない。 その後、王泥喜に殴られるが謝罪なし。何かのはずみでバレようものならどうなるか、 成歩堂が一番よく知っているはずだが。 何かにつけて自分は動けないからと言って王泥喜を手駒として使いまくる。 さらに中学生の養女に生活費を稼がせる、自分の事務所で働いてくれている王泥喜を 「使えないマスコット」呼ばわりするという外道ぶり。 にも関わらず、初めから終わりまで完璧超人扱いされる。 前作からあまり間を置かずに追放されているのに、 弁護士としても完璧な人間に成長している。 たった1年足らずでそんなになれるわけがないだろうという声も多い (*12) 。 とにかく皮肉屋な面が前面に出ており、 プレイヤーの癇にさわりやすい。皮肉屋な面は第1作からあったが、 対象は関わった事件の真犯人(その中でも相当な悪人)に限定されていたので、 さほど問題視されていなかった。 このため旧作ファンからは「ダルホド」「ピアニート (*13) 」と呼ばれ、 蛇蝎のように嫌われている。「ダルホド」という呼称には「これは『ダルホド』という別人である」 という意味が込められているとも。 第2話では車にはねられて電柱に頭を強打したのに軽く足を捻挫しただけで済んでいたので、 そういう意味では完璧超人とえいるかもしれない。
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415 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:05:00.48 ID:DlXcRJtV0 - 第4話では裁判に関する一連の流れ (*14) を組み立て取り仕切っていたわけだが、
今となっては法曹界との繋がりもなく無職といって差し支えのない人間がどうしてそこまでできたのだろうか? そして、その内容の大半が過去の事件の解明に当てられているのはおかしすぎる。 第4話の犯人の動機は「証拠を捏造した贋作師の口を封じること」なのにプレイヤーがやるのは 「過去の裁判の真実を明らかにすること」。いうならば、事件とまったく関係ない点 (或真敷一座のしでかした事件の尻拭い)を重点的にやらされるのである。 結局、この裁判は自分を陥れたラスボスに対する報復と新制度のテストのために 行われた多分に私的なものといえる。利用された王泥喜はいい迷惑である。 これだけ不正をやっておきながら、エンディングにおいて「また司法試験受けてみようかな」と発言する。 エピローグでは「生きることに価値があるかぎり、人は簡単に死なない」という、 自分の師匠を含めた今までの事件で死んだ人間を愚弄するような発言をする。 今作の成歩堂は同じようなキザなセリフを随所で吐くのだがこれもことごとくスベっている。 なぜここまで成歩堂が別人になっているかというと、 上層部からの要請で もともとあったまったく別のキャラに無理矢理当て込まれて登場したから である。 そのせいか、ところどころで設定矛盾や無理矢理感がある。
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416 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:05:35.72 ID:DlXcRJtV0 - 宝月茜
初登場の『蘇る逆転』(『1』のリメイク作品)では科学捜査官を志し、時に暴走することはあっても信じた道を真っ直ぐに 突き進むキャラであった。 今作では初動捜査担当の刑事として登場するのだが… 捜査に非協力的。協力を求めるとかりんとうを食べてごまかし、酷いときは投げつけてくる。 事件現場、死体の横であろうと平気で食う。言うまでもないが、事件現場で飲食すると証拠物などが汚れてしまう危険があるため、 実際はこんなことは許されない。警察官なら知っていて当然のはずなのだが…。そもそも死人が出た場所で呑気にお菓子を食べるなど、 一体どういう神経をしているのか。 裁判中、証言台に立っている最中でも食べている。そして王泥喜にかりんとうを投げつけてくる。 協力してくれても対して役に立たず、逆に足を引っ張ることもある。 前シリーズで初動捜査を担当していた糸鋸刑事(通称:イトノコ刑事)と比べるとその差がはっきりとする。 イトノコ刑事は事件の説明役として法廷に立つことも多かったのだが、今作では彼女が現場を任されているのに法廷に立つことが異様に少なく、刑事としての印象が薄い。 また、御剣とイトノコの間にはなんだかんだで強い信頼関係があるのだが、牙琉と茜にはそういったものがまったくない。むしろ互いに嫌っている節すらある。 ストーリー全体を通して職務に対するやる気が感じられない。劇中の台詞から、志望していた科学捜査官に就けなかったことや成歩堂があんなになってしまったこと原因だと考えられるが、社会人として失格である。 というか、なぜ科学捜査官にしなかったのか。本作のプロモーションビデオで彼女は科学への熱い思いを語って「これぞ私の生きる道!」とまで断言しているし、 本作で彼女が役に立ったのは、石膏で現場の足形を取る場面や特殊な液体で毒を検出し殺人方法を立証した場面など、自前の科学捜査グッズを活用したものばかりである。 『逆転検事』シリーズでも『蘇る逆転』と同じような役割で登場している。そうなると、なぜこんな形で登場させたのかますます分からない。
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417 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:06:09.64 ID:DlXcRJtV0 - 糸鋸圭介
前シリーズでは初動捜査担当の刑事として登場。成歩堂とは敵対関係だと言いながらも、人の好さから捜査に協力してくれることも多かった。 証言台に立つことも多く、法廷パートは彼の証言を崩すことから始まると言っても過言ではない。 今作では7年前の事件の証言者として登場するのだが、成歩堂を「意気地なし」呼ばわりするなど頭ごなしにけなす。 前シリーズでは刑事と弁護士という敵対関係であるにも関わらず事件の真相究明のために成歩堂に協力し、 自身が慕う御剣や自分の(元)部下を成歩堂が冤罪から救った時も成歩堂に感謝していた。 また、『3』の最終話では友情もしくは信頼関係のようなものが芽生えた描写すらあっただけに、 今作でいきなりこんな態度を取られて戸惑ったプレイヤーも多いことだろう。 その他 『甦る逆転』に登場した原灰(はらばい)ススムが登場するが、こちらは職業が法廷係官になっている以外特に変わっていない。 警官時代の服装一式を勝手に持ち帰って法廷係官となってからもそれらを身につけているというかなりの問題行動をしているのだが、「彼ならやりかねない」と思わせる人物のためか、 あまり問題にされていない。 第1話の担当検事はシリーズ恒例の亜内検事。髪型がさらに面白いことになっているほか、 『2』の時点で忘れられていた成歩堂に覚えてもらっている。「みぬく」に難癖をつけているため、牙琉よりはまともな検事といえるだろう。 ただし後半になると(主に成歩堂のせいで)王泥喜ともどもだんだん影が薄くなり、弁護士と検事が空気な法廷という異常事態となる。 この他のキャラクターは存在を仄めかすような描写はあるものの、登場はしていない。しかし、成歩堂が上記のような出来事に巻き込まれたことから、 特に成歩堂との関係が深かったキャラクターに対しては「あの人物は何もしなかったのか?」「成歩堂を見捨てたのか?」などといわれの無い批判を受けたり、 「動きたくても動けない状況だった」として死亡説や長期の意識不明の重体説(逆転裁判の世界では死亡していても霊媒で動けるため)といったはた迷惑な珍説を流される事態に陥った。
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- 【検事資料集】逆転裁判&逆転検事240【9/20】
418 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:07:11.30 ID:DlXcRJtV0 - 証人・犯人など
今回はライバル検事が協力的なためか、事件の証人が(さまざまな理由で)グダグダな証言を繰り返してプレイヤーを苛立たせる (特に第3話で顕著)。 犯人・脇役も過去作の登場人物を焼き直したように見える人が多く、インパクト・魅力が少ない。 これは証拠品を突きつけたときの反応のパターンが少なかったり、追い詰められた犯人のリアクションが地味で、 キャラクターの印象が薄くなったりしていることも一因である。 とはいえ、第2話の被告人の父親や第4話のジャーナリストのように(良くも悪くも)キャラクターが立っている人や人格者もわずかながら存在する。 システム面・その他 新要素 主人公の"みぬく"能力は、法廷からつまみ出されないのが不思議なぐらいの言いがかり。 前作までにあった"サイコ・ロック"システムに代わるものとして導入された、 「相手の更なる証言を引き出す」能力なのだが、自分の持っている物的証拠ではなく相手の「嘘をつくときのクセ」 を手段にするという論理性・説得力の下がったシステムに不満が続出。 法廷での尋問中に汗や指の動きなどを見ただけで「あなたは○○しましたね」と 証拠もないのに言い始め、急に決め付けられて驚いている隙に「何故○○したのですか」とたたみ掛け、 「怪しい、嘘をついている」と決め付ける。 『逆転裁判』シリーズは基本的に「法廷では証拠が全て」という法体制の世界である。 現実でも「誘導尋問」や「論拠不確かな決め付け」であるとして、それこそ「異議あり」となる可能性が高い。 が、この時相手検事は一切異議を挟まず、主人公の好きなようにさせる。これではシリーズのアイデンティティの崩壊である。 しかも王泥喜が続けざまに言いがかりをつけ、証人が「言いがかりだ」と反論しつつ勝手に白状するというワンパターンの展開が 繰り返される。言いがかりとわかっているのになぜ入れたのか。 ラスボスの見抜くポイントは特にヒドい。手の甲に浮き上がる「悪魔」のような模様(正確にはシワ)、 つまりは本人の単なる身体的特徴である。……もはやフォローする気にもなれない。 これを見抜かれたラスボスは、「だから何だと言うのですか? 動揺した証人はみな有罪ですか?」と切り返している。そりゃそうだ。 ラスボスにこういうことを言わせるということは、今作の開発陣はこの「みぬく」の新システムを「所詮はただの言いがかりに過ぎない」 と解釈しているともとれる。繰り返すようだが、言いがかりとわかっているなら何故入れたのか。
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419 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:08:11.19 ID:DlXcRJtV0 - 余談であるが、最終話において登場する証人の一人の見抜くポイントは「一瞬だけシャツの腋が汗で濡れる」
という極めて判り辛いものである上、その証人の特徴的な外見(ぶっちゃければキモい)もあって(下記のムービーを参照)多くのプレイヤーを苦しめた。 一部では同作品中最難関であるとも言われている。 棒人間を使った再現ムービーにより事件の矛盾がわかりやすくなった、が… それが活用されたのは2話だけであり、あとは従来どおりの上面図やムービーそのものがなかったりとまったく活かせていない。 第3話にいたってはスキップできないムービーを十数回見せられることになるため非常にテンポが悪くなっておりプレイヤーをイラつかせる結果となっている。 この逆転裁判は全シリーズを通して、「矛盾を暴く快感」や「絶体絶命の局面から大逆転し依頼人を救い真犯人とライバル検事を打ち倒す爽快感」 などが最大の売りであるはずなのに、今作ではそういったものがほとんどない。強いて挙げれば2話しかない。 しかしその2話も、ライバル検事の牙流響也は「何もかも全てお見通し」といった様子なので爽快感も半減してしまう。 他のエピソードでは、前述のように脇役の成歩堂に美味しいところを取られたり、真犯人が決定的な証拠もないのに勝手に自白したり、 あろうことかライバル検事と裁判長がラスボスにトドメを刺したりと、爽快感もへったくれもない。 さらには、前述のように今作では明かされない矛盾や謎が山積している為「矛盾を暴く快感」もない。 もちろん、今作のキャッチコピーの「嘘を暴く快感」も同じことが言える。 BGM また証人を追い詰め、事件の真相に近づく時に流れる毎回恒例の「追求」BGM。 今回ももちろん存在するものの、流れる回数が異様に少ない。本来盛り上がるべき最終話の後編では 一回も流れない。 前述の問題点も加えてますます盛り上がらない。 全体的にネタが少ない 今までは捜査パートにおいて、相手に事件と直接関係ない証拠(「2」以降は人物も)を突き付けても結構専用のリアクションを取ってくれる事が多かった (*5) 。 それ故にプレイヤーは事件に関係あることだけでなく色々な物を突き付けて反応を見るというのが楽しみの1つでもあったのだが、今作はそれが殆どなく、 ストーリーを進めるのに関係ない証拠に関しては大抵ワンパターンなリアクションしか返してこない。人物つきつけもカットされている。容量の問題かとも思われているが、 本当にカットするべき場所は他にあるはず。
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- 【検事資料集】逆転裁判&逆転検事240【9/20】
420 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:09:11.44 ID:DlXcRJtV0 - 評価点
この手のゲームのお約束として、BGMの質は良い。前述の「追求」BGM以外にも、 主人公のメインテーマや或真敷一座のテーマなども素晴らしい出来。 また背景絵も「1」の頃と比べると格段に綺麗になっており、技術の進歩が伺える。 それだけに、追求BGMが流れる場面が少ないのが惜しいともいえる。 問題点のある登場人物ばかりではあるものの、一部の登場人物(第3話の真犯人や最終話の被告人など) の評価は概ね良好。主人公のオドロキも(少なくとも作中においては)まともな人物である他、 ラスボスもネタキャラとしては評価されている(製作側の意図したキャライメージからは大きく剥離しているだろうが)。 逆転検事2の構成に本作の反省点が露骨に活かされていること。 本作の失敗がなければあそこまで凝らなかったと大真面目に考えている人もいる。 総評 大々的に広告を打ったことも功を奏し、今作の販売数は50万本を超えて旧作より大きく増加した。しかし、以上の要素から、 心機一転して生まれた『逆転裁判』の新シリーズ1作目としては致命的と言えるほど内容の評価は厳しいものになった。 シリーズのファンには、「黒歴史」「無かった事にして普通にナルホド君を主人公に戻して欲しい」「主人公がナルホド君でなくても良いから仕切り直して欲しい」 とまで言われるハメになった。 そのためか、売り上げも十分で更なる展開も匂わせていたにも関わらず、廉価版の発売などを除いて、 続編・後続作品は現段階で製作されていない。下記の『逆転検事』で本作に登場した固有名詞が幾つか出てくるなど、 製作社サイドから黒歴史扱いを受けた訳では決してないと思われるが、新シリーズ展開が極めて大きな打撃を受けたのは確かだろう。 また、それ以前のシリーズ作品がどれも名作・傑作レベルの出来だったことからくる期待の高さも災いした。このことから、 本作は2007年のガッカリゲー筆頭であると断言してもいいであろう。 余談 シリーズで初めて外国人が登場した。
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- 【検事資料集】逆転裁判&逆転検事240【9/20】
421 :枯れた名無しの水平思考[]:2011/09/01(木) 08:09:51.07 ID:DlXcRJtV0 - その後の展開
シリーズには『なるほど!逆転裁判』というファンブックの他、多数のファンアイテムが存在する。 シリーズの人気の高さを感じさせるが、『4』に関しては殆ど無く、あっても旧シリーズとの抱合せということが多い。 のちに、『3』までの旧シリーズ時代を題材とした外伝である『逆転検事』(過去シリーズに登場した検事であり、 成歩堂の親友である御剣怜侍が主役)が発売され、こちらはまずまずの好評を得た。 法廷シーンこそないが、「従来の逆裁」といわれるほどである。 因みに同作品、時系列で言うと前シリーズ最終作『3』最終話の約1ヶ月後の(作品世界での) 3月12日から3月15日の4日間に起きた事件を追っていくという、これまでの作品では考えられない超過密スケジュールである。 検事2では3月25日から4月8日までの2週間で事件を追っていく。 この事については、前述した成歩堂が法廷から追放される原因となった裁判が 『3』最終話から約2ヵ月後の4月19日に起きたものであり、 その裁判がシナリオの期間内に起きないようにシナリオが組まれた可能性が指摘されている。 つまり、『4』の為に他のシリーズ作品のシナリオが制約を受けた可能性がある。 また同作品の中には「ガリューウェーブのライブセット」や「ワルホくん」など、『4』のネタも少なからず出ているため、 スタッフの中では黒歴史扱いされていないようだ。 コミカライズ作品で成歩堂が占い師に「将来ピアニストになる」と予言されるシーンがあり、物議を醸した。 ただ、このエピソードのラストで同じ占い師が「あんたらの間には太い絆がある。今後が楽しみだ」とも言っており、 「絆があったらあんな事になるわけがないので、悪いフラグはここで折れた(未来が変わった)」という解釈も無くはない。 いずれにしても、漫画版は時間の制約なども無く普通に進行しているため、 実際の所は単なるファンサービス(になっているかどうかはさておき)的な小ネタだと思われる。 同作者による漫画版『逆転検事』共々、パラレルワールドと割り切った方が良いだろう。 先述のように、本作は約50万本を売り上げて『逆転裁判』シリーズ中最高の大ヒット作品となった。 しかしながら、その後『逆転裁判』シリーズの正統続編は作られていない。 この一見不思議な現象に対しては「本作が低い評価を受けて『逆転裁判』というタイトル自体に悪印象がついているため」 「本作でキャラの設定や性格を大幅に改変してしまい、以後の続編で登場させる事が困難になったため」などといった憶測が飛び交っている。
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